
久しぶりに美術展に友人と行ってきました
丸の内の三菱一号館美術館で、5月24日までです
きゅうきょ、どれを見に行くか、ということになり
わたしの好きな、ボナール Pierre Bonnard の入っている
この展示に
入口には、ルノワールの少女像と

ボナールの 「革命記念日のパリ、パルマ街(1890年)

中から、お庭、ブリック・スクエア、というのかな
陽射しがまぶしい

展示作品は、大作、とても有名、というわけでもありませんが
小さ目で気分の和むかんじの絵が多い
コレクターが女性というせいもあるのでしょう
部屋に飾ったらうれしいような(それは絶対無理! ですが)
ブーダン、マネ、モネ、ドガ、などの作品

セザンヌのリンゴのある静物

ルノアール、「アンリオ夫人」
見覚えのある顔だと思ったら
この人を描いたものは16枚あるそう
作品は、カタログをもう買わないので
パンフレットにも少なく、説明にちょっと困るのですが
ボナールに限定してみると
以前の展覧会(パリを含む)や、カタログで見たものとの
テーマの共通性がみとめられました
この次の画像は、展示されているものです

これはネット上から拝借
フランス人は戸外で食事をするのが好きですが、ましてや
ボナールが後半生で居をかまえた南仏の、ル・カネの「ボスケ」
と名付けられた家は、そのまま絵の舞台となっています

以前見た、この絵を思い出しました。
まあ、テーブルクロスがおなじです。
木も似ています
こちらは巨大な絵で、しかも大変横長
ボナールはキャンバスを枠に張らずに、壁にピンで留めて
描いていき、適当なところで終わったそうです
ですので変形の絵がかなりあります

これもそうですね

これと同じ、と思われる花瓶の別の花の作品もありました

お昼はとなりのロブションのカフェで
クレープをいただきました
そのあと、あれこれ話して
くつろぐひとときを感謝
他の作品に関しては
画像を取り込めなくなっているので
ワシントン・・・のサイトのリンクを貼りますか
1番目 Two dogs in a deserted street
2 The cab horse
4 Table set in a garden
画像をクリックすると大きくなります
「ミモザのある階段」の絵は
ポーラ美術館にあるものが同じシリーズのようです
展示されているものは、階段が少なくて、ミモザがもっと大きかったように思う
ミモザの絵は特別な感じがします
晩年に Atelier au mimosa
という傑作があり(ポンピドーセンター所蔵)
ボナールさんのアトリエの窓からミモザの黄色い花が見え
室内が赤くそまって、隅に、もういない妻でモデルのマルトの姿が
ぼんやり見えます

マニャックな話になってきましたが
ボナールを偏愛している私
いつからかな?MOMAに行った時には、マチスを必死に探していたので
多分、油絵を習い始めてからかと思います 14,5年かな
色彩と形が実にうまく考えられている・・・
(この絵は、黄色と赤のハーモニーとも考えられますが
それが、ミモザと室内の光(壁)として現実のものを指し、まったくの抽象でなく
白は、窓枠や手すりへの光の反射、椅子、遠くの家の壁など、としての役割も持っています)
いろいろ想像もして楽しい一日でした
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