フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2017年01月

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写真はサイトから拝借、上左、セザール賞授賞式、右、ヒロシマ・モナムール
        下、「アムール」から


フランスの女優、エマニュエル・リヴァさんが死去

France 2 の以下のサイトで

2013年にセザール賞(フランスの映画賞)を受賞、当時85歳
(授賞式の模様)

そして彼女がジャン・ルイ・トランティニアンと共演したこの映画
「アムール」の映像

次第に正気を失っていく(認知症となる)女性を演じました。


César de la meilleure actrice en 2013, Emmanuelle Riva. Dans "Amour", aux côtés de Jean-Louis Trintignant, elle interprétait cette vieille dame qui perd peu à peu la tête. Elle était donc revenue sous les feux de la rampe à 85 ans, après une longue et discrète carrière. Des dizaines de pièces et de films. Elle tourne dans Thérèse Desqueyroux avec Philippe Noiret. Mais la révélation se fut en 1959 avec "Hiroshima mon amour" d'Alain Resnais.

ところで、彼女が世に出たのは、1959年のアラン・レネ監督の
「ヒロシマ・モナムール」でした


Son dernier rôle le 8 mars prochain

Femme réservée, exigeante, elle n'avait peur d'aucun rôle. "Il n'y a jamais de difficulté à partir du moment où on est adoptée dans un personnage", expliquait-elle à l'époque. Mais sa dernière apparition est un total contre-emploi, comme un clin d’œil à toute sa carrière. Un rôle comique, ce sera le 8 mars prochain dans Paris pieds nus avec Pierre Richard.

控えめでしかし自分に厳しい彼女は、どんな役も恐れませんでした。
「むつかしい、ということはありません、その役に受け入れられさえすれば(その瞬間から)」 (・・・)

彼女の最後の作品は3月8日に封切られる Paris pieds nus ([パリを裸足で」かな)コミカルなものです。
(だいたいの内容を訳しました。引用したフランス語はナレーション、ほぼそのままです)

さいきん、プリンストンにいる友人(彼女も大学で教えていましたが、ダンナ様の再度の赴任で、少し早めに退職)と、学生さんにどんな教材がよいか、
「ヒロシマ・モナムール」(邦題は、(24時間の情事」)なんかも良いわね、と
あれこれ、メールでやりとりしていました。

で、「アムール」も見たのですが、彼女であるとは知りませんでした!
素晴らしい演技(とも思えない自然さで)でした

派手、ではないのですが、こういう女優さんもいるのですね
素晴らしいキャリアだったと感じます

「アムール」のほうは、年代によってはあまり見たくないかも知れませんが
機会があれば、ぜひ。

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新年の珍味

もうお読みくださった方、別記事にしました。

最初はこのわた


年末に弟が、実家のほうの名産、
「このわた」 を送ってくれました
なつかしい!(高価と思います、ナマコの内臓を塩辛にしたもの)

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好きな人は大好きですよね。わたしも。

もしもこれをフランス語にするとしたら??
ナマコ  concombre de mer,  holoturie
       など、辞書にあり  concombre はキュウリのことなので
       海のキュウリ   形をいってるのでしょう  イメージで、
        西洋人は知らないと思う

腸(わた、はらわた)   動物のは  boyau  ボワイヨ
      フランス語で動物、bêtes というのなら、虫の類も入っていますが
      魚類はどうかな・・・なにしろなじみがないから・・・

 で、boyaux de conbombres de mer au sel, (préparation salée)
       shiokara    とも書いてありますが、日本の辞書で、これはまだ
   西洋語に入ってはいないと思います。なにしろ発酵食品はなかなか
   受け入れられないでしょう   臭い?チーズと同様(わたしら大好き)

そうだ、以前、boudin de la mer という言葉を使った覚えあり
それでぐぐると、画像もそれらしきものがたくさんあり、
こちら、boudin  のほうが良いでしょう   ブーダン(ふつうにはソーセージの一種)

それから夕べ(なぜかEMSは夜とどく)
ピエレットさんからお菓子が!

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美食の街、ディジョン     Dijon から届いたのは


gâteau aux épices   ガトー オ ゼピス
  エピス  いろいろな香辛料   の入ったパウンドケーキのようなもの


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ハチミツが入っており、濃厚な味です

pain d'épices  パンデピスはパン屋さんにクリスマスの頃などに売っていますが
   以前、bonhomme 人間の形をしたのを買ったときは飾っておいて
   たべなかったような記憶が

その他の材料につては・・・・épices とあるのみで、企業秘密かな?
farine de sèigle  ですので、これは ライムギの粉
   (粉の類、すべて farine です   小麦粉は しいていえば、 farine de blé ) 



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sablés    romarin et parmesan   サブレです
ローズマリーとパルメザンチーズ味


ローズマリーの葉が、そのまま入っています(よく見えるように大きい写真で)
おいしい!
これはオリジナルなのか、それとももともとある伝統的なものなのか、
お返事はまだ来ていません

最近、アイスなども、エピス入りが流行っているようですね
(教育テレビの 「旅するイタリア語」で見ました。この番組、おもしろいですね)

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追記: ピエレットさんからお返事はないので(彼女はめったにメールは書かない人
     で、時々、おいしいものが、ワッと送られてくるんです)ネットをみたら
     このmaison お店は新しいものを追求しているようで
     ご夫婦で経営、新作のようです

 fabrication artisanale   手作り
   といっても、artisanal(e)    artisan  職人、の意味で
   fait maison  というのと少し違って、職人が伝統的な作り方で製造した、
   工場生産(industriel ) でない(パンなども工場で作られたものが
    スーパーで売られています)

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追記その2

うわさをすれば影
きょうの午後(21日)
ピエレットからお手紙が!

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きれいな封筒、しかも
切手が BONNE ANNEE!  や、四葉のクローバー
うれしいお便り

一部をご紹介しましょう
(まずは、プレゼントが届いたのに返事なし、のお詫び、そのあと)

Merci infiniment.  C'est un présent très utile tous les jours,
どうもありがとうございます。 毎日役に立つプレゼントです、
car nous avons un véritable temps d'hiver-
というのも、本当の冬の気候なのです
Il neige un peu après la tempête,
吹雪(嵐)のあと少し雪がふっています
et nous attendons encore quelques chute de neige pour ce weekend--
そしてさらにこの週末、降雪が予想されています
Vous receverez bientôt, quelques friandieses dijonnaises. 
じきにディジョンのあまいものが届くでしょう(あなたは受け取るでしょう)

プレゼント は普通 cadeau カドーですが、ピエレットはよく
 présent を使いますね。辞書でみると、「文章語」とか

friandise フリアンディーズ は美味しいもの、とくに甘いもの、を指します

お手紙は13日付けになっています。
EMSは3日くらいで届いてしまうので
お菓子のほとんどは消費されてしまいました・・・! 笑

やはり美術をしている方なので
カードやお菓子の箱もとても美しいものがおくられてきます

いろいろ付け加えて長くなってしまいました

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新年となり、記事のアップが遅れました。
今年もよろしくお願いします

先週、世田谷美術館に行ってきました
わりと近いのですが、バスなどでは行きづらく、
夫に車で送ってもらいました

砧公園の中にあり、この時期ひっそりしています(トップの写真)

「5つの物語展」とは5つのセクションに分けて、国内、海外の作品を
展示するものです。開館30周年を記念して、所蔵品を展示しています

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年間のスケジュール表のトップに、アメリカのポップアートの
バスキアの作品があったので、ぜひ行きたいと思っていました
こういったものは日本ではなかなか見られませんね


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これです
タイトルはなく、木でできた台のようなものに、ペイントされています
写真はぼやけていますが、館内は撮影禁止(あら、ルーブルはできるわよ、と
嫌味を大きな声で言ってしまった)
また、カードも販売されていませんので、悪しからず

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もう一点は、絵画です
バスキアの典型的な黒人の図、泣いているようにも見える
文字を書いた別の紙がいろいろコラージュ(貼り付け)されていました


ほかに、好きなラウシェンバーグの作品もありましたが、カタログにも
載っておらず、お伝えできません(展示のひとつは日本の印象で、
ケンタッキーフライドチキンの日本の看板が組み込まれていました
着物の細い帯と思われる布もくっついていました)

(少し似たような感じの画像を載せておきます。まあ、違うんですけど)

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こちらにいくつかの画像が

シルクスクリーンを利用したアクリルペインティング、またオブジェを組み合わせた
インスタレーションなどの作品があります。色彩がとてもきれい。(2008年没)


順序が前後しますが

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展示はじめは、プリミティフで、このルソーの作品はカードがあったので購入
パリのノートルダム寺院を遠くのセーヌ河岸から描いています
なかなか良い絵です

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パリの北東にある、19世紀末にできた、モンソー公園
ちょっと違う感じもしますが、小高い丘の上で、パリを見下ろせます

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入り口にある、エルンスト(だっけ)のヤヌス像
小さなもので、かわいい感じもあり

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日本人染色家、柚木紗弥郎の作成した、「町の人々」
これは指人形だそうで、10体くらいあります



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写真もありました。これは1936年ごろの世田谷ぼろ市の様子
思い思いにならべて、食べ物屋の写真もあり、面白かった
一度行ったことがあります

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これも時々目にするポップアート
ビル・トレイラーの作品
自分の絵を売ることなど考えてもいなかった画家であるとか

ほかに、フランスの画家、ルドンの版画、また
駒井哲郎の版画も数点ありました

ネット上でしつこく探して、こんな感じの

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これは、「死んだ鳥」だったかな

駒井はいろいろな作風のものがあるようですが、
ふわっとした、むくむくした感じのものが展示されていました

上の階は、日本の1986年にちなんだ展示で

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美術館が開館した年だからと思いますが
このパンフの表紙、顔のように見えるのは
魯山人の大きな皿です。ほかにも3点ほどあり、それぞれ
ご馳走が盛られたときの写真が展示されており、美しかった

思ったより時間が早く過ぎて(夫がまた向かえにきてくれたので)
でも、静かに鑑賞できて、なかなか良かった
1月29日まで開催中

れにしても寒いですね・・・
みなさま、風邪など引かないようお気をつけください

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