フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2014年09月

ご質問ありがとうございます
 
コーヒーに関してのご質問、カフェとは若干違うので別記事にさせていただきます。
ご了承ください。
 
 
ご質問
 
パリのカフェのコーヒーは恐ろしく濃く苦くて口が曲がりそうと、新聞コラムにありました。そうなんですか。ビールを頼んだら、赤くて甘いのが出て来て、後でByrrhと言うリキュールだったとか。私の辞書には出ていません
 
 
解答
 
パリのカフェで、  コーヒー  Un café s'il vous plaît!    コーヒー1杯!
 
カフェ、といって 注文すると、デミタスの
 
express    エクスプレス がでてきます
 
これは 日本にも今はお馴染み、エスプレッソ   espresso  というようですが
イタリア語です。
 
 
この記事を書いた方は エスプレッソを日本でも飲んだことがないのかしら??
フランスのはローストがきつい、というのかな
たしかに苦いです。 
 
ちなみに、イタリアのコーヒーはおいしいです
 
日本のようなコーヒーを飲みたいときには
café crème    カフェ・クレーム
と注文すれば、カフェオレがでてきますよ
 
 
 
Byrrh というのはわたしも知らないのですが
フランス語では    biere ( de la bierre )   ビエール と発音
日本語の ビール に発音が似ているから?
でも、bi-ru  とはちがいますが・・・
 
普通は、 un demi     アン ドゥミ  と注文します  
生ビールです
 
demi は半分の意味、1リットルの半分、ですが、実際はそこまで量はありません。
 
pression    プレッシオンと言って頼んでもよいです 生、という意味
 
 
瓶ビールも頼めますが
フランスは小さな瓶が多く
メーカーとしては Heineken  ハイネケン、発音は アイヌケン のようになるの
で面喰います
 
(銘柄を○×○×・・・? といわれて選ばないといけないのでハードル高いです)
 
ほかに Tuborg とか   33 とか trente-trois
33 は父が好きでした。
パリに来てもらったときに
George 5 のカフェだったかで飲みました
他に行ったところでは置いてなかったのが残念です。
 
 
 
===================
 
Byrrh はなんだろう?
赤いのでよくあるのは Cinzano  チンザノ、サンザノとか発音しますが
 
ちょっと調べてみよう。
 
イメージ 1
 
グーグルしてWikiをみると(上が画像。 すごい飲んだくれの感じ??)
 
 Le Byrrh est un vin d'apéritif français créé à Thuir en 1866. La marque Byrrh est déposée en 1873.
 
「ビール」はフランスの食前ワインで、チュイールで、1866年に創られた。
「ビール」の商標は1873年に登録された。
 
 
 
また、英語の Wikiでは
 
Byrrh is a wine-based apéritif made of red wine, mistelle, and quinine. Created in 1866, it was popular as a French apéritif.
 
赤ワインから作る食前酒で、ミステルとキニーネが入っている。
1866年に創られ、フランスの人気の食前酒である。
 
 
ミステルとはなんだろう?
キニーネは、マラリアにも効く植物で
シュエップス(甘い炭酸飲料)にも入っています
 
わたしはこれが大好き!なんですが、日本のサイダーとも違うんです
日本はキニーネが薬事法にひっかかるので
販売できないとか聞きました。
 
朝ごはんですので、今はここまで。
 
*****
 
では、ミステルについて
 
mistelle   イタリア語では  mistella
 
いわゆる Fortified Wine  アルコール度を高めたワインに使用されるもので
ポートワイン、シェリー、マデイラ、ヴェルモットなどにも入っているそうですが、
これらも食前酒(また、そのベースとなるもの)ですので、同じ類のものと思われます。
 
で、ミステル自体は、アルコールを、発酵していない、または一部発酵した
クレープ・ジュースに加えて作るそうです。ぶどうジュースがそのまま発酵すれば
ワインになるわけですが、アルコールを加えることにより、発酵が止まり、甘いものになるそうです。(糖分がアルコールに変化するので)
 
よく知らないことを書いているので、なぜか英語ですが、Wiki の一部を
載せますね。
 

Mistelle[edit]

Mistelle (Italian: mistella; French: mistelle; Spanish, Portuguese, Galician and Catalan: mistela, from Latin mixtella/mixtvm "mix") is sometimes used as an ingredient in fortified wines, particularly Vermouth, Marsala and Sherry, though it is used mainly as a base for apéritifs such as the French Pineau des Charentes.[5] It is produced by adding alcohol to non-fermented or partially fermented grape juice.[6] The addition of alcohol stops the fermentation and, as a consequence Mistelle is sweeter than fully fermented grape juice in which the sugars turn to alcohol.[7
 
 
(スペイン産が有名らしく、フランス語のサイトはあまりみあたりません)
 
長くなりましたが、だいたい以上です。
 
記事については、「やらせ」っぽい?
 
パリで ビール、と言ったら、Byrrh が出てくるのかな??
けっこう英語つうじますけど、今は・・・
 
さらに長くすると・・・
 
わたしはお酒弱いですが、高級レストランではアペリティフ注文します
そのときは、キール kir  (カシスのシロップを白ワインで割る)
 
はりこむときは、
kir royal    キール・ロワイヤル    シャンパンで割ったもの
 
おいしいです!
 
 
 
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質問コーナー
 
投稿をこちらにコピペしてアップします。
(でないと質問と答えがどんどん同じところに続いてしまいますので、
ご了承下さい)
 
 
ご質問
 
「数日前に朝日新聞に喫茶店カフェ・ド・クリエ。パリのカフェーで騒ぐ?というコラム記事、「辞書にはCrierしか見当たらない」が「語源はクリエート=創造するから」どう思われますか、変な説明ですよねえ」
 
解答
 
この件についてわたしは知りませんでしたので、
調べてみますね。
 
たしかに何か変な感じですね・・・
 
 ================
 
ネットで検索したところ、
これは日本にあるカフェなんですね?
で、クリエは crier  ですが
 
創造する は、フランス語では、 créer     クレエ と発音する
 
 語源、と言ってもつまり、このカフェの 
「命名の由来」 ですね?
 
動詞なので、間に ド (de ?? ) を入れるのも良くわかりません。
 
パリで有名なカフェ、たとえば
 
Café de la paix  (旧オペラ座=ガルニエ座 の前にあるカフェ)
 
後ろは名詞です。
 
criée  クリエと読める名詞はありますが、 そういった意味はなく
 
叫び声、であるなら、  cri   クリ  
 
 
 
そういっちゃなんですが、
 
コムサ デ モード 
 
の類じゃないですか?
 
(今わたし朝日講読していないので、これ以上はわかりません。ごめんなさい)
 
追記
 
思い出したので付け加えますが、
ひとがあまりに大声で必死に話すと
 
Tu n'as pas besoin de crier.
 
そんなに大きな声をだすことはないでしょ
 
と言われてしまいます。
 
 
最近あまり「フランス語的環境」にいなくて
一日経って思い出す始末・・・ではありますが。
 
 
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イメージ 1
 
メル友のセリーヌ
かねてから、家(アパルトマン)を購入の計画がありました
Rouen ルーアン市内に住んでいて、それから丘の上
(両方のアパルトマンに行きました この時は賃貸)
 
一度めは高すぎ、というか売り手と折り合わず、
あきらめたのですが
ついに、購入!
 
友人の手も借りて
中をきれいにしたり
前の家主が置いて行った家具を売ったり
いろいろな仕事の最中
 
トップの写真のような、緑あふれる環境
いいですね!
 
イメージ 2
 
このうちのどこか、を聞かないと・・・
 
 
 
Avant アヴァン  (ビフォー)
 
イメージ 3
 
中は、はじめこんなだったのを・・・
 
 
Après  アプレ   (アフター)
 
イメージ 4
 
きれいなフローリングです!!
 
 
イメージ 5
 
小さい写真ですが、広そう!キッチンと食堂かな?
 
 
イメージ 6
 
 
この部屋はモケットが敷かれているようですね。
家具は彼女のではなくて、売る予定のようです
 
 
 
この夏のメールをご紹介しましょう
はじめにロックフェスに行って(わたしの知ってるのでは
フランツ・フェルディナンドくらい)
 
 
 
Suite au festival je devais me rendre sur Annecy, mais devant garder un peu de
sous de coté pour l'appartement j'ai annulé mon séjour.
フェスのあとに、アヌシーに行くはずだったけど、アパルトマンのために
少しお金をとっておかないといけなかったので、滞在はキャンセルしたの。
(sous は、昔のお金の単位ですが、要するに、お金、という意味)
 
 
Je suis donc allée deux jours chez mes parents et ensuite, je suis restée
 chez moi...
 
それで2日間、実家に行って、それから家にいたの・・・
 
je me dis que c'est pour la bonne cause lol.
 
これは立派な理由だと思ったから・笑い
 
 
De toute facon,je vais quelques jours en camping pres
de la mer a la fin du mois. En Bretagne.
どちみち、月末に海の近くに数日キャンプ旅行に行くから
ブルターニュにね

Ici le temps est pourri pour un été, nous n'avons definitivement plus de saisons...
 
       こちらでは、お天気は夏とはいえずひどいの、もう季節はなくなったのよ・・・
 
====================
 
ローンをしたということですが、一人でアパルトマンを買うなんて
すごい!
 
この夏、フランスは北のほう以外は雨ばかり、気温も低くて
お天気はさんざんだったようです
 
彼女も書いていますが、こういうのを
été pourri     エテ プーリ
  文字通りには  腐った夏
 
といいます
 
日本も雨が多かった、でも東京の辺りはかなり猛暑のときもありましたね
 
 
もう秋の風
 
Adieu, la clarté de nos étés trop court!
 
さらば、ぼくたちの短すぎた夏の光よ!
 
19世紀の詩人、ボードレールの一行を思い出します。
 
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