フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2015年04月

(フランスとは直接関係ありませんが、トップに残るように移動しました)
このブログはフランス語が主なテーマですが、
「あれこれ」部分が多くて、
次の記事は「京都旅行」で
それより前に、政府による、テレ朝とNHK呼びつけ、の問題のはずでした

常連さんの、深志野TKさんからこの本のことを教えていただき
(ありがとうございます)

ご投稿をここに再録させていただきます

>NHKテレビのフランス語講座に出ていた声優の池澤春菜のお父さん、池澤夏樹が朝日で矢部宏治著の「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」を紹介していました。日米原子力協定の下ではできないとか。池澤夏樹は、今まで護憲を言ってきたが、この本で改憲を考えるべきか、右折の改憲でなく左折の改憲をと書いています。   <                         


どうも気になって、すぐ注文しました

そしてすぐ届いたのですが、読むのがユウウツなのと
授業がはじまって物理的に少し忙しかったので
きょうまでおいておいた
(まず、アマゾンのレヴューを読んでみました、おすすめです

読み始めると、軽快な語り口で
いわゆる左翼的な固くるしさもなく、右翼的な昂揚感もなく
(あるのか、ないのか、読んだことがないので、たんなる想像)
軽いルポの調子です

しかし・・・
それは内容の重さとは無関係です

はじめは基地の話で
憲法より上位に、安保条約が置かれていて
日本は基地の建設などについて、何も言うことができない・・・
まあ、これは「そうかも知れない」と思っている人も
うすうす感づいている人もいるのでしょうけど

ともかく法律上そうなっている、しかもそういった方向にアメリカが
持っていったことが、アメリカ側の文書が公表されて明らかになっているそうです

沖縄・・・遠いことで・・・、とんでもない!
首都圏には、治外法権の米軍基地
すなわち、横田、厚木、横須賀などの沖縄に匹敵する
大規模な基地が多く存在する・・・はい、そうです

アメリカ人の隠れた人々(つまり、CIAとか)は、これらの基地から、何のコントロールもなく日本に入国できる

原子力についても、アメリカとの協定を続けなければならない
と規定があるそうです(ここは詳しく書かれてはいません)

また、放射性物質は
大気汚染法、特定有害物質の範囲に入っていないそうです
(その後、これらの法律は改定されたそうですが、あらたな規定がないとか)

日本の独立国家としての問題です

そういえば、先日、BSフジのプライムニュースで
石原慎太郎氏と西部氏が、日本の現状を嘆いていた
白人の有色人種に対する支配とか、日本はおめかけさん状態とか
聞けばもっともな点もあるのですが
それではどうするか、というと、どうも彼らの意見には賛成できない

それで、憲法の左翼的改正?
あ、左折ですか、という意見が出てきたのかと思いますが
これについてはまだ読めていません

原発反対を唱えても、条約を改正するところから始めないとダメらしい

この本まだ最後まで読んでいません
とにかく、うすうす感じていたこと、が説明されています
一読すべきかと思います

===============
冷戦後もまだ、アメリカ軍の基地が多く日本には存在する
それは確かにおかしなことです
しかも、アメリカとの防衛上の協力を
憲法を「解釈」で変更した今の政府があります・・・

ありえないんですが・・・

今の政権が、国民、憲法の, すべての上にあると自身を認識して
フランス語では au dessus de tout といいますが
こうなっていると思いましたが、まあ、その上が
アメリカというわけで
それにしても、こうも追随しているのはなぜ??

===============
フランスには米軍基地のようなものはなかったと思います
軍港として有名なツーロンには行ったことがない

ドイツでは、アメリカ軍基地と思われるところに間違って
入っていってしまった?ことがあります
でも、ベルリンの壁がまだあったころです(80年代、86年までフランスに滞在)

イタリアのナポリは軍港で、カプリ島に観光にいったとき
アメリカ軍の戦艦とすれ違いました
これはNATO軍だったかと思います

===============

まあしかし
原発を廃炉にしたときのために
いや、廃炉にするから
自然エネルギーを開発しておくことは重要だ!
と言っておこう

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イメージ 1
写真はべつのサイトから)

エネルギーの将来について
イギリスの計画のニュースです

ところで、日本では
ベースロード電源なるものが議論されているようです

それによると、原発の割合ははっきり書かれていない(なぜか??)ものの、
二酸化炭素排出量の制限を考慮すると
福島以前と同様の20%以上、25%以上になるだろう、とのこと

そのためには、いまある原発の40年以上稼働
(あり得ない、まさに福島第一原発は40年を過ぎて、延長したばかりだった)
また新設もしないとそれだけの電力は得られない、とのこと(報道ステーションより)

再生可能エネルギーを30%以上に、という環境省の意見は
経産省に一蹴されたとか・・・

あれこれ言う前に、フランス2で放送された(4月7日)
イギリスの計画を見てみましょう。

潮位の差を利用して、巨大な堤防をつくり、タービンを設置して
発電する、世界最先端の計画とのこと



潮の満ち引きを利用して発電しようというアイデアは新しいものではないが
なかなか実用にはいたらなかった、しかし

La Grande-Bretagne doit, d'ici deux ans à peine, installer au large des côtes du Pays de Galles,
イギリスは、わずか2年以内に、ウエールズの沖合に
une construction pharaonique :
巨大な建築物を設置する予定
un gigantesque réservoir artificiel pour capter l'énergie des marées.
潮のエネルギーをとらえるための人工的な巨大貯水池である
Tout autour, 10 km de digue, recouverte d'un long chemin de promenade.
そのまわりには、10キロの堤防ができ、長い遊歩道が縁どる

(えー、善意のコピペも悪にかわるかも、だそうですが、フランス語の学習なのでご容赦)

(このあたりはCG映像になっています)

海中に6メートルの高さのタービンが30基設置され、
潮の満ち引きによってプロペラが回って発電する

120 000 の家庭に電気を提供できる
ここまでのサイトの文字はニュースの内容そのままですので聞き取りにも使えます)
またこのシステムは50年は稼働でき、水はただ、
7万人の雇用も生み出す、ということです

===============
海洋国では日本もイギリスと同じ
こうした計画を進められそうですよね?

すぐに原発村のメンタリティに戻るのでなく
学習しない犬になるのでなく
(パブロブの犬の連想で、いくら言ってもおなじ間違いをする人をわたしはこう
呼んでいる)
太陽光発電が多すぎた、などというのでなく
様々な可能性を探るべき

このままでは、経済的にも世界から置いてきぼり、ではないかしら?

======================

わたしの手元に、市のハザードマップがあります
そこに説明するに
「日本列島の平野の地形は、洪水、高潮、津波などでそこに人々が居れば
災害をもたらすような作用の繰り返しによって形成されてきました・・・」
このような自然災害から人々や資産を守るためにこのマップがある・・・

このほか地震、火山の噴火などなど
火山列島である日本列島に
まだ原発を稼働させ、古いものを使い続けるとは
すんでいる人間のことを考えているのか!

ふたたび「福島」が起きたら
お金のある人はさっさと逃げるでしょう
(すでに逃げている人もいるでしょう)
それは自由ですが、ほとんどの人は行き場、住む場所を失ってしまいます

台風は一晩で過ぎます
富士山が爆発しても灰が関東に降り注ぐのはせいぜい2週間という
だから被害はあっても私たちはここ日本に住み続けていられた
でも、放射能は100年経っても消えません
1万年たっても
この事実を考えない人がいるとは理解に苦しみます

日本で原発を稼働させるのは無理です
このままやめておくべきです

核のゴミはどうしますか?
なぜ原発事故の当事者の日本が、エネルギー開発に消極的
なのでしょう?


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