
(写真は著者、共著者とその本)
France2 ニュース、3月11日
(この日は福島、原発周辺の町が ville fantôme (ゴーストタウン)のままである、な
どありますが、それは日本とそれほど変わりません)
フランスの BOBOS についてのニュースを取り上げてみましょう
キャスターは言います
Bobos ボボ とは
bourgeois ブルジョワ (経済的に余裕がある) と
bohémien ボエミアン(ボヘミアン) 自由な暮らしをする人(もともとボヘミア地方から来た人=ジプシー)
このふたつを合成した言葉
彼らは
niveau de vie plutôt élevé 生活水準はどちらかというと高いほう
style de vie plutôt décalé ライフスタイルはいくぶんズレている
coupé de la réalité 現実ばなれしている
poseur 気取り屋
などと軽蔑されていますが、彼らのイメージを
払拭する肯定的な本が出版されました
(言葉を拾ってありますので、聞き取ってみるのもよいでしょう)
以下のサイトの37分ごろ(映像の下のバーをクリックして下さい)
(下に個別のものもありますが、みじかいいくつかのニュースの後になっています)
タイトルは
Société; ''La République bobo'' 社会(現象) 「ボボの国」
Nana さんは styliste (スタイリスト)
bio ビオ (有機栽培)の pomes de terre ジャガイモ を
生産者から袋ごと買って、近所の人とわけて
faire des économies 節約する
「でも、お金が問題ではないの、
grande surface 巨大スーパーでは買わないわ」
彼女の家
いろいろなものが飾られていて、一風変わっています
(面白いですよ!ぜひごらんあれ。
古いものがある、こういうの大好きなんですが・・・
わたしもかつて、実家のお蔵からモノを持ってきたりして・・・
でも今は喘息でダメです)
「un peu bordel ね」
bordel ボルデル
(辞書を引くと、売春宿と書いてあります。その意味もありますが、口語では、混乱などという意味で、よく使い、片付いていない部屋を指している)
ここは昔の mprimerie (印刷所)です
épicier du quartier converti au bio
この界隈のエピスリー(小さな食料品店)もビオを置くようになりました
庶民的な地区で、平均的な階層が住んでいますが
bobos といわれるような人たちも住んでいます
バイクに乗って現れた女性は、BOBOS たちを擁護する本をだした
Laure Watrin さん
Bobos 言葉自体は2000年ごろNYで使われ出したそう
いままでは、孤立しているなどとあまり評価はよくなかったのですが、
fort capital culturel 文化資産が豊富で、
capital économique 経済資産はそれぞれだが それはあまり重要視せず
かれらの métier (職業)は artistes, architectes, enseignants,
journalistes, IT 関係など
自分より貧しい人たちの中に住んでいる。
mixité sociale 社会階層の混じり合い に貢献して
自らの責任を果たしている、と肯定的に評価しています
パリだけでなく大都市周辺にみられる、としています
かく言うわたしも、ズレていることでは、
Bobo に入るのかも・・・
ともかくこだわらずに自由に生きるのは良いですね
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