フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2015年02月


ご質問をいただきました。

「新しい質問です。お願いします。
J'aime le cafe。J'aime la soupe。J'aime les livres. J'aime les fraises. J'aime le cinema. J'aime les films. J'aime le poisson。フランス人の先生が、白板に書いて、数えられる名詞は、les、数えられないのはle.la とのこと。poissonのところで「ジャコハカゾエルコトガデキマセン」何を言ってるんだろうと思ったのですが、あとでノートを見て、poissonがleになってるので??、私の写し間違いでしょうか。なぜ魚がles poissonsになってないのでしょうか。
削除

(上の文は、それぞれ、コーヒーが好き、スープが好き、(数えられないのはすぐわかりますね)
本が好き、イチゴが好き、映画がすき。映画(それぞれの映画)がすき。魚がすき。)

顔アイコン
あはは。日本人の感覚ではジャコはかぞえられないけど、
アジやサバは数えられますよね!

これは誰しも疑問に思うことです。良いご質問。

フランス語では、魚も「さかなの身」
たべるものとして考えるときは
de la viande と同じように、部分冠詞となり、数えられません

du poisson     の総称、   le poisson  となります

ここでは Je mange du poisson.    わたしは魚を食べる

   ということがまず意識されています

写し間違えではありません

les poissons   いろんな種類の魚について、鑑賞する場合になります。
          
           種類をいうときです。

たとえば辞書をみると
 poissons marins 海の魚
 poissons de rivière  川魚

となっています

お答えは一応ここまです
基本はここまで

===============
さて もう少し見てみましょう
部分冠詞について  応用編

部分冠詞は全体(を想定して)その一部分を表します

たとえば、

Je suis allée au concert.     コンサートに行ったわ

Ah, c'était du piano?    ピアノだったの?

細かいことは忘れましたが、友人とこんな風なやりとりがあり
ピアノ音楽 を指すときは、部分冠詞を用いることを知りました。
ちなみに、ひとつの曲は un morceau  ( de piano )  などと言います


の他、部分冠詞になるのか迷う、とわたしが思うのは

1  poussière    埃、ちり
数えられないですよね?

la poussière des chemins  道路のほこり
ま、これは全体を言っているのでしょう

Il y a de la poussière.   埃がある

しかし
Une poussière   というタイトルの歌も


2  bruit  音、物音

辞書を見ると
un bruit de pas   足音

le bruit de conversations lointaines   遠くの話し声
限定されているから le と考えられますが、単数

du bruit dans la cuisine   台所の物音
 
特定できない物音と思われます

le livre des bruits という子供向けの絵本
様々な種類の音 (de +  les = des ) でしょう


これに関して、朝倉文法をみますと
(p68)

同質の物質からなるもの、
あるいは個体の名称とそれを構成する物質の名称とが等しいものは

数ええる物、とも数ええないものとも考えられる

つまりどっちもある
見方によるのです

du gateau( un gateau, des gateaux  du fruit ( cf. un fruit, des fuits )
de l'oeuf (cf. un oeuf, des oeufs.)  など

部分冠詞は物質だけを考えた言い方(お菓子が半分でもかまわない)

同様に、
du gravier, des graviers  砂利
de l'herbe, des herbes   草[雑草)
(これは半分、というよりは、集合的に考えているのでしょう)

このようにフランス語では、もの をどうとらえるのか
それによって冠詞を使い分けます

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英語と比較してみましょう

一般的に  fruit(s), cheveu(x)  はフランス語では複数になりますが

英語では hair, fruit  は複数にしません

1  fruit and vegetables   ( fruit に s なし)


ただし

I like fruits such as oranges and grapefruit.
オレンジとかグレープフルーツ(sなし)のような果物が好き

J'aime les fruits.      果物が好き(複数にします)


2 cheveux
フランス語では髪の毛はふつう複数です

se faire couper les cheveux    髪をカットしてもらう
(Je me fais couper les cheveux. )

英語では
I get my hair cut.

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=================

これくらいにしておきましょう

ともかく、魚が好きで食べる人は
J'aime le poisson.

魚クンのような人は
J'aime les poissons.

数える、数えない、の問題は一番むつかしい、考えづらいと
わたしは思っています

===============
(追記)

現代の文法では、部分冠詞は
  du =   de +  le
  de la =  de  +  la

つまり、全体として表される(総称の定冠詞)ものの
一部分、 de  として説明されるようです(これは起源にもどってる
わけですが)

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昨年末のことです

「Abobe Flash Player を更新する必要があります」

とネットで表示されました
(Media Player と間違えてかいてしまいました。訂正します)

ああ、そうかな、とOKをクリックしたら、
マカフィーが、それは危険!
と警告してきました

でも、Adobe だからいいんでは?
と、マカフィーにさからってダウンロード
さあ、大変、いろんな広告がポップアップしてきて
ネットサーフィンができなくなる状態に
(だから自分のミスですが)

そこでまず、パソコンのメーカーに問い合わせたら
少し教えてくれて若干改善しましたが
完璧にするには、初期化するか(そんな恐ろしい!)
7500円、有料で指示するとか

はあ・・・

それで同僚に聞いたら、
Adblock というものを入れるとよい、ただし使い方が
難しいとか

Adblock をダウンロード、すると Google Chrome にせよと
で、しました
少し改善、でもまただんだんだめに・・・

そうこうするうち、
マカフィーは脆弱性スキャナー
をインストールしています、とか
あやしいプログラムをブロックしましたなどいってきて
もう従います
プログラムを一発削除したらネットにつながらなくなったりで
これはメーカーに問い合わせ回復
アドも少しはよくなったけど
また、ダメです


ともかくコントロールパネルをみて
偽のFlash Player更新をしたあとの日付になっているものを
削除 をかけてみました(メーカーは同じ日の、といってましたが、
そんなのはなかったので今日までしなかった)
するとシステムに必要らしいものは
 ! マークでパソコンが警告します
なのでそれはそのままにし
警告のないもの を2,3、思い切って削除!

あるものは、これを削除したら image なんとかをかわりにインストール
し、あなたのパソコンをウイルスから守ります
というのが表示され、実は
それはうるさくインストールを送ってくるのもので
あったため、no thank you をクリックして削除

そしたらもとにもどったみたい!
大丈夫です!

はあ、これが怪しいかったのか!
(メーカーに遠隔操作ー無料ーをしてもらったときにはこれは削除対象でなかった)


これ以前、別のQandAサイトではいろいろな悪いとされるプログラムの名前
が載っていましたが一つもなかった(名前なんていくらでも変更できるのでしょう)
また、削除の仕方もめちゃくちゃ複雑だった
しかも質問者はうまくいかなかったと


この1か月ほど大変困っていました。
もし、同様の問題を持っている方、
アンインストールを、調子の悪くなった日以後のプログラムにかけて
みて下さい
システムに影響するものはパソコンが教えてくれるようです
危険マークの出たものは残し そうでないものを
削除してみたら良いと思います

わたしはパソコンの知識はゼロ
いろんなアプリを使えるだけです
100%保証できませんが、よければお試しあれ

教訓 マカフィーには さからわない

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ルネさんから、フランスは、まさに「革命」を生きている
というメールがありました

Coulibaly Coulibalot '' Les attentats expliqués aux enfants''

クーリバリ,クーリバロ   子供に話すテロ事件

(クーリバリはCharlie Hebdo を襲撃したクワシ兄弟の一味、ユダヤ専門食品店を襲撃した黒人)

繰り返しうたっている
Allahu Akubar (アラー アクバ)
とは アラビア語で「神は偉大なり」
テロリストが口にしていた言葉です











残念ながらところどころはわからない点もありますが

Quel bande de salots    なんてひどいやつらだ

小さなペンをもってただけの人に対して
機関銃がなければだめだった

Les musulmans sont tous des gens très très méchants
Tous les cathos sont pédophiles...

イスラムはみんなとっても悪い(イジワル)
カトリックはみんなペドフィル(小児性愛者のこと)

と、あっちもこっちもぶったぎっています


もし あの名前が
Brondon Hebdo    だったら、  Je suis brondon  とはいいづらかったね
brondon とは いざこざの火付け役 という意味

Les fous d'Allah sont des tocards.
アラーの狂信者たちは勝ち目のない人間



なんでも茶化すのが大好きなわたしは
この細くて弱そうな、Férédéric Fromet という歌手が
アコギでリズミカルに歌うのに拍手喝采!
伝統的な子供の歌の体裁をとっているそうです
そういえば、そうだな

放送は France Inter  フランスのもっとも一般的な
ラジオ局で放送されたようです


フランス人てやっぱりすごい
革命の子だわ

Aujourd'hui, tu verras que ce tube posté hier dépasse en provocation tout ce que Charlie Hebdo a pu dire ou écrire. C'est non seulement une réponse à la tentative de terreur, mais tous ceux qui attendent dans l'ombre voient comment les assassins sont glorifiés... Pour le moment, ils se prennent pour des héros potentiels, mais la chanson montrent des lâches...

ルネさんのメール
またあとで訳しますね。おつかいにいかなくちゃ。

ダークヒーローのようになっているテロリストたちは
実は卑怯な連中である・・・

今日(の話といえば)この昨日アップされた歌は、シャルリエブドが書いたり
言ったりできたことをはるかに凌駕して挑発的だ。
これは恐怖に陥れようとする脅しにたいする返事というだけでなく、
暗闇で待ち受けている連中が殺人者たちがどんなふうに賞賛されるか想像している。いまのところ、彼らは自分たちを未来のヒーローと思いこんでいるが、この歌は
(実際は)卑怯者(であること)を描いている


テロを恐れてばかりいてはいけないけれど
テロとの戦いだ、とふんぞり返っている人も好きじゃないな

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イメージ 1


少し明るい話題を

クリスマスに、ディジョン(Dijon )在住の友人、
ピエレットから送られてきたお孫さんたちの写真

Elisa et Raphaël le jourde Noël lors de la promenade.

エリザ(エリザちゃんはすでに何回も登場してもらいましたね)
とラファエル
クリスマスの日の散歩から(散歩のとき)

(寒そうですね)


イメージ 2

Tristan et ses dents de loup...( de lait).

トリスタンと彼のオオカミの歯(乳歯)

(denst de loup は犬歯のこと・・・が抜けてるのかな?)



イメージ 3

Lucie et son sourire si doux.

リュシーと彼女のとても穏やかなほほえみ




そういえば、クリスマスにはピエレットから素晴らしい贈り物が!
住所の間違いか何かで、1月になってから届いたのですが
Dijon の老舗のチョコレート(下の包み)


イメージ 4



下のをあけると・・・


イメージ 5


すこしつぶれていますが、
チョコレートがぎっしり!
中のクリームなどもそれぞれ味が違います

日本風のつめ方をしたら、4,5箱できそう・・
とってもおいしい!
フランスのショコラ、久しぶりです


イメージ 6

これがもう一つの porte-couteaux

ナイフ置き

ガラス製

箸置きとして使っています


イメージ 7


いろの違うマカロン の模様
クリームの段もちがっています

こんなのが食卓にあったらなごみますね

長い冬が早くおわってほしいな
このマカロンはなくならないから、
食事のたびに眺めることにしましょう

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日本中が注目し、心配した、イスラム国による後藤さんら人質事件は
たいへん残念なことに、後藤さん(と湯川さん)の殺害という最悪の
結末をむかえたようです。


イスラム国が非道であるのはもちろんのことですが、
このタイミングでの人道支援の発表、金額の提示などは
もう少し慎重を期してもよかったのではないか、と思われます。

事件発生直後、メル友のルネさんからのメールをご紹介します。

まず、人道支援に関して、
「こういった援助はえてして、もっとも狂信的な
人々の手にわたってしまう」から無意味、と述べています。その後

 Quant à une aventure japonaise au Moyen Orient, je ne pense pas que ceci soit réalisable... Le Japon serait seul. Et si d'autres n'y vont pas, c'est qu'ils ont déjà vu que c'était trop risqué.

日本の中東での危険な企てに関しては、これが実現可能とは思わない。
日本は単独で行動しなければならない。ほかの国々が関係しないのは、
すでに危険が多すぎるということがわかっているからだ。

Je pense que les éventuelles actions se limiteraient à bombarder des camps. 
Un déploiement serait coûteux en vies humaine car on ne peut pas reconnaître les sympathisants. C'est-à-dire, qu'on devrait se méfier de tous les civils.

可能性がある行動は、(敵の)基地を爆撃することに限られるだろう。
軍事展開は人的被害が多すぎる、なぜなら親派を見つけることができないからだ。
つまり、市民のすべてに用心しなければならないだろうから。


=============
ベトナム戦争においても、いったい誰がベトコンなのかわからない、ということが
開高健の作品に描かれていました。

様々な人道支援もわたしたちが望んだ人々、に届くとは限らないのが
現状のようです。

この事件に関して、日本の援助は妥当であるか、日本の関係性といえば
やはりオイルなのでしょうが、
人質事件のニュースのコメントにフランス語で書き込みがありました。


ー日本は中東から何千キロも離れているのに、このようなことが起こるとは
  イスラム国は世界中を血と炎で塗りつぶしたいのか?


日本は遠くて関係がない、と思っているのは日本人だけではなさそうです



また、邦人救出のために、自衛隊派遣、うんぬんの議論がでてきますが
まるで、自衛隊を話題にしたい、自衛隊の派遣を待ち構えている人々がいるかの
ような印象をうけてしまうのは私だけでしょうか?

今回問題になったパイロットの救出作戦はすでにアメリカ軍が
何度も試みて失敗しているそうです。

それよりも、一部で言われているように、
現地の情報をもっとよく知ることがまずは大切では
ないのでしょうか?

中東にいわゆる、「つて」などもほとんどなさそうな我が国
言葉も宗教も風習も異なっている


==============

イスラム国は許しがたい非人道的な集団ですが、
かれらの論理からすれば、第2次大戦後に、欧米の列強が
「勝手に」線引きした国境に異議を唱える動きとも受け取られます
アフリカや中東の国境線が、なぜあんなに直線的なのか
それは納得できない部分があるのでしょう

ひいては、我が国も、第2次大戦後の様々な決定に異議を唱えようという
政権が登場しているといえるでしょう。
それは国民が望んでいることなのか?
消費税の議論のみがなされましたね。

今回の事件に関しては、まだまだよくわかっていないことがあるのでしょう。

わたしは、積極的平和主義、と称する、
世界のあちこちに首をつっこむような行動には賛成できず、
従来の平和憲法の立場を守ってほしい

もし、「積極的平和主義」のほうが国民が安心して生活できるのであれば
もっと国民に説明してほしいし、
こうでなければダメなのだ、と押し付けるようなやり方は
避けてほしいと思います

「人道援助」を最も必要な人々のルポをしていたという
後藤さんが殺害されたとは、なんとも皮肉で悲しいことです。

「文化の衝突」の側面はあるのでしょうが
欧米の国々は、呼び寄せた移民の子弟に仕事をみつけ
社会の中で彼らの位置を生み出す努力も必要でしょう

(まとまりませんが、パリのCharlie Hebdo 襲撃事件以来、
この問題が気になって、書かずにはいられませんでした)


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