アメリカ次期大統領はトランプ氏に決まってしまいました
実際の票数はヒラリー氏が20万票ほども上回っていますが
制度上そうなってしまった
(フランスでは、直接投票ですのでヒラリーが大統領になることになるのです)
トランプショックも株価は再上昇、など期待される面もあります
しかし、将来はまったく未知数です
France2の放送(今朝、11日)は何を伝えているでしょう
以下のサイト、冒頭です
ところで、わたしが知らなかっただけかもしれませんが
最近はBFTVをみて、France2は衛星放送の10分を見ていましたので
フランス語の字幕がでます!
画面右下の四角のところをクリックすると(左側、一番右端はフル画面です)
sous-titre 字幕 の枠がでますのでその中の
français をクリックします
すると、重要なところはほとんどそのままフランス語がでます!
長いところはかなりずれたりします 特派員を紹介するところなどはカット
たとえば、トランプが分断を作り出したか?という点については
Mais l'élection de Trump a-t-elle créé une fracture durable?
(しかし、トランプの選挙はこれからも続く分断を作り出したのか?)
( créé - créer 創りだす、の過去分詞)
という風に出ていますよ
=====================
ニュースの続き
では、トランプ陣営はどんな人物がいるのか?
まず、副大統領のペンス氏、かれはインディアナ州知事ですが
ウルトラ保守主義で
créationniste だそう!とんでもない人物だ!!
これはアメリカに行くと初めて聞いて驚くのですが
神がこの世界を作り出したという聖書の言葉を字句通りに受け取るもので
ダーウインの進化論を否定する人々
つまり、まったく科学的でない
ジュリアーニ元N.Y.市長はN.Y.の治安を劇的に改善したと評価されていますが
tolérence zéro 寛容はゼロ、の方針に従って
犯罪者や街頭に暮らす人々などを追い出した過去があります(司法大臣といわれる)
クリスティー氏はカジノ問題で係争中あるが、それが解決すれば
大臣になるかも
外科医のベン・カーソン氏はオバマケアを全否定
その他、経済関係は、ゴールドマン・サックスのトップを起用とか
クリントンのウオール街との関係を攻撃していたのは誰かしら?
アメリカは politically corect の概念があり、差別的な発言を公の場所では
言えないことになっていますが、大統領候補なら何をいっても良かったのか?
=========================
日本だけでなく、世界の民主主義の危機では?
ポピュリスムです
Brexit と同じ現象で、職を失った中間層、中年、高齢者(そして白人)が
不満を持っている。その事実はあるかも知れませんが
これからの若い人たちの意見とまったく反対です
イギリスでもアメリカでも、彼らはもっといろいろな交流を望んでいる
フランスへの影響は?
フランスでは、極右といわれる移民排斥の
国民戦線のル・ペン氏が大統領になる可能性が増えたと警戒が出ています
さっそくこの党は、移民のせいで学生が大学の寮に入れない
移民の給付のほうが、一部の退職者より多い、などキャンペーンを始めているよう
これに関して、Faux 偽りである、またはどちらとも言えない、と
検証しています(このニュースの後半です、以前は項目別にみられましたが現在は
出来ないようです)
=============
ところで、ヒラリーのメール問題は重大ですが
これを流したのはウイキリークス?
とすれば、ウイキリークスの勝利ですか?
彼らの狙いはどこに?
altermondialistes =グローバリゼーション( mondialisation )に反対の人々
と、超保守主義者たちが一緒になったのだろうか?
保護主義となれば、時代は50~60年逆もどり・・・
トランプのサイトから、イスラム教徒入国拒否などいくつかの過激な項目が
消えてはいるそうです・・・
様子を見守るしかないですが
Sanders氏 の演説が印象的です 彼がもう少し若かったら大統領になっていたかな
「トランプが中間層を盛り立てるならば応援する
しかし、移民、イスラム教徒、LGBTなど少数派の人々を排斥するなら
断固戦う」
世界はおかしな方向に動きはじめている?
にほんブログ村 外国語ブログhttps://foreign.blogmura.com/french/