フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

タグ:絵画

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先日、開催中の「ボッチチェリ展」に友人といってきました

トップは出口でこれだけ撮影できる、「書物の聖母」のコピーと、等身大?の
ボッチチェリの自画像(「ラーマ家の東方三博士の礼拝」から拡大したもの)

その絵の全体はこちら(はじめに展示されています)

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(お断り:ポストカードをデジカメで撮影したのは画像が悪いので、迷いましたが全体的にウフィッチのと取り替えました)

ボッチチェリはルネッサンス華やかなりしころ
メディチ家の庇護を受け、活躍
そのため、この絵でも、三博士などににメディチ家の代々の頭首を
モデルとしているとのこと(ウフイッチ美術館蔵)
右端手前に画家自身を描いています



まず多いのは宗教画です

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「書物の聖母」
美しい、人間的な聖母です
(なにしろ、普通の家庭の一室、という感じですね)

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「円形の聖母子」
人物がみな若くて、とても美しい
ボッチチェリの人物は(後期は除いて)とても美しいですね。
左端の女性、ちょっとみづらいですが
ヘアスタイルといい、袖なしワンピースという風に見えて
現代の女優さんのようです
(今カードをみたら、イタリア語のみで、フィレンツェのピッティ宮のもの
 一応こう訳しておきます。イタリア語少しはできます、わからないところはぐぐって)


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「薔薇の聖母子」だったと思います
好きな絵でしたが、カードは買わなくて
ネット上にあったので追加しました (部分)



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これは最晩年に描かれた「聖母子」
右端は聖ヨハネ
キリストを十字架から降ろす図、のイメージもあるとか
(右上に小さく十字架が見えます)


それから肖像画
人気画家であったボッチチェリは多くの注文を受けたという


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青年の像

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「美しきシモネッタの肖像」
当時、フィレンツェ一の美人と謳われた女性
もう少し淡い色、とても美しい絵です

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これもシモネッタだそうですが
ちょっと別人のようですね?
(サイト上では、この名前ではありませんでした)
構図が変わっていますね・・・



他にはフィリッポ・リッピと、息子のフィリピーノ・リッピの作品が

こちらは配られていた朝日新聞の特集のパンフ

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左がボッチチェリが弟子入りした、フィリッポの作品
右が息子  当時とても人気があったそう

メディチ家が失墜してからは
修道士サヴォナローラが力を持ち
悔い改めを呼びかけ
ボッチチェリも寓意画を描くようになります


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「アペレスの誹謗」
これは古代ギリシャにあったという絵を記述をもとに復元を試み
誹謗、罪、真実、などが人物として描かれています

サヴォナローラに影響をうけての作品は
人物が、まるで餓鬼?と思われるようなもので
芸術はやせ細った時代かと思わざるを得ません

画家の変遷、生涯をフィレンツェの歴史と共に見ることができました

「ヴィーナスの誕生」や、「春」が来ることはまずないと思われるので
日本で見ることのできるかなり素晴らしい展示と言えるでしょう
ウフィッツィには数回いきましたが、なにしろ名画だらけで
ゆっくり他の作品を見ることはあまりなかったと思います

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ところで
去年の秋ごろだったか
ボッチチェリの絵の人物をみていたら、ふと、アニメ(マンガ)に似ているかも
と思いました
(多分これを見ていたか、ルーブルのフレスコ画追加します)
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この後のダヴィンチや、ミケランジェロの大天才とは違って
そこまで写実的ではなく、陰影、遠近法も限られています

朝日のパンフの解説にも
(監修した美術史家、アレッサンドロ・チェッキ氏による)
・・・人物像は写実的ではなく、・・・理想化されている。明暗や立体感ではなく、優美な線や細微な装飾性、洗練された色彩が、彼の作品の美しさを作り出しています・・・」
日本文化とも通じる部分があるのではないか、という意見


たしかに、日本画は遠近法はなく(江戸時代に取り入れているものもありますが)
ヴォリュームではなく線が主要です。浮世絵しかり、
そしてアニメの絵も、線で描かれている
西洋に認められた、藤田嗣治の絵もそうです
そういった共通点はありますね

まあ、そんなことを考えてみました
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上野の都美術館で4月3日まで開催中
機会があればぜひ行ってごらんになると良いでしょう

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久しぶりに美術展に友人と行ってきました

丸の内の三菱一号館美術館で、5月24日までです

きゅうきょ、どれを見に行くか、ということになり
わたしの好きな、ボナール Pierre Bonnard の入っている
この展示に

入口には、ルノワールの少女像と

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ボナールの 「革命記念日のパリ、パルマ街(1890年)

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中から、お庭、ブリック・スクエア、というのかな
陽射しがまぶしい

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展示作品は、大作、とても有名、というわけでもありませんが
小さ目で気分の和むかんじの絵が多い
コレクターが女性というせいもあるのでしょう

部屋に飾ったらうれしいような(それは絶対無理! ですが)
ブーダン、マネ、モネ、ドガ、などの作品

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セザンヌのリンゴのある静物

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ルノアール、「アンリオ夫人」
見覚えのある顔だと思ったら
この人を描いたものは16枚あるそう

作品は、カタログをもう買わないので
パンフレットにも少なく、説明にちょっと困るのですが

ボナールに限定してみると
以前の展覧会(パリを含む)や、カタログで見たものとの
テーマの共通性がみとめられました

この次の画像は、展示されているものです

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これはネット上から拝借
フランス人は戸外で食事をするのが好きですが、ましてや
ボナールが後半生で居をかまえた南仏の、ル・カネの「ボスケ」
と名付けられた家は、そのまま絵の舞台となっています


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以前見た、この絵を思い出しました。
まあ、テーブルクロスがおなじです。
木も似ています
こちらは巨大な絵で、しかも大変横長
ボナールはキャンバスを枠に張らずに、壁にピンで留めて
描いていき、適当なところで終わったそうです
ですので変形の絵がかなりあります

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これもそうですね

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これと同じ、と思われる花瓶の別の花の作品もありました


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お昼はとなりのロブションのカフェで
クレープをいただきました
そのあと、あれこれ話して
くつろぐひとときを感謝

他の作品に関しては
画像を取り込めなくなっているので
ワシントン・・・のサイトのリンクを貼りますか


1番目   Two dogs in a deserted street
2             The cab horse
4             Table set in a garden

画像をクリックすると大きくなります

「ミモザのある階段」の絵は
ポーラ美術館にあるものが同じシリーズのようです
展示されているものは、階段が少なくて、ミモザがもっと大きかったように思う


ミモザの絵は特別な感じがします
晩年に Atelier au mimosa
という傑作があり(ポンピドーセンター所蔵)
ボナールさんのアトリエの窓からミモザの黄色い花が見え
室内が赤くそまって、隅に、もういない妻でモデルのマルトの姿が
ぼんやり見えます


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マニャックな話になってきましたが
ボナールを偏愛している私
いつからかな?MOMAに行った時には、マチスを必死に探していたので
多分、油絵を習い始めてからかと思います 14,5年かな
色彩と形が実にうまく考えられている・・・
(この絵は、黄色と赤のハーモニーとも考えられますが
それが、ミモザと室内の光(壁)として現実のものを指し、まったくの抽象でなく
白は、窓枠や手すりへの光の反射、椅子、遠くの家の壁など、としての役割も持っています)


いろいろ想像もして楽しい一日でした

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都美術館で開催中のターナー展
 
(今週はちょっと体調悪く、休講、ジムもお休みで
少し元気になったのでこれを書こうと 行ったのは10月18日です)
 
ターナーは以前から好きでしたが、日本ではあまり見られず
ロンドンのテイト・ギャラリーで見ました。
イギリスには一度しか行ったことがありません。
 
その時のものと、パリでの大展覧会がおそらく
ごっちゃになっているらしい
一緒に行った友人と話していて気が付きました。
 
現在はテイト・モダンとなっている美術館から
多くの作品がきています
 
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ジュネーヴの風景
(絵葉書を買ったもの)
もともと水彩画家として人気を博し
早くからその実力は認められていました
 
しかし、それに飽き足らず、様々なテーマを追求
 
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ここでは、「崇高」を自然の中に求めたとされる
「グリゾン州の雪崩」
雪の迫力がものすごく、なにかアニメを思わせる
(会場で配られる朝日新聞号外に掲載されていたもの)
 
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これも新聞から
「チャイルド・ハロルドの巡礼」
バイロンの詩によるもの
(折れ目がついてますが
 
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戦争にも題材をとったものが多くありますが
「平和ー水葬」
 
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しかし、なんといってもファンが好きなのは
ベニスを描いたもの
「ヴェネツイア、嘆きの橋」
この作品はまだかなり写実的
でも水に映る影が独特で
まるで人々が水から立ち上がっているように
わたしには思えます
 
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これも絵葉書です
同じベニスでも
前景は人物が細かく描かれていますが
後ろの建物はフラットに陰影なく塗りつぶされた感じです
 
 
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印象派の元祖、先駆、などといわれる
ほとんど抽象的な作品
夕日を描いたものとされますが
実は晩年の作品は、完成していたものか
未完成か、わからないものが多いそうです
 
というのも、背景の風景を描いておいて
あとで人物を描きいれることも多かったとか
意識的に抽象だったかどうか
その辺は意見がわかれるそうです
 
となると、私(たち)の好きなターナーは本当のターナーかどうか
わからない点があるということに
 
とはいえ、光の変化を追求して
色彩の美しいことには変わりなく
会場には色彩のエチュードが何枚もあります
色をおくだけで、そこに空間が出現している
海のようだったり、朝のバラ色の空のようだったり
 
時代の先を行き、印象派に大きな影響を与えたことは
疑う余地はありません
 
当時、絵画アカデミーでは
宗教画(神話)、歴史画が重要なものとされ
風景画は低い位置にありました
それはフランスでも同じことで
風俗画(生活を描いたもの)も低く見られ
印象派が風景や庶民の水遊び、酒場などの
身近な題材を扱い、それが注目を集めるようになったのは
たいへん新しいことだったのです
 
ターナーは風景の中に文学的要素を取り入れることにより
(チャイルド・ハロルドなど)みずからの位置を高めようとしたとのことです
たとえばほぼ同時代のフランスの画家、ドラクロアが
サン・シュルピス教会に壁画を描くようにはいかなかった
カトリックの国ではないから
 
 
 
ところで、イギリスにあるもっとも偉大な絵画は何か?
という問いに、イギリス人は、迷うことなく
ターナーの「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール号」を
選んだということです
「美の巨人たち」で放送されていました
あー、ターナーらしい絵がこないな?、と思っていましたが
この放送を見てやはり見に行くことに
 
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ネット上で拝借しました
ナポレオンと闘い勝利をおさめたネルソン提督率いる艦隊
それも損傷が激しく解体される運命に・・・
テメレール号はうしろに白く亡霊のように描かれています
 
またこの絵は、007最新作、スカイフォールにも出てくるとの指摘
それで録画を見てみると
ナショナルギャラリーで待ち合わせて
若い Q から
ハイテク武器を受け取るところの背景になっています
時代遅れになりつつある 007
イギリス人であればすぐにこの絵がある意味がわかるという仕掛け・・・
 
上野の都美術館で12月18日まで開催中
ぜひどうぞ
 
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竹橋の国立近代美術館で
フランシス・ベーコン展開催中
(オフィシャルサイトはこちらhttp://bacon.exhn.jp/ )
 
アイルランド出身、1992年他界
ロンドンで活躍
 
トップの画像はわたしの持っている画集です
画家の存命中に出版されたもので
1985年まで経歴がのっています
パリで買いましたが、NYで出版、英語です
 
これは自画像
ベーコンは具象画家です
でも、ご覧のとおりデフォルメされています
 
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これがベーコン
有名な哲学者、フランシス・ベーコンの異母兄弟の直系の子孫とか
 
ところで木曜日は東京、春の陽気のすばらしい日
友人の提案で九段下で地下鉄をおり、
千鳥ヶ淵、北の丸公園を通り抜けて
まずはお花見
満開の桜にレンギョウ、コブシ、カイドウ、ボケなど、スイセンも今咲いています
カメラを忘れたので写真はありませんが、皆様もお花見なさったことでしょう
 
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まずはお昼を食べて、やっと展覧会に
 
ところで、ベーコン大大好きなのですが、
「ベーコン展」というものに行くのははじめて
日本では30年ぶりとか、フランスでもなかったように思います
パリ滞在中、ポンピドー・センターで見て
すばらしい!
ファンになりましたが
なかなか見る機会はなかった
一度には2,3枚程度です
 
まえおきが長いですが
 
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あれ、小さいな
わたしの画集ではモノクロなのでネットから拝借
のっけからこれがあります
というのもベーコンは初期の作品は全部破棄したから
もうベーコン、になってからのものしかないという
 
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わたしがこの展示で好きだった
「屈む裸体のための習作」
ポストカードを買いました
(画集にもカラー写真あり)
 
その後はエイゼンシュタインの映画に影響された叫びのある絵
 
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これはポスターに使用されています
 
さらに、ベラスケスの法王イノセントXにインスピレーションを受けたシリーズ
 
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これは展示にはありません
ポンピドー・センターでポスターを買ってきて
パリで部屋のドアに張っていたのはおそらくこれです
(ヴァリエーションがあるので)
夫に気味悪がられた
まあ、そうかもしれません
なんというか、この世を飛び出しそうな感じがよかった
 
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その後、色彩を求めてベーコンはゴッホに興味を持ち
ゴッホの肖像画を何枚も描きます
展示のものとは少し違いますが色彩の感じは
おわかりになるでしょう
 
会場ではたしかこの対面にスフィンクスのシリーズが
色が美しい
 
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下のピンクとオレンジの作品は国立近代美術館が所蔵する作品
以前常設展示でみました
スフィンクスの形をかりた肖像画
 
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展示は次に、友人の顔の3枚つづきがあります(ちらしです)
これは実際はこんな感じ
 
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いや、ちょっとちがいますね
ルシアン・フロイドのほうかな
 
 
その後はいかにもベーコン的な
身体がねじまがり、一部が溶け、透明になったり
分離したフィギアがつづきます
 
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3つの人物像と肖像
 
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ドアにめり込むようにして、手はノブをまわして
あけようとしているのか?
解説では死への扉をあける、という
 
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最後の部屋はこの画家独特の
トリプティク( triptych)
三連画 (キリスト教の祭壇画に多くみられる)が
いくつか展示されています
この作品があったと思います
「ジョン・エドワーズの肖像のための三習作」
 
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上は最後の作品といわれる三連画
 
ほかにベーコンにインスパイアされたという
舞踏(土方巽)のビデオ(すごいです)
ダンスのビデオも
 
2時をすぎてだんだん込み合ってきました
老若男女を問わずいろいろな人がきてました
 
やはり部屋が狭い、天井が低いので、その辺はパリと
比較してしまうのですが
ベーコンをこんなにたくさん一度に見るのは
本当にはじめて
有難いというか、うれしいというか
信じられないというか
至福のときでした
 
もう一度行きたいかも
 
=================
 
ベーコンは、人生に意味はない、と言っています
それは犬のくそ(dog-shit)のようなもの(会場の壁に)
 
でも、わたしたちが生きている間に
それに意味を与えるのだ。意味を与えるある種の態度を創造するのだ、と。
それ自体には意味がないとしても。
 
' I think of life meeningless; but we give it meaning during our own existence. 
 We create cedrtain attitiudes which give it a meaning while we exist,
though they in themselves are meaningless, really.''  (画集からの引用)
 
 
===================
わたしの印象ですが、やはり人間は
描かれたものの中に、自ら=人間を見出したいものなのかと
抽象画は人間的要素の感じられないものは
共感を得られなくなってきているのかもしれない
と思いました
 
ともかくベーコンのものすごい想像力
充分たのしみました
5月26日まで開催中
ぜひいらしてみて下さい
 
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先日、友人と、アンソールの展覧会にいってきました
新宿の損保美術館(11月11日まで)
アンソールはベルギーの画家(1860-1949)
フランドル絵画(レンブラント、ルーベンスを代表とする)の系譜のなかで
見て行こうというものです。
 
レンブラントの自画像を模写したもの、ルーベンスの小品
17世紀あたりから、また同時代の作品も展示されています
 
トップの写真は、この展覧会のポスターにもなっている
「陰謀」
仮面をまとった人々に囲まれる男性・・・どんな陰謀に巻き込まれていくのでしょう?
 
「写実と幻想の系譜」という視点ですが
レンブラントたちの写実に対して、
ブリューゲルの幻想的な(寓意的な)絵画
この両方の流れのなかにある、ということのよう
 
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こんな日常の風景を描いたものもあります
 
 
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こちらは購入したカードのため、画像が鮮明ではないのですが
当時の日本趣味、侍を描いたうちわなどが見られます
 
しかし、なんといってもアンソールといえば
ガイコツなども描かれた幻想、異様な場面が有名
 
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静物画ではありますが、左端に不思議な人物
 
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特徴的な赤(茶)、ブルー、黄色、白のうつくしい静物画
 
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ガイコツの頭をした自画像  「絵を描く骸骨」
 
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「首つり死体を奪いあう骸骨たち」   
これは以前、日本の別の展覧会で見ました
ガイコツは、中世からの danse macabre  死の舞踏との関連として
解説されていました
 
 
日本美術の影響で、鬼 のような キリスト像 という
 
 
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木彫の仁王さまのようでもある
 
 
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これはちらしの一部、トップの絵ですが、
よくみると赤い服の女性の肩には、髪のない日本人形が
また、奥の茶色の顔は山伏のようにも見えます
 
 
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これは当日は展示されていなかった(カタログには載っています)
ルーベンス風の自画像のある群衆の図
 
 
実は、アンソールを知ったのは、フランス19世紀の詩人、
ボードレールを勉強しているなかで、
「群衆」という散文詩(「パリの憂鬱」)との関連です
芸術家は世の中の思想、とまでいわなくとも
気分を敏感に感じ取って、人々に先立って表現するものです
 
一節を引用しましょう
 
「大勢の人波のなかに身を浸すのは誰にでもできるものではない。
群衆を楽しむにはそれなりの技がある。・・・
 
多数と孤独。活き活きと多くを生み出す詩人にとっては、このふたつの言葉は
同じ価値をもち・・・
 
詩人は思い通りに自分であったりまた別人であったりできるという
比類ない特権に恵まれている。肉体を探し求める、あのさ迷える魂のように
望むときにどんな人間のなかにもすべりこむ・・・ 」
(拙訳 大学書林語学文庫 をすこし改訳)
 
そんな大都市(19世紀の産物)の中での
人々のもつ孤独と一体感の感覚をアンソールも描いていると考えられます
 
日本ではあまりみる機会のない、アンソールの絵を
ご紹介しました
今月1日に行ったのですが、感謝デーとかで入場無料
かなりの観客が訪れていました
 
来月まで開催中、興味のある方はおいでになったらいかが?
小さ目の美術館で、常設のゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンの絵もみられます
 
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