フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2015年08月


さいきん、こういった話題ばかりで恐縮ですが
川内原発が再稼働中です

いうまでもありませんが、福島の事故はぜんぜん片付いていません

原子力委員会は、基準にあっているだけで
「安全とは言ってない」、といいます

政府は、事業者に責任があるだろう・・・と

九州地方では、あいついで火山が噴火しています
いまでは、霧島火山帯、というような概念はなくなっているらしいですが
マグマは地下でつながってるぞ、と素人は思いますね

こういう状況で、なにがなんでも再稼働
腐った国だ

国のお金が流出すると騒いでいたけど
原油は半額になりましたね

小泉氏の郵政改革のとき、わたしは氏には投票しませんでしたが
現在、反原発、再稼働反対と
危険性を訴え続けている政治家は彼だけのようです
再登場願ったらどうでしょう
いろいろな政策がどうであれ
国破れ、どころか
山河が破れたらどうすんの?

ちょっと待ってくれ!
と言ってる人多いのにな・・・

追記; 訂正します。はっきりと反原発を変わらず主張している政治家は
     ほかに、河野太郎氏、山本太郎氏がいます。共闘して
     もらえないのでしょうか・・・

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イメージ 1
(ルモンド から拝借 6か月後の広島)

今年も8月6日がめぐってきました
冷戦が復活するかのような国際情勢
プーチン大統領の、「核の使用も検討した」などという
おそろしい言葉も伝えらえています


戦後70年という節目の年のせいか、Le Monde では、被ばく(原爆投下)当日の様子がくわしく書かれています

テニアン島を出発して、問題の飛行機は広島に近づきます
一部を引用しましょう

L’avion, isolé, ne déclenche aucun tir de défense.
ただ1機の飛行機は反撃を受けなかった
A 8 h 15, il largue au-dessus de la ville une bombe de 4,5 tonnes surnommée « Little Boy »,
8時15分、同機はリトルボーイと名付けられた4,5トンの爆弾を街の上に投下する。
 longue de 4,30 m et d’un diamètre de 76 cm, avant d’effectuer un virage de 158
degrés pour s’éloigner.
長さ4,3メートル、幅76センチである。その後機体は158度旋回しその場を離れる。
Quarante-trois secondes plus tard, à 600 mètres d’altitude, l’engin explose.
43秒後、600メートルの高度で、原爆は爆発する
A l’éclair foudroyant succède une boule de feu d’un kilomètre de diamètre,
すさまじい閃光につづいて、直径1キロの火の玉
puis une terrible onde de choc, qui secoue violemment le bombardier.
そして、恐ろしい衝撃波が爆撃機を激しくゆする
En quelques secondes, une gigantesque colonne de fumée s’élève jusqu’à 12 000 mètres d’altitude.
数秒の間に、巨大なキノコ雲が12000メートルまで上昇する
Terrifié, le capitaine Lewis s’écrie : « Mon Dieu, qu’avons-nous fait ? »
恐怖にかられて、キャプテン・レイスは叫ぶ
「なんてこった。おれたちは一体何をしたのか?」

これは日本人であれば、まずよく知っていることです。

France2 にも当日の広島の映像(比較的平静で、朝、学校や仕事にでかける
人々の様子からはじまる)
また、被爆者の証言も紹介しています。
長崎の原爆投下、天皇の降伏に触れています
(わたしの知る限りでは、France2で初めて目にするかなり丁寧な内容)

Hiroshima, un traumatisme toujours présent
広島、今も残る傷害


外国の人たちは、何年も続く傷害(心理的なものも)、病気などについて
よく知らない場合が多いようです。

唯一の被爆国である日本の首相の、被爆記念式でも
非核三原則に関しての発言などが揺れています
当事者の日本がこれでは・・・

日本には、核保有国以外では、異常に多くのプルトニウムが
たまっているとか
これを使用すべきではありません

プルサーマル計画は、フランスでも「不可能」として何年も前に中止に
なっています。日本でも事故ばかりで、危険、税金の無駄遣いです

なんかこう、デモの学生を「利己主義」と批判する
民主主義の原則も理解していない議員であるとか
(フランスでこんなこと言ったらただでは済まない)
核爆弾も自衛隊が輸送できるとか
この1年の間に
この国の長い間の原則が、あっという間に変わろうとしている

平和的で、民主的な国、日本をなんとか守っていかなければ
ならないでしょう
8割以上の国民が、こんな変化のために自民党に政権を
委ねた、とは思っていない(だいたい、得票は3割であるし)

首相はその場しのぎのころころ変わる発言をあらてめていただきたい

怒りで長くなってしまった

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