フランス最入国のときは、一部のモロッコ青年は、空港の建物に入る以前に、係官に足止めを食わされていた。ちゃんとパスポートも持っているようだったが、それも一時預けることに。
家族連れの人々は問題なく通過していった。移民問題の一端を垣間見た気がした。
パリにはもちろん無事帰ったが、8月も末のこと、ドゴール空港はヴァカンス帰りの人々でごったがえしていた。
というわけなのだが、夫が食べ物が会わなかった、ということ以外、モロッコの旅は楽しかった。
フランス語は話すがまったく別の世界。人々はおそらく、神を信仰し、コミュニティに属して、現代の日本人ともまったく別の精神生活を送っているように思えた。
なんとなく、まったりとしている午後。暑さのせいもあるだろう。いざ市場、スークが佳境に入ると、圧倒的な祝祭の気分。このエネルギーはどこからでてくるのだろう?それが不思議でならなかった。
で、写真はマラケシュのスーク(ちなみに、スーク全体が世界遺産に指定されている)の中の色彩豊かな扉。
マチスにモロッコの絵がたくさんある。あかるい陽光が、画家に大きな影響を与えたといわれる。わたしには、これらの扉もマチス的に思えた。
はじめのロバは、けっこう街中でもみかける。
美しい扉たち。なかには何があるのだろう。
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