辞書を見ると、南仏プロンヴァンス風魚介スープ。
魚、エビなどをサフラン、にんにく、トマトなどと煮たもの。
とあります。
名前は聞くけれど、あまり日本ではお目にかからない(少なくともわたしは)料理かもしれません。
もともとは、捕れたばかりの小魚を煮込んで、魚のスープ、
soupe de poissons というものがあり、これが豪華、高級料理に発展したもののようです。
フランスでもスープの中に魚介類が入っているものもありますが、
それは違う!
本場、マルセイユの旧港で食べる本式ブイヤベースは、
魚類と、スープが別に出てきます。
そして、好きな魚介類を自分のお皿にとりわけ、スープをかけて、さらに
調味料として、アイオリ(にんにく入りマヨネーズのようなもの)をまぜて頂く。
大変おいしいです。魚はいろいろですが、ラスカス、rascasseつまり日本でいうかさご、の類は欠かせないそうです。ほかに、rouget など。
しかし。
その量たるや、半端ではありません。
だいたい、どんな料理でも、一皿の量は日本の倍くらい、ということがおおいのですが、ブイヤベースは、とにかく2人前頼んでも
え?5人分??? と言うくらい山盛りに出てきます。
もったいないですー。
ま、マルセイユの人は平らげるんでしょう。
日本でフレンチというと、やっぱり会席料理のように、
ひとつひとつは少量で、前菜から魚、肉、スープ等等、6~7皿になることが多いですよね。
文化の違いが現れてしまいます。
それから、サフランはとても貴重で高価な調味料。これが本物でなければなりません。
以上が ブイヤベースのあらましです。
ちょっと家庭で作るというわけには、いかないようですね、これは。
写真はフランスのサイトから拝借しました。上は材料の魚、ラスカスなど。下がマルセイユ風のブイヤベース。
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