(フランスとは直接関係ありませんが、トップに残るように移動しました)
このブログはフランス語が主なテーマですが、
「あれこれ」部分が多くて、
次の記事は「京都旅行」で
それより前に、政府による、テレ朝とNHK呼びつけ、の問題のはずでした
常連さんの、深志野TKさんからこの本のことを教えていただき
(ありがとうございます)
ご投稿をここに再録させていただきます
>NHKテレビのフランス語講座に出ていた声優の池澤春菜のお父さん、池澤夏樹が朝日で矢部宏治著の「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」を紹介していました。日米原子力協定の下ではできないとか。池澤夏樹は、今まで護憲を言ってきたが、この本で改憲を考えるべきか、右折の改憲でなく左折の改憲をと書いています。 <
どうも気になって、すぐ注文しました
そしてすぐ届いたのですが、読むのがユウウツなのと
授業がはじまって物理的に少し忙しかったので
きょうまでおいておいた
(まず、アマゾンのレヴューを読んでみました、おすすめです)
読み始めると、軽快な語り口で
いわゆる左翼的な固くるしさもなく、右翼的な昂揚感もなく
(あるのか、ないのか、読んだことがないので、たんなる想像)
軽いルポの調子です
しかし・・・
それは内容の重さとは無関係です
はじめは基地の話で
憲法より上位に、安保条約が置かれていて
日本は基地の建設などについて、何も言うことができない・・・
まあ、これは「そうかも知れない」と思っている人も
うすうす感づいている人もいるのでしょうけど
ともかく法律上そうなっている、しかもそういった方向にアメリカが
持っていったことが、アメリカ側の文書が公表されて明らかになっているそうです
沖縄・・・遠いことで・・・、とんでもない!
首都圏には、治外法権の米軍基地
すなわち、横田、厚木、横須賀などの沖縄に匹敵する
大規模な基地が多く存在する・・・はい、そうです
アメリカ人の隠れた人々(つまり、CIAとか)は、これらの基地から、何のコントロールもなく日本に入国できる
原子力についても、アメリカとの協定を続けなければならない
と規定があるそうです(ここは詳しく書かれてはいません)
また、放射性物質は
大気汚染法、特定有害物質の範囲に入っていないそうです
(その後、これらの法律は改定されたそうですが、あらたな規定がないとか)
日本の独立国家としての問題です
そういえば、先日、BSフジのプライムニュースで
石原慎太郎氏と西部氏が、日本の現状を嘆いていた
白人の有色人種に対する支配とか、日本はおめかけさん状態とか
聞けばもっともな点もあるのですが
それではどうするか、というと、どうも彼らの意見には賛成できない
それで、憲法の左翼的改正?
あ、左折ですか、という意見が出てきたのかと思いますが
これについてはまだ読めていません
原発反対を唱えても、条約を改正するところから始めないとダメらしい
この本まだ最後まで読んでいません
とにかく、うすうす感じていたこと、が説明されています
一読すべきかと思います
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冷戦後もまだ、アメリカ軍の基地が多く日本には存在する
それは確かにおかしなことです
しかも、アメリカとの防衛上の協力を
憲法を「解釈」で変更した今の政府があります・・・
ありえないんですが・・・
今の政権が、国民、憲法の, すべての上にあると自身を認識して
フランス語では au dessus de tout といいますが
こうなっていると思いましたが、まあ、その上が
アメリカというわけで
それにしても、こうも追随しているのはなぜ??
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フランスには米軍基地のようなものはなかったと思います
軍港として有名なツーロンには行ったことがない
ドイツでは、アメリカ軍基地と思われるところに間違って
入っていってしまった?ことがあります
でも、ベルリンの壁がまだあったころです(80年代、86年までフランスに滞在)
イタリアのナポリは軍港で、カプリ島に観光にいったとき
アメリカ軍の戦艦とすれ違いました
これはNATO軍だったかと思います
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まあしかし
原発を廃炉にしたときのために
いや、廃炉にするから
自然エネルギーを開発しておくことは重要だ!
と言っておこう
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