フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2012年06月

天下り、庶民の敵
財政の敵
 
いろいろ言われていますが、退治がむつかしいようで
情けないことです
 
英語では
 
parachute というようで
オーストラリアの放送(NHK衛星のニュース)で
東電の退職する役員について
 
golden parachute
 
と言っていました・・・
 
記事がここに、映像もあり
 
 
フランス語では
 
parachuter  パラシュテ
 
という単語 あり
辞書を見ると、「不相応な地位につける」
 
名詞は
 
parachutage   パラシュタージュ
 
よく使われるのは、選挙のときなどに
その選挙区に関係のない(住んではいなかった)
候補者を選挙前に急に送り込むことをいいます
 
これを行った 社会党の元大統領候補
ロワイヤルさん(オランド新大統領の元夫人)
は落選
(しかも、オランド氏の現在のパートナーが、対立候補を応援する
ツイートをしたので騒ぎになっていました)
 
極左のメランション氏もこのため議員を落選
 
以下のサイトは parachutage doré を議論しています。
退職したあとも報酬を得るという・・・同じです・・・
 
ま、天下りでも 使えるでしょう
パラシュートでも、空(天)から降りてくるには変わりない・・・
 
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イメージ 1
 
パープルの・・・
この包みの中はなに??
 
イメージ 2
 
アスパラガスをいただきました!
上から普通のグリーン
ホワイト
手前のがパープル!
 
はじめてみました
 
少しづついただきました
とってもおいしい!
北海道直送はやはり違います
 
味は口の中までパープルに・・・(ウソです)
グリーンとそんなに変わりませんが
珍しいですね
 
イメージ 3
 
こちらのパープルは先日の台風のあとの夕焼け
上空はまだ雲のうずが残っていました
 
ここ2,3日、東京地方は比較的さわやか
いよいよ暑くなるかしら・・・
 
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きのうネットサーフィンをしていたら去年のNHKの放送にいきあたりました。
 
BS (NHK) 世界のドキュメンタリー
「終わらない悪夢」
Déchets, le cauchemar du nucléaire
 
Déchets     デシェ     ゴミ、廃棄物   
cauchemar   コーシュマーる  悪夢
nucléaire    ニュークレエーる    le nucléaire    核エネルギー、原子力
 
 
(こちらのサイトから拝借しました。ありがとうございます
ここには、先日の やはりNHK 福島県の「川の汚染」についての放送もアップされています
これは見ました)
 
フランスのTVと Arte France アルテ フランス 共同制作 (Arte とは ドイツと共同の教育テレビのようなもの
          普通に各家庭で7チャンネルだったかな、見られます)
 
とうとう 大飯原発の 運転再開が決定されたようですが、
もっと考えるべきことがあります
賛成、仕方ない、という方もどうか一度これをごらんになって下さい
放送は去年の9月(わたしはその時は知りませんでした)
制作は3・11の前、2009年です
 
ほとんど吹き替えですが、一部フランス語音声で字幕のところもありますよ。
フランスの大統領が(過去)いかに自国の原発のことを知らないか
笑えます。(笑えないけど)
ネット上では7部に分かれており
各15分 放送は二回にわかれていました。
はじめと終わりだけでもご覧になるとよいと思います。
まだまだ知らないことがたくさん、でした
 
ぜひ一度ご覧ください
 
追加
原語(フランス語)でごらんになるにはこちら
 
=======================
 
そんな時間はない、という方に
内容を少しのせておきます
 
フランス、アメリカ、ロシアの核汚染、事故、再処理の状況をリポート
 
フランスには、ラ・アーグの再処理工場(アレバ社)がありますが
ブルターニュ地方です
海底に壊れたドラム缶が・・・
廃棄物を海に投棄! これはどこの国でもやっていたそうです・・・
10万トン
1993年、国際条約で禁止に
 
話はアメリカへ
ハンフォード(原爆を製造する、いわゆるマンハッタン計画を遂行していた)
周辺は川を中心に汚染されたまま
 
ロシアでは高濃度の汚染物質が入っていたタンクが爆発
200人が死亡 27万人が被ばく
これは旧ソ連時代のことで
1993年 エリツィン大統領のときにやっと公表された
 
フランスでは日本でもお馴染み?となった
アレバ社が再処理を行っていますが、
再処理工場とは放射能汚染をまき散らすものでパリものがれていないとか
 
電力の80%を原発に頼っているフランス
(今年の冬は寒かったので電力不足、節電のため、深夜のネオンは禁止になりました)
廃棄物は毎年120トン
これはロシア、シベリアのトムスクという場所に運搬され
(これを阻止しようとするグリンピースなどの団体の行動は時々日本でも報道されますね)
濃縮ウランを精製しています
これはフランスに返され再利用されますが
たったの10%
残りは、トムスクにそのままコンクリートに詰められ
野ざらしです これが劣化ウラン
 
安全性については、航空機が墜落でもしない限り大丈夫だそう・・・
もしそうなっても人が住んでいない地区なので大丈夫とか???
 
つまり再生しても10%しか利用できません
 
再処理しているのは、フランス、イギリス、日本のみ
他国はプールに保管している
世界に核燃料貯蔵プールは多数存在しますが、
この危険性は福島第一原発の4号機の危険を考えればおわかりと思います
 
世界のプールの図
日本はいっぱいで地図がかくれてしまう・・・
ありすぎです!!
 
一方警戒もしている
ドイツは最終的に残ったものをコンクリートのコンテナに入れて
山の斜面に置くようにしている
 
フランスのラ・アーグは、テロに備えて
地対空ミサイルを配備している
 
フランスのもと環境大臣がいいます
フランスでも原子力政策はひみつ主義で行われ費用が膨大で
財政不安の一因となっているそう
再処理方法はまだみつかっておらず、
持続可能なエネルギーではないと
証言しています
 
ドイツは2000年にシュレーダー首相が
段階的に原発から撤退すると宣言
(メルケル首相もこの路線を引き継ぎ
脱原発を推進しています)
 
一方フランスは国土の地下に廃棄物を保存すべく
研究をしています
地下40mほどの粘土質の地層で実験
うまくいけば、近くに実際の貯蔵のため穴を掘って
100年使用、穴を埋めてその後も200年は管理するそうですが、
2万年!!管理の必要があるため
その後は誰にもどうなるのかわかりません
目印をつけるか否か(シュールな議論が)
未来の考古学者が掘り出すかもしれません
 
最後に高名な天文学者がいいます
「原子力は未来を抵当に入れている」
「100年続いた政権はむしろ珍しい、
エジプトが放射性廃棄物を埋めていたとしたらと考えて下さい」
エジプトでもせいぜい5000年です
あと1万5000年残ってる
 
これは「社会や文明の選択である」と言っています
(内容以上)
 
=====================
 
 
議論もないままに、
事故を防げなかった保安院が必要という
ベント、免震棟の設置もなく
運転を再開する
「多分大丈夫だろう」 それは3・11から何も変わっていません
新しい規制庁も骨抜きです
 
メル友のルネさんによれば
東電がひどい、というと
私企業の目的は 利潤の追求であるから 値上げなど言うのは当然
原子力エネルギーは国家が管理すべきである、とのご意見
サルコジ大統領は民営化を持ち出したそう
オランド新大統領はどうでしょうか?
フランス国民は恐れています
 
===========================
長々と恐れ入ります
 
脱原発もどこへやら、消費税だけ増税して
しかも低減税率もなく
これで民主党も分裂したら
国民はなんのために投票したのかしら??
 
原発が必要としても、
将来の展望がないまま、電力不足、
料金上昇、雇用問題を持ち出して
国民を脅しているような政府は
意味不明です
 
消費税が必要としても 景気はさらに悪化するでしょう
そのために自党の分裂もかまわないというのも
意味不明です
 
原発は賛成、必要悪、という方も
ぜひ一度この放送を見て下さい。
 
 
お願いいたします。
 
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イメージ 1
六本木の新国立美術館で
エルミタージュ美術館展を開催中
 
マチスの大きな「赤い部屋」が来ています
そのほか、ヴェロネーゼ、レンブラント、ヴァン・ダイクなど
魅力的な絵がたくさん
 
マチス大好きのわたし
ちょっと上の絵を鑑賞してみましょう
(ポスターをドアに張り付けたので光ってしまっていますが
そういえば最近ポスターあまり売っていませんね。
エルミタージュ展そのもののポスターはきれいなのに)
 
ちょっとみたところ平面にみえます
とくに印刷では「赤のハーモニー」(原題)がよくわからないので
全体真っ赤のよう
でも実際はもちろん違います
奥が明るめの赤
それぞれも場所によって微妙に調子が異なっています
 
イメージ 2
 
Wikipedia の画像を拝借 すこしピンクすぎる・・・
 
テーブルを少し上から眺めている視点で
左の椅子、テーブルの面も遠近法は使われています
テーブルクロスの模様の曲がり方で
テーブルの角面が横や手前も暗示されています
椅子の下には境目は表現されていません
 
果物は一列にならんでいて
陰影はまったくない
これらも少し上からの視点に統一されているのが
皿にのった果物や飲み物の瓶の見え方でわかりますね
(少し強調されているでしょう)
 
女性は白いカラーを付けているのでしょう
うすいブルーで首のところの遠近がわずかに表現されています
 
窓  窓の画家といっても良いマチス
ここでははっきりと壁の厚さが、オレンジ、ベージュで描かれています
 
窓の外の風景 木と花は点描
手前の濃い緑の植物はまた違った方法で塗られています
 
実際にみるとさらに強烈な赤
それでいて、他の色彩とケンカせず
調和を保っています
巧みな構成のためでしょうか
 
実ははじめは 「青の部屋」だったそうです(緑色)
それが注文主の身に不幸が起こったため
元気になる赤に変えたとか
 
テレビ番組で、
もともとの緑が端に見えるようにエルミタージュがしている
と言っていましたが
普通 額で隠れてしまうので 端の1センチ弱は塗らなくてもよいのです
 
赤と緑は反対色(補色)なので
いっそう鮮やかになったのでしょう
 
 
 
イメージ 3
こちらはボナールの絵
「早春」
穏やかな色で目立ちませんが
なかなか良いです
 
7月16日まで開催中
友人の都合もあり、少し早めにいきましたが
11時をすぎるとかなり混雑してきました(11日月曜日のこと)
 
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イメージ 2
 
Jean Paul Hévin  ジャン・ポール エヴァン はパリのチョコレート屋さん
 
先日母の日に、娘が買ってきてくれました
 
とっても!おいしかったので、月曜日に歯医者さんに行った帰りに
銀座三越で購入
ところでお値段も良く、2個を3人でわけようと
でも娘は雨で来ませんでした
濃厚なのでデザートに一人1個は多いくらい
ちょっと残してあとは翌朝に
 
トップの写真は箱です
(下の赤いのはパリで買った - 2ユーロくらい - 鍋敷き)
 
イメージ 1
 
娘が買ってきた、すみれのクリーム(ヴィオレとかお店の人はいってました)
銀座にはなかったので、おすすめのフランボワーズを
 
うーむ、これはまあまあです。ヴィオレのほうが好き
でも
手前のムース + 多分 ローズマリーのクリーム+ クランチ
絶品!
 
うえの白いところにJean Paul Hévin と入っていますが
薄いものがはりつけられています
愚かなことに、食べられるのかしら?とめくったら
指先でもうとろけるホワイトチョコ!
 
思うに、このチョコレート屋さんは
濃厚であまーいチョコにハーブをきかせて
味を引き締めるのが得意のよう
見事です
 
Maison du chocolat がお気に入りで、あまり開拓しないわたしですが
実ははじめに 出かけて Maison du chocolat でエクレアを食べたら
パリとは全然ちがう味・・・クリームは少なく甘さが足りず
皮もパリパリしなくて厚めでもっちり
(フランスと同じにしてほしい! chocolat chaud ホットチョコレートはおいしかったけど)
で、リベンジしたんです
 
Cheryl に この話をしたら、
彼女は大ファンで、パリに行くと泊まるサントノレの
アパルトマンの近くにお店があるそう
パリの英語を母国語とする人々はこのお店
Hévin   エヴァン を 
Heaven!  ヘヴン 天国 と呼んでいるそう
わかるわ
 
ま、みなさますでにご存じかも
甘いものをいただくと幸せ・・・
 
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