フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2015年07月

「安保法案の通過は阿部政権によるクーデターだった」

という記事がネットにのっていました

もうご覧になった方もあるかとおもいますが
リンク貼ります


どうするかって?

こっちもクーデターするしかないかもね

 にほんブログ村 外国語ブログhttps://foreign.blogmura.com/french/



イメージ 1

(ルモンドの写真です)

衆議院を 安保法案が通過しました
国民の8割が、反対、あるいはよくわからない、と答えているにも
かかわらず


フランスのLe Monde ル・モンド紙はどう報道しているのでしょうか
7月17日付けの記事です(なるべくフランス語とそうように前から訳しました)





タイトルは
Au Japon, Abe cherche à imposer sa loi de la défense
日本では、安部は彼の防衛法案を強要しようとしている
(sa loi 彼の、となっているのに注目)

Ignorant les critiques, Shinzo Abe, le premier ministre japonais, choisit de passer
 en force pour faire adopter une législation sécuritaire permettant à l’armée d’intervenir à l’étranger.
批判を無視して、シンゾウ・アベ、日本の首相は、強行に採決を行うことを選んだ、
(この法案は)軍隊が外国で介入することを可能にするものである。

Le 16 juillet, la Chambre basse d’un Parlement cerné par des milliers de manifestants scandant « Abe, démission » ou encore « Non à la guerre », sous la surveillance d’un impressionnant dispositif policier, a adopté onze textes liés à la sécurité nationale.
7月16日、議会の下院は、多数の「アベ、退陣」また「戦争反対」と連呼する
デモ隊に取り囲まれるなか、非常に多くの警察の警備の下、国家の安全保障に関する11条の条文を採択した。

Cette législation prévoit d’attribuer aux forces d’autodéfense (FAD) des capacités inédites d’intervention hors de l’Archipel, en appui d’un allié par exemple, les Etats-Unis en premier lieu.
この法制は、自衛隊に今までにはなかった、国外での介入の能力を与えるもので、まず第一にアメリカのような同盟国の支援を可能にする。

 La seule condition est que la « survie du Japon soit menacée ».
唯一の条件は、「日本の存続が脅かされた」場合、である。

Elle a été rédigée dans la foulée de la révision, en juillet 2014, de l’interprétation de l’article 9 de la Constitution pour donner au Japon le droit de participer à des systèmes de défense collective.
この法制は、2014年7月に憲法第9条の解釈の変更の勢いにのって草案された。
日本に集団安全保障システムに加わる権利を与えるのが目的である。


=================

このあとは、上の写真に見られるような採決の混乱をのべています


またとりわけ、日本のsurvie 存続についての条件があいまいであること
安部首相の国粋主義的な信念、第2次大戦についての
歴史修正主義などをあげています

l’influente Nihon Kaigi, une structure ultranationaliste et révisionniste dont il est membre...

彼自身がメンバーである、「日本会議」の影響、ウルトラ(超)国粋主義かつ修正主義の団体の存在

(日本会議とは主教団体、保守政治家などの集まりで、麻生太郎氏などが主要メンバーとなり、靖国参拝などを進める団体)

記事全体のリンクはこちら

================


多くの憲法学者が違憲を唱えている
誰にも耳をかさないのはどういうことか、信じられません


そもそも、憲法を「解釈」で勝手に閣議が変更できるのなら
裁判所も、議会も、国民もいりません


気になっているのは、
国会の議論です
韓国はアメリカと集団安保を結んでいるので
ベトナム戦争に行って、殺し殺された、ということ


また、島田雅彦氏は、
そのため、韓国とベトナムはいまだに関係がよくない、と述べています


同じマンションの友人、80代の女性は
子供の時に戦争を経験したそうです
といっても、戦争に行ったわけではありません
ひもじい思い、とか今の人には理解できないでしょう、と

また、学校に行くと、御真影がかざられており、
皇居に向かって毎日礼拝したそうです

わたしたちの自由がだんだん狭められていく未来を感じます
機密保護法は成立してしまった


集団安保を決めるのなら、憲法を改正すべきです
また、武力行使の条件を明確に条文化すべきです

独裁的な政治です

=================
新国立競技場の計画を急に白紙にした阿部総理
この時期に、話題をそらす、人気とり、といわれても仕方ないでしょう

コンペもやりなおすそうですから、まず違約金、コンペ費用もかかります
実際に費用がおさえられるのか明らかではない

国民はよく「見ている」必要があります!
なんにしても、国民が主体なんです

総理の理想のために日本があるわけじゃありませんから

まだ法案は成立していません!
おかしいと思う人たち、わたしたちに何ができるのか
ともかく声をあげたいと思います

 にほんブログ村 外国語ブログhttps://foreign.blogmura.com/french/
 







↑このページのトップヘ