フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

カテゴリ: パリのパサージュ(Passage

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パサージュ・デ・パノラマの写真は使い捨てカメラで撮影したものがほとんどで、デジタルのものがなかった。
で、今日は、簡単にパサージュの記事をまとめてフランス語で書いてみた。

(お断り:アクサン記号は表示できませんので、アクサンなしです)

Les Passages de Paris a la mode a la premiere moitie du 19e siecle et puis demodes a cause des cafes terrasses de la periode Hausmann,
attirent de nouveau les promeneurs.

En voici deux exemples, le Passage des Panoramas et le Passage
Jouffroy, ce dernier, marque par le Musee Grevin.

(Vous trouvrez egalement les autres photos de ces passages parisiens
dans les 3 articles precedents, avec une amie francaise. )

写真はそれぞれ、パノラマと蝋人形館の別のもの

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さて、ジュフロワのことは少し書いたが、モンマルトル大通り(オスマン大通りの東のつづき)をはさんで南側にあるのが、このパノラマ・パッサージュである。パノラマとは、現在でも「目の前に広大なパノラマが広がって・・・」などと使われることもある表現からきている。ここでは19世紀に流行した、一種の見世物小屋で、内部に円筒状に幕をはって、そこに様々な風景=パノラマ、をあたかもそこに行ったかのように、中に入った人々に見せるものであった。

現在ではもちろん、このパノラマはない。ちょっと調べてみたら、現在でもルツェルン(スイス)には修復復元されたものがあるという。

ジュフロワの呼び物が蝋人形館であったとすれば、こちらはもちろん、その名がついたパノラマだった。

現在では、レトロな本屋さん、カフェというよりは、ティー・ルームとよびたくなるような、木彫り装飾が美しいお店があったりする。また、それぞれのお店の看板もいろいろで楽しい。もちろんそこでセリーヌちゃんとお茶をしたが、その写真はわたしも写っているので。。。

どちらのパサージュもメトロはリシュリュー・ドゥルオ、9番線でラファイエットの隣だから、歩いても十分近いわけだ。(まだまだつづく)

(ごめんなさい。パノラマ小路の写真が見つからない・・・少しお待ちを。別のパサージュの入り口)

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パサージュは、そうはいっても地味な空間。パリにはじめて来たような人がわざわざ行ったりはしないだろう。

セリーヌちゃんと会うときも、目的地は Musee Grevin グレヴァン美術館、とはパリの蝋人形館のことである。ルーアンに住み、ノルマンディーの大きな港町、ル・アーヴル(アルセーヌ・ルパンなどの舞台)出身の彼女は、パリに来ると、いわば「おのぼりさん」のところもあるのだ。

へえ、有名人の蝋人形か・・・本人に会えるならまだしも、とあまり気乗りがしなかった私。ところが地図を見てみると、行きたかったパサージュがいろいろある場所と同じ!それで決定。

サン・ラザール駅の時計の塔の下で待ち合わせ、しばらく歩くと、ショセ・ダンタン、オスマン大通りであり、すぐ近くなのだ。ショセ・ダンタンには日本人にもおなじみのデパート、プランタンやギャルリー・ラファイエットがある。

蝋人形はもちろんフランスの有名人が多い。日本でも知られていそうな人としては、シャンソン歌手アズナブール、哲学者サルトル、サッカーのジダン、そしてジャン・レノなど。2001年に大改装されており、劇場や、部屋を訪れるような趣向もある。外国のスターは伝説のプレスリーやジミヘン、ごく最近ジェニファー・ロペスが入ったとホームページは伝えている。

蝋人形はリアルでもあり、ちょっと不気味でもある。

そして、人形制作の過程を解説したビデオ、パーツの見本などの部屋もある。

すべてを見終わって、重いドアをあけて外にでると、そこがパッサージュ・ジュフロワだった。レトロなパリがそこでまっていてくれたのだ。(つづく)

(写真は哲学者サルトル・・・パリのカフェの雰囲気 セリーヌちゃんとジャン・レノ)[[img(http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php,1,1, )]]

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セリーヌちゃんと最初に会った、2年前の冬、パリでパサージュに行った。
passage とは通路、を意味するが、ここではガラス屋根のついた「アーケード街」のことである。パリでは19世紀の初頭、ショッピングと散歩の場として、とても人気を博した。しかしその後、街全体がオスマンのパリ大改造によって、通りも広くなり、整備されるにしたがって、オープンカフェ、カフェテラスに人々は移っていった。

それでもパサージュのいくつかは消えることなく存続し、ここ最近またおしゃれなお店も出来て、人々を集め始めている。

2月という寒い時期でもあり、屋根つきの商店街は散策にはもってこい、というわけだ。

写真はパサージュ・ジュフロワ( Passage Jouffroy )(この項続く)

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