フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2012年05月

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日曜日、田舎で法事があったので、行ってきました。
フランス語で、わたしたちが日本でよく言う 実家、というのは
ふつう 「両親の家」 chez mes parents
といいます。
 
でも父(と祖母、祖父と回忌がちょうど重なって)の法事ですから
タイトルは 生家 です。 ma maison natale (マ) メゾン・ナタル
 
新幹線でとんぼ帰りはちょっときつかったのですが
ひさしぶりに親戚、父の旧友、弟の友人、家族に会いました。
みなさん大変お元気
ま、元気な人が生き残っているのか、と妙なことを考えましたが
良いことです
 
とても良いお天気
家を写真に収めました
昔ながらの古い家です 
祖父が建てたものです
 
トップの写真は玄関  戸を開けるとチリチリと鈴が鳴って来客を伝えます
門を入ってからですが、昔とは少し様子が違っています
 
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少し戻ったところ
 
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玄関を入ると
 
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「富士山」は子供のころからありましたが
こけしは一時父が好きで集めたものです
 
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遅く咲いたつつじが満開
 
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奥の座敷の書院棚
いまは普段は使用していません
アメリカのCherylが来たときは一か月2人でここを占領しました
 
 
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廊下の反対側ですが、天井はこんな風になっています
祖父がある程度こだわりを持って建てたものらしい
 
お寺でお経、お墓参りのあとは
フレンチです!
父の好きだったシャンパンとかワインも
 
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お料理は途中でソルベも出るフルコース
これは黒鯛のミ・キュイ  mi-cuit
半生で中がお刺身のよう
 
お肉は鴨かフィレステーキで、鴨を選びました
 
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えーと、これはデザート
もうお腹がいっぱい・・・
 
田舎ですがきれいなレストラン
人物を入れずに撮っておけば良かったですね
 
そのあと家に戻ってまたひとしきり話す人、飲む人!
 
法事はともかく、なかなか実家に行く機会もなくなってしまったので
ちょっと感傷的かも
 
お付き合いくださった方、ありがとうございます
 
追記  Cheryl と メル友 René さんにこのことを書きました。お返事が来たら
     辞書で見た単語とは少し違って、
     法事 はそれぞれ
      英語では  remembrance ceremony
             フランス語では  mémorial des aìeuls ( de tes aìeuls )
                    と書かれていました   
 
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みさなま見られました?
 
フランス語では éclipse annulaire  エクリプス アニュレール
 
東京では7時前には空は雲におおわれていましたが
次第に雲の切れ間が・・・
 
そしてかなりよく観察できました!
 
娘は300円のメガネ、わたしは1500円のしか見つけられなかったので
クラシックに(笑)  ガラスにろうそくの煤で
 
写真は娘が i-phone で撮ったもの
(メガネ越しに撮影)
私のデジカメではだめでした。
 
見えてよかった~♪
楽しみましたね!
 
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(オランド大統領を除いて、閣僚は男女同数なのですが、女性があまり目立たないのは
後ろに隠れてしまっているからか。グレー系統の服の女性も多いですね) 
 
オランド内閣の顔ぶれが発表されました。
この内閣の大臣、また行動の規律に関しての指針などが打ち出されました
 
France2   jeudi 17 mai  のニュース
Jeu 17  をクリックして下さい
 
 
1 内閣の顔ぶれ
 
公約通り、男女の数を平等にする、パリテ(parité)が実現し
34人のうち17人が女性閣僚です
しかし、男女を問わず、経験者はほとんどなく
29人は大臣の経験がまったくない人
(わたしも外務大臣の Roland Fabius 氏以外はあまり馴染みがありません)
 
若返りという点では、7人が40歳以下です
Martine Aubry 氏は、すでにミッテラン政権で要職を経験しており
首相以外では内閣に入らない、ということでリールの市長に戻ってしまいました。
DSK(ストロース・カーン)氏は例のスキャンダルでもちろんいません。
実力者たちが姿を消してしまうのは残念な気もします。
 
大臣たちのその日の様子、
Passation de pouvoir   権力の移譲  が行われます
リラックスした雰囲気もあれば、緊張が走る場面も
 
文化大臣はミッテラン元大統領の息子さん、フレデリック・ミッテラン氏ですが
(社会党はサルコジ大統領に誘われて何人かが前政権で閣僚に入ってしまったのです)
あたらしい オーレリ・フィィパッティさん(女性)には
お母さんが同行!  
 
 
2 閣僚の charte de bonne conduite    行動指針
 
― 外国の元首からのプライベートな招待に応じてはならない
   (元首相のフィヨン氏はエジプトのムバラク大統領に招かれヴァカンスを過ごした)
―家族、親戚に便宜をはからない 
    (閣僚の奥さんのポストが問題になっていました)
―150ユーロ以上の贈り物は受け取らない
―閣議では議論をつくすが、いったん決定したことは連帯を重んじて
 これに従う
―閣僚は交通手段に電車を第一に利用し、車の場合は交通規則を守る
 
そこで、就任式の日に、オランド大統領の車が赤信号で停止した映像が
でます(爆)
 
ニュースの最初で、閣僚の集合も、エリゼ宮にはみな徒歩で。
車でのりつけることはしません
 
考えてみれば当然のことばかりに思えますが、前政権ではいろいろ問題になっていたから
どこかの国も考えるべきですね!
 
 
3 大臣報酬の30%削減
これはすでに政令が出て、有効なものとなりました
 
大臣は 月14200(名目)から  9940 ユーロに
大統領と首相は 21300 から  14910 に
 
この結果フランス大統領の報酬はヨーロッパで平均的となり
ベルギー、ドイツに次ぎ、イギリス、スペインより上となった
(サルコジ氏は自らの給与を上げた)
 
また、兼任する役職(市長などをフランスでは兼任できます、3つまで)の
給与は受け取れない。
 
 
4 その他の経費
ところで、大臣の経費というものがあります
食費、交通費など。これは 10%の削減
 
住居について
Logement de fonction
官舎があるものはそこで(省庁内)
一般の住宅(privé)を借りる場合は 
最高 80㎡ で 子供一人につき20㎡を足せる
という細かいものになっています
 
 
新しい文部大臣が同時に教育改革を発表しました
 
それは
semaine de 5 jours   5日制
 
え?
 
フランスの小学校は水曜日と土曜日が休みで4日制だったのです
私たちが滞在していたころは、それでも高学年になると半日くらいは授業が
もう1日あったと思います
 
しかし、2008年からはこれもなくなり
1年の授業日数は  144日
他のOECDの国々では平均 180日
(日本も完全5日制になりましたが、夏休みは少な目ですから、200日くらいかな)
 
そのかわり毎日6~7時間授業
生徒は疲れて学業が伸びない
(実際、我が家の娘は幼稚園にいきましたが、いきなり朝の8時半から4時15分まで、
昼休みは2時間。小学校は4時半におわります)
 
このためか、フランスの小学生の学力が低下、国際テストでも低迷
 
これに対しは賛成反対さまざまな意見がありますが
学校が早く終わると地域で課外活動などを準備するにも
その地域の予算によって不公平がでてしまうとする意見
特に反対しているのは旅行会社です。たしかに土曜日が休みでないと
短いヴァカンスにでかけにくいでしょう
 
ともかく2013年から実施の予定
水曜、土曜、どちらに授業日を増やすかは各地方にまかされるとか
 
また全体のお休みを短くするそう
まあ、いまは6月ですべて終わりでしたから
2か月たっぷりお休みがありました。
 
 
ここまで20分くらい。映像もご覧くださいね。
 
国内問題のほかにユーロ危機の再燃があります
オランド氏はすぐにメルケル首相、オバマ大統領と会見しました
 
現代は何事も他人事ではすみません
他国の火事はすぐに飛び火してきます
改革を早く進めないと
どの国も取り残されるかも
 
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(今この記事をほぼかきおえたら消えてしまいました・・・大泣き)
で、短く再度挑戦)
 
フランスの大統領選挙は決選投票の末
オランド氏が当選
ミッテラン氏について、二人目の社会党の大統領です
 
フランス2放送は lundi 7 mai のもの
当日は選挙速報の特別番組でしたから
下のこの日の表示 Lun 7 をクリックして下さい
 
 
 
フランスは電子投票なので
投票締め切り直後に結果がほぼ判明します
 
両陣営の歓喜と落胆の映像
 
票の分析ですが
今回両者の差は100万票程度
ところが白票が200万票もあったそうです
 
これが今回の選挙が反サルコジであると言われてきましたが
さらに裏付けるものとなっている
 
というのも第一回で3位となった(1、2位が決選投票に臨みます)
国民戦線のマリーヌ・ル・ペン候補は
この党では歴史的な得票数となり
シラク氏と父親のル・ペン氏が決選投票となった(もちろん破れましたが)時の
2倍ほどを獲得  同党にとっては歴史的な結果
決選投票に関しては、支持者には自由投票を呼びかけましたが
自らは白票を投じる voter blanc  と表明
支持者はこれにならったのではないか、と考えられます
これが サルコジ氏敗北の一番の原因であろう
 
付け加えますが
サルコジ氏の5年間で 彼が掲げた
Travailler plus pour gagner plus
より働いてより稼ぐ
 
というスローガンとはうらはらに
フランス家庭の購買力が落ち、失業率も上昇の一途とたどりました
国民の不満が反サルコジとなり
アグレッシブな態度や豪奢な生活に対する反感も手伝って
オランド氏の当選となった、とする意見が多いのです
 
さて、ニュースに戻りますと
組閣に関しては
マルチーヌ・オブリ氏(ドロール氏の娘さん)の名が挙がっており
また、 parité   パリテ 
 
男女の数を平等に、と述べていたので
女性閣僚が多く誕生とみられています
 
近々総選挙 éléctions législatives を控えているフランス 
それを待たずに政策を打ち出しました
 
1 大臣と大統領の給与を30%カット
2 ガソリンの価格を3か月凍結する(フランスは高騰していました)
3 家族手当(子供手当)を新学期(9月)から25%増額
4 60歳定年にもどす(ただし18歳から働いている人)
  フランスでは日本とちがって早く仕事をやめて年金で暮らしたいのです
定年延長はより長く働かされることでしかなく、不評
 
2,3は直接購買力に関わることです
 
そのほか、外交日程が目白押し すぐにメルケル首相、オバマ大統領などとの会談の予定
 
===============-
人となりについて
 
前回の選挙で大統領候補であったロワイヤル氏は
敗北したものの
オランド氏の奥さんでした
穏やかで、印象はうすい感じのオランド氏 
学業は大変優秀で名門の
HEC, Sciences-Po, ENA にそれぞれ在籍、卒業しています
 
ブルジョワ家庭の出身で、父親はむしろ極右の人でしたが
左派の思想は母親から受け継いだ。その母も息子が大統領になるとは
あまり思っていなかったよう(先年亡くなりました)
 
ロワイヤル氏とのあいだに4人の子供、
長男は弁護士で父のネット選挙参謀を務めました
選挙後ロワイヤル氏とは別れ、現在はジャーナリストの女性がパートナー
いづれも正式の結婚はしていないそう
 
 
ロベール・バダンテール氏が述べています
彼はミッテラン政権の時に法務大臣を務め 死刑廃止の法律を成立させました
現在は左派のブレーンともいうべき人です。
 
 この変化に満足している
 ミッテランのときのような熱狂ではなく、継続としてとらえ
 とくに(みなさんは気に入らないでしょうがと前置きして)
 移民の地方選挙参政権を 実現させるべき、と述べています
 働いて税金も払っている人々、一緒に政治に参加できるべき
 というのが持論です
 
また右派よりのジャック・アタリ氏も登場
 
 いにづれにせよ問題は非常に大きく
 ヨーロッパの統一を重視していくか
 緊縮政策を拒否するのか
 課題が多い
 
=========
 
ドイツ主導の緊縮政策は不人気で
だれでも増税や給料カットを強いられるのは嫌ですが
行き過ぎは景気の後退を招いているとの指摘も出ています
 
世界中で、グローバリゼーションの是非
財政赤字の是正
景気の浮揚
 
これら矛盾せざるを得ない政策をどう実現していくのかが問われています
フランスがうまく舵取りをしていけば日本にも参考になるでしょう
オランド氏はすぐに新しい政策を実現していけるのでしょうか
注目したいところです
 
(わたし個人としてはサルコジ氏は虫が好かなかったので
ほっとしています)
 
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(スイス気象局拡散予報は一応お休みにします。日本語がありますので、検索すればみられますのでご覧ください)
 
 
3月7日から6月18日まで
パリでマチス展開催中
 
知り合いのアメリカ人のガイドとして3月に続いて
フランスに行った Cheryl のメールによれば
待つ人の列がとても長く入れないとか
 
マチスのパリでの展覧会、久しぶりの感じがします
 
オフィシャルサイト 
 
このサイト 
少しプルダウンするとビデオがあり
説明はとくになく絵だけ鑑賞するようになっています
 
テーマは Pairs et Séries
ペア作品とシリーズ作品
 
マチスは同じモチーフを、フレーム、色、デッサンなどの異なるもの
2枚、あるいは数枚の作品を描きました
今回 くらべて鑑賞するのがテーマです
 
同じものを描いたのは モチーフそのものより
絵画自体を追及したと考えられる、と解説されています
 
またビデオの右下 chaîne officiel Daily Motion
をクリックすると ポンピドーセンター制作による
この展覧会についての
他のビデオも見ることができます
フランス語は・・・という方も絵だけ見ても楽しいものですよ
 
展示されているもの、類似のものをいくつか
参考までにアップしておきます
 
poissons rouges ポワソン ルージュ
 金魚のある室内の風景(のヴァリエーション)
 
イメージ 5
 
 
画像がちいさいのが残念ですが
これはポンピドー所蔵ではないほうの一枚
わたしもはじめてです
 
編集していたら、行方不明に・・・
探したのですが
かわりに Luxe 1 をのせておきます
 
 
イメージ 3
 
La Danse (ダンス)という大作がありますが、
それが片隅に見える室内の絵
 
 
イメージ 2
 
 
 
 
もちろん、有名なこのシリーズもあります
大病を患ったあと、体力がなくてもできる切り絵の制作に専念しました
 
 
  
言うまでもなく、マチスは大好きな画家!
単純化された力強い線
美しい色彩
 
イメージ 4
 
このヴァリエーションもあるよう
林檎 Les Pomes  レ・ポム  です
 
こちらのサイトから拝借しました
たくさんあります!
 
 
残念ながらちょっと見に行く予定はありませんが
パリに行く方はぜひ!
かわりに見てきて下さいね
 
初めはマチスそう好きではなかった・・・
それがはじめてパリで見たとき、もう虜に
やはり色彩、テクスチャ、重ね塗りの微妙なかんじとか
実物をみないとわかりません・・・
 
新国立美術館で開催中の
エルミタージュ展に大作がきています
いかなくちゃ
 
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