フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2015年03月

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久しぶりに美術展に友人と行ってきました

丸の内の三菱一号館美術館で、5月24日までです

きゅうきょ、どれを見に行くか、ということになり
わたしの好きな、ボナール Pierre Bonnard の入っている
この展示に

入口には、ルノワールの少女像と

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ボナールの 「革命記念日のパリ、パルマ街(1890年)

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中から、お庭、ブリック・スクエア、というのかな
陽射しがまぶしい

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展示作品は、大作、とても有名、というわけでもありませんが
小さ目で気分の和むかんじの絵が多い
コレクターが女性というせいもあるのでしょう

部屋に飾ったらうれしいような(それは絶対無理! ですが)
ブーダン、マネ、モネ、ドガ、などの作品

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セザンヌのリンゴのある静物

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ルノアール、「アンリオ夫人」
見覚えのある顔だと思ったら
この人を描いたものは16枚あるそう

作品は、カタログをもう買わないので
パンフレットにも少なく、説明にちょっと困るのですが

ボナールに限定してみると
以前の展覧会(パリを含む)や、カタログで見たものとの
テーマの共通性がみとめられました

この次の画像は、展示されているものです

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これはネット上から拝借
フランス人は戸外で食事をするのが好きですが、ましてや
ボナールが後半生で居をかまえた南仏の、ル・カネの「ボスケ」
と名付けられた家は、そのまま絵の舞台となっています


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以前見た、この絵を思い出しました。
まあ、テーブルクロスがおなじです。
木も似ています
こちらは巨大な絵で、しかも大変横長
ボナールはキャンバスを枠に張らずに、壁にピンで留めて
描いていき、適当なところで終わったそうです
ですので変形の絵がかなりあります

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これもそうですね

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これと同じ、と思われる花瓶の別の花の作品もありました


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お昼はとなりのロブションのカフェで
クレープをいただきました
そのあと、あれこれ話して
くつろぐひとときを感謝

他の作品に関しては
画像を取り込めなくなっているので
ワシントン・・・のサイトのリンクを貼りますか


1番目   Two dogs in a deserted street
2             The cab horse
4             Table set in a garden

画像をクリックすると大きくなります

「ミモザのある階段」の絵は
ポーラ美術館にあるものが同じシリーズのようです
展示されているものは、階段が少なくて、ミモザがもっと大きかったように思う


ミモザの絵は特別な感じがします
晩年に Atelier au mimosa
という傑作があり(ポンピドーセンター所蔵)
ボナールさんのアトリエの窓からミモザの黄色い花が見え
室内が赤くそまって、隅に、もういない妻でモデルのマルトの姿が
ぼんやり見えます


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マニャックな話になってきましたが
ボナールを偏愛している私
いつからかな?MOMAに行った時には、マチスを必死に探していたので
多分、油絵を習い始めてからかと思います 14,5年かな
色彩と形が実にうまく考えられている・・・
(この絵は、黄色と赤のハーモニーとも考えられますが
それが、ミモザと室内の光(壁)として現実のものを指し、まったくの抽象でなく
白は、窓枠や手すりへの光の反射、椅子、遠くの家の壁など、としての役割も持っています)


いろいろ想像もして楽しい一日でした

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3月12日が夫の誕生日でしたので、
13,14と下田方面に一泊旅行に。

Le 12 mars était l'anniversaire de mon mari.
Alors, nous avons voyagé à Shimoda, environ 180 kilomètre, au sud-ouest
de Tokyo.                      東京の南西キロほど                                 
 
初日の金曜日はとても良いお天気で、道路はどこも混雑していましたが
ま、伊豆はいつもそうですよね

海も美しく、都会を離れるとほっとします

河津桜、桜まつりは10日で終了していましたが、
七滝のほうはまだ見ごろ、というので行ってみました


Les cerisiers de Kawazu, qui fleurissent beaucoup plutôt que ceux qu'on
河津桜はずっと早く咲く、東京で見られるさくら、たとえばソメイヨシノよりも
voit à Tokyo, par exemple, Somei-yoshino.  Mais il y en avait encore, à côté des
cascades Kawazu Nanataki ( 7 cascades )
でも、まだ七滝のほうには残っていた


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ループ橋への道、きれいに咲いています


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七滝のほうに行ってみる
しかし夫がゴルフで膝を痛めていたので、少しだけ

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これは忘れ去られた手袋
川べりにさしてある
なんとなくひかれて撮影
よく手袋をなくすわたし

un gant d'enfant oublié, moi qui en perds souvent
忘れられた子供の手袋、わたしは(それを)よくなくす

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駐車場近くの桜

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帰り道、ループ橋の桜を車の窓から

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大きく撮ったもの

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途中の道にも桜が・・・

ところで撮影はしなかったが、よく行っていた
峰温泉は、川の両側が河津桜でいっぱい!
もちろん、もうほとんど葉がでてみどりに
でも、少し前は大変な混雑だっただろう

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ホテルは下田プリンス
後ろは海がひろがり、美しい
白い木の階段でおりていく
なんとなく、ニコルソンとダイアン・キートンの
映画を思い出す

La plage de Shimoda, derrière l'Hôtel Prince.
下田プリンスホテルの裏の浜辺の

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午後の光がうつくしい

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夫は砂の上は歩けないので上でまっていた
黒川紀章設計
むかしはとっても高級だったが、今はリーズナブルです

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部屋も広くてすべてオーシャン・ヴュー
奥に船がみえている
これはだんだん数が増えて
え?中国の漁船がここまで来ているのか?
まさか、ここでエビやサザエをとっても中国まで持って帰るのでは
わりに合わないでしょうなどと話す

Au fond, on voit des bateaux, de plus en plus nombreux. 
Ils attendent que le vent tourne pour ne pas faire naufrage.
Un scène typique en hiver.

これは、風待ち船というもので古来、冬の風物詩であるらしい
レストランで聞いたし、部屋にも説明の紙があり
もらって来たけど、例によって、夫が捨ててしまったよう

あ。ごめんなさい、ありました
「下田沖は、船舶の往来が過密な海の銀座と呼ばれ、西風が吹くと
遭難を避けるために行く手を阻む風が弱まるのを待つ場所になっており・・・
江戸時代から風待ち港として知られ・・・」
ていたそうです
さすが、ペリー来航の下田であるか

わからないものは、なんでも他国のせいにするのはよくない・・・と、反省



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夕食は海のみえるレストランで
突き出し、お造りなど

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追加した、イセエビの鬼殻やき
夫はやいたエビに目がない
おいしかった・・・!

On a commandé une langouste grillée à la japonaise. C'était très bon!

そのほかは、ビーフシチュー、サクラエビのかき揚げなどなど
桜ゼリーのデザートにコーヒーなど、お腹いっぱい
メニューは決まっているようですが、
追加で金目鯛のお鍋を召し上がっている方々も

波の音を聞きながらゆっくりしました
でも、なかなか寝られず・・・

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翌日は天城を通って帰りました
歌に有名な、「浄蓮の滝」です

La chute 'Jo-nen', rendue célèbre  par une chanson populaire.

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天城といえば、ワサビ
ワサビのマスコット(ゆるキャラ)がいてもよさそう
いるのかしら??
屋根まで届く大きさです

Une mascotte de wasabi géante!

日曜日は時々小雨、道も混んでいて
いつも思うが、下田はいいけけど
東京からは遠い・・・ ということ

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買ってきたおみやげの一部
左は、ホテルの朝食にでていた(バイキングです、アジの焼たてがうれしかった)
ワサビの茎の酢漬け、わたし好み
右は天城で買ったワサビの花
手前の黒くみえるのは、川奈の魚介料理屋で以前かっておいしかった
イカスミのサキイカ

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ワサビは天ぷらがよいとか
まあ、おいしいですが
手間を考えると、お浸しがおいしくて良かった
少し残して飾りました

Les fleurs de wasabi, mangeables et jolies à voir.

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ところで帰ったら、テラスの桜が満開
これは早すぎる!

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Les fleurs sur notre terrace.

そしてミモザもやっと満開
これは遅すぎる!
気候が変わってきているのでしょうか



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