フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2013年03月

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竹橋の国立近代美術館で
フランシス・ベーコン展開催中
(オフィシャルサイトはこちらhttp://bacon.exhn.jp/ )
 
アイルランド出身、1992年他界
ロンドンで活躍
 
トップの画像はわたしの持っている画集です
画家の存命中に出版されたもので
1985年まで経歴がのっています
パリで買いましたが、NYで出版、英語です
 
これは自画像
ベーコンは具象画家です
でも、ご覧のとおりデフォルメされています
 
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これがベーコン
有名な哲学者、フランシス・ベーコンの異母兄弟の直系の子孫とか
 
ところで木曜日は東京、春の陽気のすばらしい日
友人の提案で九段下で地下鉄をおり、
千鳥ヶ淵、北の丸公園を通り抜けて
まずはお花見
満開の桜にレンギョウ、コブシ、カイドウ、ボケなど、スイセンも今咲いています
カメラを忘れたので写真はありませんが、皆様もお花見なさったことでしょう
 
=================
まずはお昼を食べて、やっと展覧会に
 
ところで、ベーコン大大好きなのですが、
「ベーコン展」というものに行くのははじめて
日本では30年ぶりとか、フランスでもなかったように思います
パリ滞在中、ポンピドー・センターで見て
すばらしい!
ファンになりましたが
なかなか見る機会はなかった
一度には2,3枚程度です
 
まえおきが長いですが
 
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あれ、小さいな
わたしの画集ではモノクロなのでネットから拝借
のっけからこれがあります
というのもベーコンは初期の作品は全部破棄したから
もうベーコン、になってからのものしかないという
 
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わたしがこの展示で好きだった
「屈む裸体のための習作」
ポストカードを買いました
(画集にもカラー写真あり)
 
その後はエイゼンシュタインの映画に影響された叫びのある絵
 
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これはポスターに使用されています
 
さらに、ベラスケスの法王イノセントXにインスピレーションを受けたシリーズ
 
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これは展示にはありません
ポンピドー・センターでポスターを買ってきて
パリで部屋のドアに張っていたのはおそらくこれです
(ヴァリエーションがあるので)
夫に気味悪がられた
まあ、そうかもしれません
なんというか、この世を飛び出しそうな感じがよかった
 
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その後、色彩を求めてベーコンはゴッホに興味を持ち
ゴッホの肖像画を何枚も描きます
展示のものとは少し違いますが色彩の感じは
おわかりになるでしょう
 
会場ではたしかこの対面にスフィンクスのシリーズが
色が美しい
 
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下のピンクとオレンジの作品は国立近代美術館が所蔵する作品
以前常設展示でみました
スフィンクスの形をかりた肖像画
 
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イメージ 13
 
展示は次に、友人の顔の3枚つづきがあります(ちらしです)
これは実際はこんな感じ
 
イメージ 14
いや、ちょっとちがいますね
ルシアン・フロイドのほうかな
 
 
その後はいかにもベーコン的な
身体がねじまがり、一部が溶け、透明になったり
分離したフィギアがつづきます
 
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3つの人物像と肖像
 
イメージ 3
 
ドアにめり込むようにして、手はノブをまわして
あけようとしているのか?
解説では死への扉をあける、という
 
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最後の部屋はこの画家独特の
トリプティク( triptych)
三連画 (キリスト教の祭壇画に多くみられる)が
いくつか展示されています
この作品があったと思います
「ジョン・エドワーズの肖像のための三習作」
 
イメージ 5
 
上は最後の作品といわれる三連画
 
ほかにベーコンにインスパイアされたという
舞踏(土方巽)のビデオ(すごいです)
ダンスのビデオも
 
2時をすぎてだんだん込み合ってきました
老若男女を問わずいろいろな人がきてました
 
やはり部屋が狭い、天井が低いので、その辺はパリと
比較してしまうのですが
ベーコンをこんなにたくさん一度に見るのは
本当にはじめて
有難いというか、うれしいというか
信じられないというか
至福のときでした
 
もう一度行きたいかも
 
=================
 
ベーコンは、人生に意味はない、と言っています
それは犬のくそ(dog-shit)のようなもの(会場の壁に)
 
でも、わたしたちが生きている間に
それに意味を与えるのだ。意味を与えるある種の態度を創造するのだ、と。
それ自体には意味がないとしても。
 
' I think of life meeningless; but we give it meaning during our own existence. 
 We create cedrtain attitiudes which give it a meaning while we exist,
though they in themselves are meaningless, really.''  (画集からの引用)
 
 
===================
わたしの印象ですが、やはり人間は
描かれたものの中に、自ら=人間を見出したいものなのかと
抽象画は人間的要素の感じられないものは
共感を得られなくなってきているのかもしれない
と思いました
 
ともかくベーコンのものすごい想像力
充分たのしみました
5月26日まで開催中
ぜひいらしてみて下さい
 
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フランスのラジオ局
France Info  というのがありますが、
毎日 1分ほどで、いろいろな世界のニュース、エピソードを放送しています
 
 
クリックして好きなニュースを聞くことができます
内容はかならずしも日本にも知られているものでは
ありませんが
様ざまな題材を扱っています
 
わたしはこれをPodcast しています
(新しい i-tunes では手動でコントロールできなくなりました。怒
あ、わたしのi-pod 上でのことです)
 
先日のニュースは
ヒットラーの15人の毒見係のうちただ一人
逃げ、助かった女性(90歳を超えた人)について
数日後、France2 でも
ドイツでは非常に話題になったと報道
この女性の映像も出ていました
 
スピードは、めっちゃ速いです(ナチュラル・スピード)
フランス人むけですから
でも、スクリプトがあります
 
また1分なので何度かきいても
それほど時間はかかりません
 
最新のものは3月15日
 
 
矢印をクリックすると音声がでます(Réécouter)
 
はじめにキャスターが内容をいいます(はじめのパラグラフ)
火星を歩く?宇宙飛行士の写真のあとにスクリプトがでています
相手と話すので若干の違いがある場合もあり
 
内容は、2023年に火星旅行を計画したオランダ人のこと
資金はすべてライブ放送をして中継し、放送権料で賄う予定とか
すでに興味を示した人もおり、なかには科学者もいるそうです・・・
 
はじめのところだけスクリプトを載せておきます。訳はまたあとでね。
 
Etes vous libre en septembre 2022 ? C'est la première condition pour participer à ce voyage. Le départ pour la planète Mars est prévu en septembre 2022. A bord de la fusée, vous serez quatre. Votre voyage va durer sept mois. Vous allez donc vous poser sur Mars au mois d'avril 2023. Là, vous n'aurez plus qu'à rejoindre votre petite maison construite par un robot.
 
(帰宅しましたので、訳をアップします)
2022年の9月はお暇ですか?これが旅行に参加する第一条件です。火星への出発は2022年9月に予定
されています。ロケットは4人乗りです。あなたの旅行は7か月を要します。したがって、火星に着陸するのは2023年、3月です。そこでは、ロボットが建設したあなたの小さな家にたどりつけばよいのです。
 
 
たった1分にまとまったニュース、おためしあれ
 
簡単ではないですので
すぐにわからなくてもめげることはありません!
スクリプトをみながら聞いても良いでしょう
 
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LUN11のニュースです(11日月曜日)
 
 
40分ごろから
 
10日に続いて(前の記事を見て下さい)
まず3・11のための黙とう、天皇の出席された追悼式の模様を放送
 
こちらでは
le Japon a encore du mal a tourner la page
 
日本はまだ過去を忘れる(歴史のページをめくる)のはできないでいる
と、前日とは違った見方をしています
それはおもに被災地をルポしているからでしょう
 
débris à évaquer   片付けるべきガレキの山
décontamination   除染 の 問題
 
つぎに
la population déplacée   避難をした人々はどうしているのか?
川内村の様子を伝えています
雪が仮設住宅を少しは美しくみせています
仮のものが永続的になる、それは世界共通で
日本もその例外ではありません・・・
 
住民はカラオケに集まって心を癒しているようです
帰宅するにもまだ4~6マイクロシーベルトの線量がある場所もあり
不安がつのります
Je ne suis pas convaincu.   納得していない
とある男性はいいます
 
川内村はご存じのように
moitié libre   半分は帰宅できる地域で
moitié dans la zone d'exclusion  半分は警戒区域   戻ることはできません
 
帰宅できる地域でも人はほとんど住んでいません
garage   自動車修理店が営業しています
しかし、人々はやってきては用事を済ませて帰ってしまうと女性はいいます
住んでいない家の除雪をする人もいます
 
レポーターは警戒区域の柵のところで線量を計測
0.27mcrsv
それほど高くない、と報告しています、いまのところは
 
次の項目も載せておきましょう
Y a-t-il un effet Fukushima ?
福島の影響があるか? つまり福島第一原発の事故によって
世界は原子力発電にたいする考え方がかわったかどうか、
この問題を見ています
 
(図表、数字で示されるので聞き取りによさそうです)
 
それによると
日本 50基   現在停止しているが新しい政府は稼働させる考えである
中国 16基   電力需要がますます伸びるので、20年で100基まで増やしたい
韓国 23基
インド 20基
アメリカ  104基  福島の事故以来、基準が厳しくなったので、コストが高くなった
             また、シェールガスの実用化を受けて、原発の将来性は不透明に
 
ヨーロッパ
  フランス 58基
  イギリス  新たな建設計画あり
  脱原発の国々は福島の事故以前にこれを決めていた、といいます
  逆戻りはしない、との決議程度です。
 
   
このニュースの結論としては、福島の影響はほとんどない、ということでしょう
たしかにそうですね。肝心の日本でさえ、いまは再稼働の話ばかりです
 
これではいけないと思います
 
世界は核戦争などなくても
SFのように、放射能汚染地域とそうでない地域にわかれて
いくのでしょうか?
 
それはダメですよね!
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2 ans après la catastrophe   大災害から2年
 
Dim10  をクリックして下さい
34分ごろから、マウスを下のバーにポイントすると Japon... とあり
 
当時も日本にいた、特派員が報告しています
どう感じますか?
 
パラドックスです
日本人は以前より反核になりました
80%の人が反原発を言っています
しかしデモには以前のように人が集まりません
また、原発賛成の首相を選びました
これがパラドックスなのです
 
volonté des Japonais de tourner la page, passer à autre chose,
avec ou sans nucléaire, finalement ça n'est plus le problème
 
日本人は過去を忘れようとしている、別のものに移ろうとしている
核があろうがなかろうが、結局それはもう問題ではない
 
とコメント
 
続いて、川俣町の模様
除染をしています
あるいは、除染をしていることになっている・・・
問題の規模の大きさに対して貧弱な手段
象を歯ブラシで磨くようなもの・・・
 
ここでも汚染土の置き場が問題に
 
近くの佐藤さんは、ときどき我が家に帰って
猫にエサを与えます
除染など役に立たないと考えています
3月15日の爆発の後、気分が悪くなった
咳こみ、吐き気がし、心臓が焼け付くようだった・・・
 
他にも気分の悪くなった人が大勢いたそう
 
子供たちの甲状腺の状態も問題になっています
この母親の子供は、検査によって2か所の異常がみつかり
その一つがその後大きくなった、ということです
 
38%の児童の甲状腺に問題があるとのことです
しかし、当局は問題なし、 Tout va bien. と言っています
 
そこでassociation が作られ、追跡を続けています
医者の言葉です
日本では甲状腺がんは極めて少ない
福島での異常は他の地域での10倍になっている
もちろん、この子供たちすべてがガンになるわけではないが
できるだけ早く異常を発見して対処する必要がある
 
問題がない、とはとても言い切れない、と結んでいます
 
================
 
耳新しい話もありますね
 
たしかに、昨日のテレビでも、震災の風化を感じるか?という
質問が出されていました
福島原発、汚染地域の問題ももちろん取り上げられては
いました
 
いやなことは忘れたいものですが
まだ終わっていませんから
忘れるなんてとんでもない
 
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イメージ 1
わたしの住んでいる市は、東京23区に隣接する小さな街で、
住宅街にはところどころ畑が残っています。今はさすがにたんぼはなくなりましたが。
 
で、大きな通りに沿って
市内産野菜販売所があります
いままで車で通りすぎることが多かったのですが
先日歩いていて、ああ、これはよさそう
でも食事をしてから、と後で立ち寄ったら
お昼休みでした
 
で、後日挑戦
たくさんの野菜をかいました
めずらしいものもあります
 
ちなみに、新鮮な野菜、はフランス語で
des légumes frais   デ レギューム フレ
 
イメージ 2
 
床においてみました
袋に入ったままですが
左から、サラダ用紫ホウレンソウ
赤白のラディッシュ
紫だいこん
白菜
このほか、ホウレンソウ、小松菜も買いました
 
イメージ 3
 
これは紫だいこんを切ったところ
中もほんのりむらさきが入っていて
美しい
輪切りにしてサラダ
大根おろしにするとむらさき
レモンなどしぼるとピンクになります
味もとても良い
 
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写真ではわかりづらいですが、この白菜もピンクです
ふつうのより柔らかい感じ
 
イメージ 5
 
店内はこんな風、こちらは根菜が多い
 
イメージ 6
 
左のほうは葉物が多い
奥が畑です
 
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販売所を裏から見たところ
農具が置かれています
 
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販売所の「おじさん」
オーナーと思われる
写真撮っていいですか、といったら
照れたのか、むこうを向いてしまいまいした
 
歩くと往復30分以上はかかるので
週に一度くらいしかいけません
これまで、ギンナン、ゆず、ターサイ、ねぎ、ルッコラ、シュンギク なども購入
午後遅めの時間にいくと常連さんが来ています
 
葉物などはそれほど安くはありませんが,
とってもおいしい!
白菜、だいこんは品薄なときにお安く
そういう点でも助かりました
 
冬野菜はそろそろ終わりだそうですが
これから夏にむけて楽しみが増えたというわけ
新鮮でおいしい野菜を作り続けていただきたいです
 
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