フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2015年12月

「フランス人は10着の服しかもっていない」という本に関連して
(この本はずいぶん売れたようですね)

フランス人は、歩きながらものを食べない
と書いてあったけど、どうなんでしょう?というご質問を
いつもの深志野TKさんから頂きました

わたしの回答は「初歩のフランス語」の項目にありますが
Céline にもちょっと質問してみました

お答えがかなり長いので、別記事に

Alors oui je mange toujours un bout de pain quand je l'achète lol, même en
marchant.
それで、そうよ、パンを買ったら、いつも少し食べるわ、(笑)歩きながらでもよ

Après je pense que les français n'aiment pas rester debout pour un repas.
それから思うんだけど、フランス人は食事のときに立ったままではいやなんだと
思う。

Même un sandwich, on va s'assoir.
サンドイッチでも、座るわ。

Je pense que c'est ce que l'Américaine  a voulu dire.
そのアメリカ人(著者のこと)が言いたかったのはそういうことだと思う。

Mais grignoter un pain au chocolat ou autre chose en marchant, aucun problème.
でも、パン・オ・ショコラとか、そんなもの(他の物)を歩きながら食べるのは全然問題ないわ。

 Pour la file d'attente je Ne comprend pas.
列をつくることについてはワカラナイ!(Ne と大文字から書いているのは、
強く言ってることを示す

 Après oui, quand on vois qu'il y a la queue on va toujours chercher une caisse
avec moins d'attente, mais je pense que c'est partout pareil.

そうね、そうだわ 行列があったら、必ず待ちの少ないレジを探すでしょう、でもそれは、どこでも同じだと思う。

というわけです。

フランス人の意見、フランス語、参考にして下さいね。
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三尾を訪ねて後、山を下り
どうしようか、まだ時間もあるしと
大覚寺にいくことに
ここもまだ行っていなかったところです
大覚寺はもともと嵯峨天皇の離宮、その後876年に大覚寺となった
「代々天皇もしくは、皇統の方が門跡(住職)を務めた格式高い
門跡寺院である」そう

また、いけばな発祥の寺ともいう

それで、幕には菊の御紋が入り、ちょうど大覚寺菊が展示されていました

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寝殿  菊の展示が行われていて、お庭に降りてみることができます

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襖絵はもちろん狩野派
きらびやかです

現在も皇室との縁は深いようで
ともかくお金がうなっている感じ
山深い隠者の寺から来たのでよけいそう感じるのでしょう

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奥には大沢の池
すばらしいお天気で水面にも木々が映えています

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すべて朱塗りのスタイリッシュな建物
すぐ奥は鴬張りの「村雨の廊下」と思います
ここは紅葉がかなり残っている

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大沢の池には、一度外に出て、右端の別の入口から入れます
素朴な野仏もあるのがうれしい

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お庭は広々としています

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お庭を堪能しました

この日はもういろいろ観光したのですが
夜には、ふぐやさんを予約していました

いかなくちゃ!

前日行った上賀茂神社の方面、いわば住宅街の中にある
「傳八」というお店
月曜日なのでお客は私たちともう一組

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まずはヒレ酒と突出しのふぐのにこごり

ヒレ酒おいしい!!ヒレを10年寝かせてるそうです
あぶった感じがよい
お酒はあまり飲めないのが本当に悔しい
夫は注ぎ酒も含めて4杯いただきました
それは呑みすぎ?
(冷酒も出していただきましたが、これもおいしい!女性向きらしい)


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フグ刺し
              お皿もフグなのが楽しい
                 皮がとくに好き


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              フグちり   白菜、シイタケ、シュンギクなどが


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             シメはやはりおじやで。塩味です
                おいしい!あたたまります


ところで・・・・わたしは、フグのちゃんとした料理屋さんに行くのがはじめて
成城イシイでセットを買ってきてたべたことは何度かありますけど

それで・・・本当の河豚(トラフグ)は、なんというか、臭みもないけど味もない感じ
うちの父は河豚は好きではなく、連れていってもらったことはなし
感想は父と同じ、河豚には味がない・・・

ミもフタもない話になってしまうけど、
なんだろう、雰囲気も好きだし、ヒレ酒は好物です
フグ刺しも良いけど、お鍋はほかのでも良いかもね、なんて!

これは好みの問題ですので

ところで
最近は、中国、ロシアのお客さんも多いとか

ここの大将はまだ40歳で、とても感じの良い方
外国にも和食を広めるという流れの中で
ロンドンに行って指導しないか、というお話もあるとか
(フグは毒のある部分があるので調理には国家資格が必要となるため)
でも、そうすると京都のお店はできなくなる?

そんなことも話して、楽しい一夜でした

フグのあぶり、というのもあるので、次回はそれをトライしたいかな
お金があればね(笑)

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2日目
京都の北、「三尾」(さんび)と呼ばれる
高雄(尾) 神護寺
槇尾山 西明寺
栂ノ尾 高山寺を訪れました

ここははじめて
(高雄は昔行ったことがあるように思いますが・・・定かではない)

レンタカーを予約していて
40分くらいで高雄に

トップは神護寺の立派な山門です
とにかくはじめから急な登りで息が切れます

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こんな感じ

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本殿に行くにも、屋根しか見えない・・・
空海が高野山を開く前に過ごしたという
厳しい修行をしたのでしょう
青空が美しい

それからやや下って
「かわらけ」投げに
その写真はないのですが(夫がipad で映像を撮影しました)

投げ込む谷はこんな風(逆光ですが)

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帰ってから、TVで神護寺を放送していましたが(京都の旅行番組は多いですね!)
やさしそうなご住職は、軽く、風に乗せるように押し出せばよいといって
遠くまで飛ばしておいででした(遠くに飛ぶのが縁起が良いとか)


後ろを見ると、サツキが咲いていました!
まあ、暖かいはずです

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次は槇尾山西明寺

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こちらも紅葉は11月初めに少し紅くなったと思ったら、雨が降り、モミジは散ってしまったとか
夏の暑さのせいで乾燥し過ぎたのだとか(もともと山のほうは11月末は紅葉には遅いのですが)
静かなたたずまいです




さて、いよいよ
栂尾山 高山寺に
ここは世界遺産です

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控えめな感じがよいですね

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石段と灯篭
風格があります

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見上げるばかりの大木のカエデ

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石水院の入口
あれー、近すぎですが、ともかく
はじめからとっても良い感じでわくわくします


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お庭を眺めることもできる

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高山寺は8世紀末に創建
その後、鎌倉時代に中興の祖、明恵上人が現れ
後鳥羽上皇などと親交があり
文化の拠点となって、現在まで様々な文化財を保存しているとのこと
そのもっとも有名なものが
「鳥獣戯画」です(現在では京都国立博物館に所蔵)

その明恵上人の像がここに展示されています

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国宝

日曜美術館でも以前に放送されたのでご存じの方も多いかと思いますが
木の上に座っておいでの像
隠者ではあるが、素朴で親しみを感じるお姿です

それが床の間にかかっているので
複製?と思ったのですが、本物のようです
こんなに間近でみられるのは有難い!
(写真は禁止、ともありましたが、個人用に少し撮影はOK,と係の方、これも有難い


写真ではわかりづらいのですが
石水院はこじんまりと、瀟洒なかんじで
もう大変気に入りました!

パンフレットによりますと

・・・簡素な中に優雅さを保ち、きわめて機能的な構造をもっており、
生活の知恵の結晶ともいえる住宅建築の傑作である。
「阿留辺機夜宇和」の厳しくも合理的な精神が今もなお
うかがわれる・・・


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この渡り廊下なんて、かわいい、と言っては失礼でしょうが
とても可憐です

夫と、
「マリー・アントワネットのプチ・トリアノンみたいね」
意見が一致。トリアノンのほうは、お妃の気晴らしで意味は違うのですが
女性的、やさしさ、優美なかんじは、どこか連想させるものがありました

鳥獣戯画関連のグッズもいろいろ売られていて
Tシャツやトートバッグもデザインがよく、みな欲しくなったりしますが(笑)
ハンカチを3枚買いました(スカーフにもなるし)

ここには日本最古の茶園もあります

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明恵上人は、茶祖といわれているそう
お茶の普及にも力を入れたという
(もちろん宇治茶はここから、さらに全国に広まったとか)


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開山堂
午後の光が美しい

また、さらにパンフによりますと、驚いたことに
イタリア、アッシジの聖フランシスコ教会と
兄弟教会となったそうです(1986年のこと)

聖フランシスコは鳥と話したといわれ
清貧の生活を送ったことで知られています
明恵上人との近さによるものでしょう

ともかく、高山寺は、二尊院に続き
わたしの偏愛するお寺となりました

まとまらないんですが、ここまで

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(前の記事がながすぎましたので、別記事に)

きのう今日は日本列島も冬型の気圧配置で
さむくなっていますが、基本的に暖冬らしい

これはスーパー・エルニーニョの影響らしいのですが、
フランスでもスキー場に雪はなく人工雪を追加
ナシの花が今咲いてしまった
屋外で食事するのが好きなフランス人はテラス席に
また、海で泳いでいる人もいます!
(日本人はいくら20度だからって冬は寒中水泳ですよね)

France2の18日のニュースはこちらで見られますよ

(ところが、Weekend 版の Laurent さんのがみつからず・・・おかしいな??探しますのでお待ち下さい)

(これです、表紙?はMarie さんになっていたので・・・なんだこれ!中味はLaurentで、この放送でした)

さて、本題です
フランスのよく知られた諺に

Nöel au balcon, Pâques aux tisons.

Noël     ノエル  - クリスマス
Pâques   パーク  - イースター
tisons    (複数で暖炉の火)

クリスマスをバルコニーで過ごせば、イースターは暖炉の前で

つまりは、この季節に暖かいと、春は寒くなる、ということ

とはいえ、このごろの気候変動でどうなることやら・・・

地球温暖化(気候の温暖化)は
réchauffement climatique  レショーフモン クリマティク

エルニーニョはスペイン語ですが、フランス語では
そのまま単語を使って(冠詞はフランス語にあらためて)
le Nino  (  2番目のnの上に~記号、どうやってつけるのかわからない・・・)

と、いうようです。

我が家のテラスのミモザも穂がでてきて、咲きそうな気配です。

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今年も11月末、12月はじめに
京都に行ってきました

紅葉は、なんと全然!
さっぱりでした


でも、きのう、私は東京ですが
近くの道を散歩したら、夕日にイチョウの黄色がうつくしく
つまりは今年は紅葉がとても遅いだけ?
「クリスマスの紅葉?」とテレビも報道
なので、まだ遅くないか!と京都旅行をアップすることにしました

今回は、いままで行ったことのないところが中心
夫のプランです

まずは、トップの写真、上賀茂神社
まあ、ここは、モミジも桜もあんまりない感じです

境内に珍しいものを発見!

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ちょうどすぐきの季節で、奉納されるすぐきが展示されています

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おみこしのようになったすぐきと昔のポスター

その後、下賀茂神社に
ここは一番紅葉が遅い、とのことですが
上下あわせてお参りしようかと

(ところで、上賀茂神社からとりあえずバスに乗りましたが、なかなか進まず、降りてタクシーに乗り換えました。
ところが!細い感じの女性のドライバーは、今年は紅葉は終わった、さっぱり、最低、などとお客の気分を盛り下げておいて
下るのに上がるのはイヤでしょ、とかなんとか言っってるうちに
あらぬ方向に曲がって、京都の街を大回り!高い料金をとられました!
こんなこと初めてです。女性ドライバーも初めて
皆様、京都に行ったら、ご用心!)



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かなり緑の葉です

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かわりに鳥居の赤で

広い森は気持ち良い


夜は待望の 永観堂のライトアップに
しかしまだ時間があるので、鴨川べりを歩きました
すると巨大な4棟の建築物が
一体何?ホテル???
夫がipad で調べたら、なんと京都府立医科大学でした


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   ここは、わたしの父が
 学生時代を過ごしたところ
  現在では昔ほどの栄光はないようですが、当時は
「医大の学生さん」と市民から親しまれ、特別扱いされていたようで
よく自慢していました
 ・・地図では確認していたのですが、こんなになってるとは。




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そのうち日も暮れてきて、6時近くなり、タクシーを拾って
(今回、夫のめまいが完治していないので、たくさん乗りました)

永観堂へ

ところが!
紅葉はここしかない!とばかりにものすごい人

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文字通り長蛇の列が4重になっていて
待ち時間は?と聞くと、2時間くらい・・・
はあ?
幸いというか、暖かいので、また中は結局ひろい境内なので
列は動き、1時間ちょっとで中に入れました
それにしてもライトアップに1時間以上も待つなんて・・・
(前日の土曜日はさらにすごかったそう)

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期待が高まります

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ライトマジックで、オレンジ色に
夫なんかは、「松の木も紅葉してる」、と嫌みを・・・

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                前のモミジはグリーンでしたね・・・

それでも、雅楽の演奏(ちょうどたどり着いたら終了なので写真ないですが)
また見返り観音像も拝観できて(ここでまた少し行列)、大サービスとはいえましょう

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池に移る紅葉も一興


ディナーはわりと近くのイタリアン
Da Yuki に

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ゴルゴンゾーラ・ソースのサラダ
赤と緑が美しい

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これはヘンテコになってますが
牛のほほ肉の煮込み
二人に取り分けたので、付け合せの
マッシュポテトとまざってしまった
とろけるように柔らかく、美味

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夫はとにかくピツアが好き
おいしいけど特大、もうお腹いっぱい

これで一日目は終了
少しは紅葉を見られて満足

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ところで、「すぐき」に目がないわたし
上賀茂神社の目の前のお店で、ナチュラルなすぐき
(加熱していない、という)を買い求めました
そこは、すぐきばかり、というわけでもなく色々なお漬物があり
もともとは、大阪におろしていた問屋さんだったとか

あとで家にかえって食べると、うー、酸っぱい!
しかし、2日目に食べたらもっとふつうにおいしくなっていました
(真空包装なので、空気に触れて味がもとに戻ったのでしょう)
これおいしい!!!

すぐきや六郎兵衛 という店で
説明書によると
「・・・ラブレ菌は3月以降に乳酸発酵させた当家のすぐきから
ルイ・パストゥール医学研究センター故木下綱太郎博士により発見されたものです」

はあ、なぜかフランスとの関係が!
うれしくなりました

お店のサイトはこちら。上賀茂神社の鳥居のつぎにお店の写真もでてきます。

また買いにいかなくちゃ。でも冬だけですね


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