フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

タグ:習いごと

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以前彼女が送ってくれた、ニューカレドニアの鳥です




先日、夕方、携帯に電話が・・・
バッグの中を探しているうちに、切れてしまった
確認すると「非通知」
何よ!と速攻削除
すると留守電が着信
しつこいわね・・・

するとフランス語で女の人がしゃべってる・・・
Michiko ・・・ と言ってるので、わたしだ
日本にくる・・・って?誰が?
Sophie の声ではないし、Celineは2年後にくると言ってたが
赤ちゃんができたし・・・
電波のわるい着信を聞きなおしたら、Geneviève!!
Nouvelle Calédonie ニューカレドニアに住んでいて
日本に来る予定で、わたしにSkypeで日本語を教えてと言ってきた
それで2か月くらいしてましたが、
2011年3月、東日本大震災!放射能!
来なくなりました

これはかなり前にアップしたカレドニアの写真、彼女は写っていません。
顔がでるのはちょっと、ということですので・・・このブログの数年前の記事のリンクです


その後も時々連絡をとりあってましたが
日本には来そうもない・・・
なので彼女とは思わなかった
なんでも、もと上司、今の上司、友人などなど
みなさん、日本に来て、良かった!!と言ってるので
それじゃあ行こう! となったとか

わあ、すごい!ついに会えます

今朝のメールを少し引用しますね

Merci pour tes courriels, ce matin mes congés ont été accordés du 09 novembre au 23 novembre 2019.
メールをありがとう、今朝、わたしの休暇は11月9日から23日と
承諾を得ました。

nous avons dès ce matin fait une réservation "avec annulation gratuite" sur un autre hôtel sur booking.com
今朝すぐに「キャンセル無料」の条件で別の(別の、とは→きのうすでに一つあたりを
つけていた)予約しました
・・・

XXXHôtel à ASAKUZA, regarde- le et dis nous ce que tu en penses. Il se trouve à côté de la station ASAKUSA.
浅草の XXXホテルです。(プライバシーのため、ホテル名は載せません)
それをみて、どう思うか聞かせて。浅草駅の近くです。

Sinon, My love a déjà pris les billets d'avion, ça y est tout est en place.
その他、マイラブ(ダンナ様のことを彼女はこう読ぶ)が飛行機のチケットを
とりました。これで良いわ、すべて整った。

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かんたんフランス語

ça y est.     うまくいった、これでよし    サ イ エ

tout est en place.   すべてが整った


早業!

彼らは、毎年、2、3度、お休みをとって、世界中を旅行してます
たまにフランスに帰国、でもタイとか、カリフォルニア、来年はNYに行くそう!
あ、日本の前はタヒチ!
(ダンナ様はもと軍人で、恩給が早めにでるようです。ジュネヴィエーヴさんは
オフィスで働いている)

すごく旅慣れている人たちです

(彼らが来るはずだった京都のホテルにわたしたちは
毎年、春と秋にいくようになりました。 いわゆるフランス人のいう
qualité - prix   質と価格の関係、つまり コスパ、が最高!)


いまから楽しみ!

(このところ、夏風邪を引いてしまい、長引いて更新が遅れていました。まだ薬のんでますが、まあ、なんとか)

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ご存知の方はもうご存知と思います
フランスで人気の現代作家
ミシェル・ウエルベック

なしにろゴンクール賞(日本の芥川賞と直木賞をあわせたような、つまり
最高といっていい文学賞)も受賞しており日本語訳も多数

冬ごろに、France2で、彼の新作が出た、と平積みになっている
映像を流していました
はあ、そうなの? それにアメリカでも売れていて
トランプも喜びそうな内容・・・とか

それは何だ?!とおそまきながら一冊買ってみました
(日本のアマゾンでも原書を購入できます)

まずは Soumission 「服従」
ある大学の先生が、うだつのあがらない日々を過ごし
政治情勢(実名も出てくる)、イスラム教の政治団体、教え子とのセックス
などが交互にでてきます

おりしも次回の大統領選2022年を舞台とする近未来小説
(現在の大統領はマクロンでなく前大統領のオランドになっています。
2017年の大統領選挙以前に書かれた)
極右のル・ペンを排除するため、なんと社会党からはじまって右派も
ムスリム同胞団のような、イスラム教の党に協力して
フランスがイスラム共和国になってしまう!という内容

そしてこの小説が、なんとCharlie Hébdo のテロの当日に発売
フランスの状況を予見したとして話題に!


あちこちで内乱のうわさ、混乱をさけて主人公はパリを離れ・・・
この辺の不思議な空気はよく描かれていると思いました

主人公もイスラム共和国となった、大学で教鞭をとることを
受け入れる、服従する、という結末
(文庫本の表紙、左ですが、エッフェル塔の先端が、イスラムを象徴する
三日月になっています)

しかし、女性蔑視、なにしろ最後は従属することを良しとする
(アッラーの神に)内容ですから、人の良識を逆なでするところ多々あり

ただ、宗教について、なるほど、と思ったところもありました
すなわち、カトリックの信者などがイスラムに改宗することは難しいが
無宗教、無神論者などがあるとき信仰をもち、イスラムになるほうが
あり得る。たしかに。



で、もう一冊読んでみようかな、と

それで今読んでいるのが
La carte et le territoire
「地図と領土」

こちらは長編。あるアーチスト、初めは写真家ですが
画家に転向した人物が主人公
読みやすく、Soumissionのように腹立つ?ところはありません
ゴンクール賞受賞作

だいたい、作者によると(両作に共通していますが)
ヨーロッパ、フランスはもう衰退しており、中国、ロシアが台頭している
夢も希望もない・・・というのが基調
(こういった小説を日本でだしたらどうでしょう?もう日本はダメで、中国が
最先端である・・・。反日、といわれかねませんね。この辺り、フランスらしい)

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少しフランス語を引用しましょう。わかりやすい文です。(会話ということもあり)

この小説の主人公は画家として成功をおさめるのですが
なんと作者のウエルベックに個展の解説文を頼むことにします
それを父親と話す場面(お父さんはもう引退してホームに入っている)

父親の言葉
''Il y a une petite bibliothèque à la maison de retraite; 
ホームには小さな図書館がある
j'ai lu deux de ses romans. 
彼の小説を2冊読んだよ。
C'est un bon auteur, il me semble.  
いい作家じゃないか。
C'est agréable à lire, et il a une vision assez juste de la société. 
面白いし、今の社会についてなかなか正しい視点を持っているね。
 Il t'a répondu? "
彼は返事してきたかね?

という具合(自画自賛?)


そして実際、アイルランドの草ぼうぼうの家に住んでいるという作家に会いにいき
本人登場!

主人公のJed に対してわりと親切に対応する作家におどろいて
もっと気難しい人だと思っていたJed はこう言います

Vous avez la réputation d'être très dépressif.  
あなたはとても落ち込んでいる人という評判です。
Je croyais par exemple que vous buviez beaucoup plus.
たとえばもっと大酒のみだと思っていました。

すると、ウエルベックはこう答える

Vous savez, ce sont les journalistes qui m'ont fait la réputation d'être ivrogne;
あのね、わたしが酔いどれという評判を作ったのは、記者たちだよ・・・
c'était uniquement pour parvenir à les supporter.
飲んだのはたんに彼らに耐えられるようにするためさ。

ユーモアというか皮肉というか・・・
まだこの辺までしか読んでいませんが 

作者自身が本人として登場するなど、発想がすごい

また、信じられない比較とかあちこちに見られます
たとえば、
今の若いもんは、キリストの生涯は知らないが、
スパイダーマンの生活には詳しい・・・」

YouTube に簡単な紹介の番組が載っています
(字幕つき!)
https://www.youtube.com/watch?v=Vf7jZyER3jo

スーパースター、ウエルベックという内容

たんに作家の範囲を超えて、社会学的な考察、直観を持っている
Serotonin セロトニン は ジレ・ジョーヌの運動を想わせる
さらに直観的に売れる、というかマーケティングの出来る人
一方、un romantique dépressif =  ロマン派的な悩める人 の範疇に入っていて
ラマルチーヌのような系列であり、その意味で伝統的、であるとしています

このあとに、2年前のテレビ番組に出演したものがあります(自動的に変わります)
ま、一度ごらんになってもよいかも・・・

気になる作家です!

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6月22日追記
数日前に読了。第3章はミステリー仕立てになっていて(刑事もの)一気に
読みました。しかし、目が死んで、エピローグはあとでゆっくり読みました。
人の気分をさかなでするような所もやはりありますが
現代社会の問題を多岐にわたって描いていると思います
興味のある方はぜひ!


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お久しぶりです。

わたしは、エゴン・シーレも大好きで去年ウイーンで回顧展など
あったらしく、日本にもある程度巡回するのではないか、と楽しみに

で、大ウイーン展なるものが新国立美術館で開催、シーレもあるというので
行ってきました。しかし、期待のものはほとんどなく
延々とウイーンの歴史、しかもあまり・・・
なんでも飾ればいいってもんじゃない?

分離派をやってくれればよいのに
(ウイーンには一度行きましたが、その時は古典的名画ばかりの歴史博物館、デューラー、ブリューゲルなどをみました)

それでブログの更新も遅れた?



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クリムトのこの絵は撮影OK



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これが、ポスター

カードです
自分の部屋を描いたもの
私のもっている画集には、ゴッホの「部屋」の絵の影響が
みとめられるとも。


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ほかにデッサンなどもありましたが
シーレ独特の、ごつごつとした指や腕、人間の悲しみ、苦しみを表したような
肖像、人物像はあまりなかった
ちょっと残念でした

で、散歩に



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そとは気持ちの良い5月の午後
あ、子供の日でした
ヒルズに行く途中

大きな、人が中にはいれる鯉のぼりがあり、娘と入る



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風を送ってふくらませていますが
道がなんとなく下っていて
天井はいつもふわふわ
なんか酔いそう、でした でもオモシロイ



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庭園の中にはカフェも


ヒルズで娘に早めの母の日として、Maison du Chocolat でお茶

Chocolat Chaud ショコラ・ショ(ホット・ココア)と
bonbons de chocolat ボンボン・ド・ショコラ (1個づつになってるチョコ)
 2個をたのみました

やっぱり おいしい!
(写真はありません・・・娘のがあったかな?)

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それから先日
汐留パナソニック美術館で開催中の
ギュスターヴ・モロー展に友人と

こちらは狭い場所ですが、なかなか工夫された展示で
パリのモロー美術館から何点かきていました

有名な Apparition (顕現)」もありました
(カードです)

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これは大きいままにしておきますか
全体に網の目のようにかけられた
東洋的な模様が神秘的な雰囲気を増しています

ヘロデ王に踊りの褒美をといわれ、サロメは洗礼者ヨハネの首を
所望します その首が幻影となって彼女の前に現れる



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運命の女神にひかれる「死の天使」 
わたしは前からこの絵は好きで
ドン・キホーテ、と思っていたかも
たしかに天使の羽がありますね


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これは水彩で、展示はされていませんでしたが(習作のデッサンがあったかと)
マリアの下に咲いた百合の花とその下に累々と積み重なる
殉教者たち

モローの水彩画、そういえば素晴らしい
今回はほとんどなかったですね



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全体的に Femmes fatales ファム・ファタル =運命の女、つまり男性を魅了して
破滅に導く女性、が多かったのですが、これは
清らかな女性にしか、なつくことのない、という
ユニコーン(一角獣)と女性たち

最後のほうの展示で、うつくしかった



パリのモロー美術館といえば、最初に行った時
院生でしたが、夏休みのこととて
残酷にも、

Fermeture annuelle   夏季休業中  フェルムチュール アヌエル
                (annuel は年の、年次、の意)

くそ!とドアを叩いたのは私だけではなかったはず
そのころから興味あったのかな、おそらく日本で作品を観たかと
パリに滞在中、2回行ったと思います

NHKでも放送していましたが、モローは母親を崇拝しており
きづかっていたようです。でも厳しいところもあったようで
抑圧されてたのでは??と思ったり

カードにはもちろんなかったのですが
「八つ裂きにされたオルフェウス」とかいう絵がありました
オルフェウスと思われる体が横たわって、岩場のようなところに
置かれている そばには小さな川が・・・

まあ、死とエロスは隣りあわせですね・・・


モローがお好きなら、この展覧会はお勧めです!

いつも所蔵品のルオーが多いこの美術館ですが
今回は少しで、美術学校でのモロー先生の弟子でもあり
ルオーの写っているクラス写真が展示されていました

とうとう東京地方も梅雨に入りましたか
雨の日でも美術館はよいですね

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(トップはこの日の朝いった平野神社)


朝はとてもいいお天気
しかし気温は低く、驟雨が予想される

でも、晴天はうれしい

食事のため1Fのレストランに降りていく
きょうはそんなに人がいない
先にいた夫の隣に席をとり、いつものように
バイキングのジュース、ソーセージ、パンなどをとりにいく
このホテルはリーズナブルで、しかもサラダ、果物などもたっぷり
日本食も用意されている

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         (これはホテルの隣の、旧有栖川邸とそのさくら)

食事をしていると後からフランス語がきこえてくる!
ここは西欧人がわりと宿泊しているが、フランス人はひさしぶり
それに着席しているから、これはチャンス!
今回はぜひ話してみたいと作戦?を練る

どうしよう・・・まだむこうはゆっくりしておられる様子
それで、コーヒーを取りにいき
帰ってくる途中で、あら、と気づいたふりをして(笑)
話かける

Je ne vous dérange pas?  ジュ ヌ ヴ デランジュ パ

お邪魔じゃありませんか?
とはじめるべきと思いつつ でもいつものように

Vous êtes français?  ヴ ゼト フランセ?

フランス人ですか?
とやってしまう

すると Oui. ウイ (こちらは、絶対そうだろう、とは思っているけど)

Vous habitez au Japon ou vous venez de France?

日本にお住まいですか、それともフランスからおいでで?
ときいてみる

するとフランスからで(あとでわかったが、Paul さんは76歳だそうで
お連れの女性、Laurence ロロンスさんは、たんにお友達だそう

桜はまだあまり咲いてないですよねー
というと、いや、どこどこの桜は咲いていたよ
はあ。
Paulさんは日本にくるのは quarante-deuxième fois 
なんと42回目だそう!

日本の工芸品の卸、仲買がお仕事だったそう、ああそうなのか

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文字ばかりなので、わたしの部屋からの眺めを

それで日本美術に大変お詳しく
どこどこの宗達はみたか?うーん・・・ じゃあ、等伯は?
いや、まだ(等伯も宗達も大好きですが、美術館で見るくらいで京都では
あまり見ない。奈良で仏像はみますが、旅行中、夫はわざわざ美術品は
見ない)
といったら

Vous n'avez pas honte!    恥を知れ!
とはまさか言われなかったけど、目を剥いて、びっくり!の顔をされてしまった

Et la résidence de Mieri?     
三玲邸は?
Ça se visite?
行けるんですか?
Il suffit de téléphoner.   
電話すればよい

電話予約できるそうです。
(重森三玲とは、東福寺の庭を斬新に設計した造園家です
とってもモダンで、わたしも大好き)ちいさなお家があるそう

彼らは醍醐寺に行くというので、東西線だと簡単ですよ、と教える
(ちなみに、直通は、directe という)

Paul さんは名刺をくれて、Laurence さんは、陶器に漆を塗ったものの作家
こんなカードをいただいた

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すてきな作品!
彼女の作品のサイトもありますので後でアップしますかね


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地下鉄に行くと、またそこで彼らにばったり
Paul さんは、今夜ご飯をいっしょにたべないか、と proposer してくれましたが
ダンナは復活した祇園の夜桜を見に行きたいといってたので
これは実現せず、残念

で、わたしたちは平野神社に

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きれいに咲いていました
ここは去年の台風21号で木も倒れたということ
さらにお堂も倒れ、跡形もなく片付けられていました・・・
それでなのか、いつものソメイヨシノのお庭は
入場料500円

さらにこの写真見て下さい!


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よく見える様に大きいままに 駐車場1000円!
以前はまったくタダ、だいたい神社は無料でした

これはいきすぎじゃあ??

せちがらいな・・・と思いつつ
西陣のほうに。ここは去年も歩いた場所で、昆布屋さんに

(写真はないですが・・・)
ダンナさんと話していたら、おどろいて
うちもかなり平野神社に寄進したのに・・・
それはないだろう、という口調でした

それから、フランス風タルトなどがおいしかった
プチメックの前を通りかかると、ほぼつぶれ・・・
週末のみ開店とか
せちがらい・・・去年は混んでいて、コーヒーも呑めなかった

おそらく・・・、どこかが有名、となると写真のために
どっと人が押し寄せ、インスタ映えはよいのですが
それがまた別の場所になると、そっちにどっと集まる
どうもそういうことかも・・・


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上七軒あたりの町屋
このへんたくさん風情のあるお宅があります



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千本釈迦堂の、去年はもう散っていた「おかめさくら」

それから去年の豆屋さんはだれもいなかったけど
ドアはあいていたので、何度も呼んだら
おじさんが下りてきました
お元気で良かった・・・  また、購入、またまたおみやげもいただいた


で、夜はまず
いつもの寺町に行き(もう高すぎて三嶋亭にはご無沙汰ですが)
とんかつの「かつくら」本店に早めに

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おいしいです


いよいよ、祇園のさくら

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まだ少し早めで空があかるい
去年、一昨年は人でいっぱいだった Bar が空いていたので入ってみる

めちゃくちゃ背の高い garçon  ボーイさんがいて
お酒、おつまみを注文、で、テラスにいたが、さむーいので
中にはいって、お酒1本じゃ悪いとおもってビールも注文したら
何のことはない、とっくり1つで二人分チャージ、さらに
テーブルチャージもついてて、これはちょっとボラレタな・・・

前回は、あら、お安い、と思ったけど

うーん、京都も観光化がすすんでいるよう
いつも行く寺町の Chicago という古着屋も、以前はなかなか面白いものが
あったり、Cherylも変わったこけしをみつけて買っていた
いまは観光客用の着物とかならんでいて、雰囲気もかわってしまった
ちょっと残念、それに、気を付けないと


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とはいえ祇園の桜は美しく


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でもまた驟雨がざーっと降ってきたので
あわてて帰りました
ライトアップは以前より暗めにかんじました

やたらに長くなりました。付き合って下さった方、ありがとうございます。
  続きでみていただけるよう、カテゴリは別にしました

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周辺の風景 いつ行っても緑が多く、お天気もよくてすてきな空間

いささか時間が経っていますが、年末に友人と
フィリップスコレクションに行ってきました

粒ぞろいの名画でとても良かった!
2月11日までなので、急いでアップしなければ・・・

内部は撮影できませんので、カードその他で・・・

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ポスターと同じ、なぞなぞ?風のパネル



                               
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別ヴァージョンもあります

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入り口はお正月らしいかざりつけ

さて、ダンカン・フィリップス氏(1886-1966)はアメリカの富豪
しかし大変知的な人で、奥様と二人で絵や彫刻のコレクションを私邸に展示
それが美術館となっている

作品の一部は・・・

もちろん私の偏愛するBonnard

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これは以前、森美術館だったと思いますが、東京でみました
手前の人物は棕櫚の木のかげになっていて
中景の街並みが日が当たってはっきり描かれています
細かい風景のようですが、描きすぎず、いやみがない
ステキな作品


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これは初めて見るもの
縦長です。(Bonnard は空間を制限されるのを嫌って、キャンバスを壁などにピンで
留めて、まず描き、おわったところで枠に貼りました)

この赤い服を着た作品は他にもありますネ

マチスの作品
パリのセーヌ河ぞいのアトリエ


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これも金魚鉢のものとかいろいろありますね

マチスも久しぶりに大きな作品をみられてうれしい

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これはフランスの画家、Georges Braque のちょっと変わった昨品
もっとキュビスム的なものとか、鳥のシリーズをよく目にしますね
それもありましたが、この黄色の椅子(の背)とレモン、後の植物がステキ

フィリップスさんは、ブラックの作品をたくさん持っていたとか

そして、やはりBonnard の色彩に感銘をうけて、アメリカでのコレクターとなり
アメリカで最初のボナール展を開催したそう

それはGiacometti に関しても同じで、展覧会を開催
おおきな頭の像が展示されていました
(Bonnard と Giacometti とは、わたしと趣味が同じね!なんて)

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ちらしの裏側です  右端にジャコメッティの頭部が見えます


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ちょっとぼやけていますが、今回、特別にカード集のようなものが
配られました
セザンヌとかボナールのは入っていませんが、奇数、偶数の日で2種類あり
別のほうにはいっているのがあとでこの美術館のインスタで判明・・・

ううう・・・、しかし上の中には Daumier (上左端)
下左端のブラックの変わった絵(雨が描かれてます!)が入っています
ハムの絵は、ゴーギャンです



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外にでてくるとまたベつのゆったりした時間が・・・

中にはフィリップス家の昔の食堂のミニチュアや写真などあり
Bonnard の棕櫚の木の絵が食堂に飾られていたかと
いいなあ・・・  そういう大きなお宅でないとね
(2時間くらいいたので・・・よく覚えていたのですが、もう記憶が・・・)

絵の数も多すぎず、照明がもう少し明るい方が見やすいかなと思いますが、あまり混雑もしておらずよい雰囲気でした

友人を引っ張りまわして、ロブションで遅いお昼を食べました

11にちまで
ぜひおいで下さい! 入場料がちょっとお高めですが・・・
以下が美術館のサイトです

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さて、Bonnard さんの本は何かないかしら、と
フランスのアマゾンで探して、1月中旬に着きました


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Les Exigences de l'émotion

「感動の要求」     と訳せばよいかしら

Bonnard はインテリにも関わらず(父親の方針で法学生にいったんはなった)
あまり理論をいうことはなかった(それで本も少ないのですが)
しかし、sentiment   , émotion  感情、感動 を大切にした
つまり もの を見て、その最初の感動をできるだけそのまま
内的なリアルなものとして表現することを追求していた、という

インタビュー記事と、1940年に発表された
Correspondances 書簡集が再録されています

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これは学生のときに祖母にあてた手紙で
メトロに乗って乗客の様子などを家で思い出してスケッチしている、と書いてあります
(あ、大丈夫、あとに活字が載っています)


その部分のフランス語(自分のいるところから カルチエ・ラタンには遠いが)

Heureusement il y a le métro cela m'amuse de voir ces êtres entassés 
幸いなことに、メトロがあって、詰め込まれた人々を見るのはおもしろい
ou il y a souvent de jolies figures 
そこには、しばしば美しい顔(をした人)があり
que je dessine le soir de souvenir dans mon calepin.
それを僕は夜記憶で手帳に描く

(お断り: ou  の  u にアクサン・グラーヴが、Win10になってから、どうしてもつけられず・・・ すみません)


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その絵は、こんなの
落書きみたいですが、中央の女性が美しくて気になったらしい
「試験」 について触れられているので、20歳前後ころかと思います

春休みの楽しみがひとつ増えました

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