
2日目は、尾道の町、坂道を散策しようとでかける
まずは、ロープウエイで千光寺に
(尾道に連泊はしない、荷物は乗り場で預かってくれる)
しかし、小雨の予報とはうらはらに雨足はだんだん強く!
尾道水道は雨にけむり、きのうバスで渡った橋も
かすかにしか見えない

千光寺はとても小さなお寺で
坂にへばりつくように建っている
雨がひどく下るしかない感じ

三重塔 とにかく必死にシャッターは押す

小津の映画、「東京物語」にでてくるような瓦屋根の家
電車から見た感じでは、尾道駅に入る手前、浄土寺(夜ライトアップされていて
これがド派手でおどろいた)の方面に多いよう

しかし、そんなことは言ってられないほどの土砂降りで
もうどんどん坂道を必死で降りました

ちょっと気になった石畳をパチリ
しかし、工事のおじさんも撮れていたか・・・
出かける前に、夫が「東京物語」のDVDを借りてきて
わたしは、もう4,5回はみたからいいや、と思いましたが
つい、また見てしまいました

これは映画の、ほぼ最後のカット
こういう感じで尾道水道を眺めてみたかったのですが
それはまたの機会に・・・ (テレビの画面を撮影したものです)
わたしの折り畳み傘が小さかったせいもあって、びしょ濡れ・・・
さいわい、線路を渡ると、アーケード街があり
暖かそうな珈琲店に入りました
おばさま方がワッフルをお召し上がりで大勢のお客が
私たちはココアを飲み、お昼の感じで、ピツア1個を注文
もうあきらめて
山陽本線で、岡山までは1時間半くらい、そこで乗り換えて
その夜泊まる、児島に

これはどの駅だっけ、フランス語を書いた
白いきれいな電車が止まっていました
LA MER/ LA MONTAGNE/ LE CIEL
海 山 空

La Malle de Bois ラ・マル・ドゥ・ボワ
木のスーツケース というような意味
この電車自体が大きなスーツケースのようなもの、というコンセプトらしい
こんな電車に乗ってみるのも楽しいかも

児島は、瀬戸大橋の起点
この先は四国の坂出市
これも雨にけむって、ホテルの部屋の窓からの絶景なのですが
すこしぼやけています(これ、わたしの撮影した実際の写真です)
2日目はこれで終わり
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「東京物語」から、ずっと尾道に憧れていましたが、 はじめはフランスで見ました。その度に違う感慨が
最初は、せっかく田舎から出てきた両親に、子供たちがひどいなと感じました
とくに杉村春子の娘が(それは、彼女のうまさなんだけど)
その次は日本で。
笠智衆と東山千栄子の二人が上京の準備で荷物を作っているところが
印象に残りました
わたしも両親にフランスに1か月来てもらったので、そのときはあんなふうに
どこに何を入れた、などと話していたのだろうと
(その当時尾道から東京まで15時間かかったとか、今ならパリに行ける)
そして今回は、最後に原節子が、笠智衆に、これから一人でどうなるのか
不安になることがある・・・と告白する場面、映画の最後です
自分が年齢を重ねて、親、子、との関係も変わっていく中
さまざまな見方ができ、本当に名作だと思います
ともかく、尾道に行きました。尾道水道は、向島がすぐ目の前で
運河のようでもあり、独特の趣が・・・ 素晴らしい!
(あまり良い写真がないのが残念・・・)
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