フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2024年08月

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
にほんブログ村

少し細かい文法であるとか、語彙について
書いて行こうと思います


ニュース(les information, les infos とも略す)

また、映画などででてきた表現を取り上げます





s'en sortir


   Il va s'en sortir?


 

    彼は大丈夫かしら? (字幕は 助かるかな?)

昨日アップした映画、「すべてうまくいきますように」
から


お父さんが脳卒中で倒れて病院で酸素などにつながれています

脳卒中はAVC アヴェセとそのまま発音します

AVC - Définitions, synonymes, prononciation, exemples | Dico en ligne Le Robert

これは Accident Vasculaire Cérébral   の
頭文字をとったものです
(ちなみに、アラン・ドロンもこれで療養中だったとか)


では、順番に説明

sortir     一般的に外出する(遊びに行く)
    Il sort souvent le soir avec des amis.
                彼はよく友人と夜(夕方)出かける。

他動詞もあります

   何かを出す、という意味

    Elle sort un billet de son portefeuille.
           彼女は財布から1枚のお札を取り出す。

        この例文は古い感じですかね?
  
   Elle a sorti son smartphone de sa pochette.
                (他動詞の場合、複合過去はavoir を用いる)
    彼女はポシェットからスマホを取り出す。


で、

se sortir   

  ある状態から抜け出る

  初めの例文は、これが近い未来(aller +不定詞)になっており

   Il va s'en sortir?

           難局を切り抜ける

 辞書には、se sortir d'un mauvais pas

    とあり、de ( d')  からでて来る、という風に考えればよいかと
 de  がついていると 代名詞は en  になりましたね

 で
 s'en sortir   で、危険な状態から抜けでる


 と考えればよいでしょう


これだけでもかなり長くなったので
また次に

参考にしてください

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
にほんブログ村

  





にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ

にほんブログ村
IMG_8738

  
でている画像は形式が違ってアップできませんので
  写真に撮りました。悪しからず。

なかなか映画館に行けない私

7月はWowowでフランス映画特集でした

たいていはカンヌ映画祭の5月にありますが
今年はパリオリンピックのせいでしょうか

しかしまさにオリンピックを見ていた
(柔道、マラソンなど。フェンシングは見逃し
馬術はあまり放送されず、ブレイキンはみました)

それで今になって見ています

フランソワ・オゾンという監督を知っていますか?
わたしはあまり好きではないのですが
友人(日本人)が好きで、録画してみました

他にもいろいろでみなかったものもありますが

ちょっとご紹介

まず、「わたしがやりました」

原題 Mon crime (わたしの犯罪)

これはタイトルからして、ミステリー
どんでん返しもあり、エンターテイメントで
楽しめます




日本語の予告編もありました





ストーリーはこれをみればだいたいわかります

俳優としては、わたしの好きな
ロメール監督の常連だった
ファブリス・ルキーニが、マヌケな警察のお偉いさんを
演じています





次は、L'Amant double   (二重の愛人)
  邦題は「螺旋階段の恋人」

かなりエロチックなミステリー
双子、がモチーフになっていて
Ozon らしく気持悪いところが・・・


ちなみに、amant  とは愛人(男性)で、女性は普通
 maîtresse  といいます









最後は
Tout s'est bien passé   (すべてうまく行った)
邦題は 「すべてうまくいきますように」

Sophie Marceau  ソフィー・マルソーと
これも私の好きな、André Dussollier が主演
彼は、麻痺した顔ででてきて
ガンコ親父を演じています
かなりシリアスな安楽死がテーマ

(DussollierさんはProustのテキストを読むのがめちゃうまく
本を読むよりわかりやすくて、尊敬します)

テーマとしては重いですが、これが一番よかったかも





これも日本語のありました。昨年公開
ご覧になった方もあるでしょう



================

その他は

先日亡くなった、アランドロンも出演の
「冒険者たち」

これ、何度みてもよいですね・・・




日本では真似のできない不倫の・・・
え?どこが?


さらに、ルネ・クレマン監督の
La course du lièvre à travers le champ

邦題は 天使は狼の匂い




フランス語版で英語の字幕がついています
なぜか予告編は映画を逆に紹介しています


Alice in Wonderland と関係があって
最後の(ここでは最初の)ビー玉が転がって
二人で射撃するところだけをずっと前に見て
どの映画かわからなかったのですが、(調べればわかったでしょうけど)これで判明

のんびりした感じの不思議な犯罪映画です
Trintignan のファンなので






他に、新作では
エッフェル塔建築のエッフェルの苦悩と愛を描いた


エッフェル塔、創造者の愛



エッフェルはロマン・デュリスが演じています





Simone, le voyage du siècle
シモーヌ、フランスに最も愛された政治家







これも良かったのですが、フラッシュバックが多くて
彼女の自叙伝を読み直そうと思っています

以前、Veil氏が亡くなり、パンテオンに埋葬されたときに
記事を書きました

映画としてはシモーヌを演じた女優さんが
あまり雰囲気があっていないような気がしましたが
若い時の女優さんははつらつとして良かった


今はレンタルとかはあまりなく?
Netflix , U-Next  などでみられそうです


オゾン以外はランダムに放送されたものを
ご紹介しました


にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ