フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2010年03月

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サルコジ大統領はアメリカを公式訪問中。ファースト・レディももちろん同行。
 
フランス2のサイトから。
 
 
(2つのビデオのうち、上のものを解説しています)
 
まずはNYを訪ね、
サルコジ氏はコロンビア大学で講演。
franc-parler 率直な物言いをここでも発揮。
医療改革に触れ、50歳で家もなく病気の手当ても受けられない、などという状況は想像できない、と話しています。
 
カルラさんは彼女のやり方で。
ジュリアード音楽院を訪問。夜のディナーで会話がはずむことでしょう。
 
サルコジ氏の訪問は当地でも大きく報道されています。
 
ワシントン・ポストの記者
  対立するのでなく、友好的な雰囲気で会談は行われるでしょう。
 
NYタイムズの記者
  サルコジ氏はちょっと大声で話す人ですが(bryuant)
    オバマ氏はもっと控えめ(discret)です。
 
iTELE によりますと、ディナーは大統領の appartement privé
ホワイトハウスのプライベートな部分で行われるとか。
 
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航空機購入問題、イランの核開発、アフガン派兵iなどで両国の間はかならずしも良好とはいえず(iTELE)、アメリカ側としては、友人としてのもてなしを示し、個人的なつながりを築きたいとの思いもあるようです。
 
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2月の記事ですが、彫刻家、ジャコメッティ(Alberto Giacometti)のL'homme qui marche(歩く人)が、サザビーズでオークションにかけられ、過去最高の落札価格を記録しました。(下のほうにビデオもあり)
 
以下の記事で。
 
 
La sculpture d’Alberto Giacometti « L’homme qui marche 1 » a battu le record mondial de vente d’une œuvre d’art lors des enchères organisées par Sotheby’s le 3 février à Londres.
 
彫刻家アルベルト・ジャコメッティの「歩く人I」が、2月3日、ロンドンのサザビーズによって行われた美術品オークションで、世界最高額を記録した。
 
Adjugée à 74,2 millions d’euros (104,3 millions de dollars) après 8 minutes d’enchères, elle détrône un tableau de Pablo Picasso « Garçon à la pipe » vendu par Sotheby’s à New York en 2004 pour 104,2 millions de dollars.
 
8分間の競売にのち、7420万ユーロ(1億430万ドル=約100億円)で落札され、(この彫刻は)ニューヨークのサザビーズで2004年に1億420万ドルで売られたパブロ・ピカソの「パイプを持つ少年」を上回った。
 
記事は続けて、1961年に制作されたブロンズ像でほぼ等身大。
「歩く男」は空間に垂直に立ち、どことも知られぬ方向に進んでいく、孤独に、両側に垂れた手はほとんど形作られておらず、アンフォルムな台座から上に行くにつれ、形が明確になっていく。この人物は人間的でいやしがたく孤独であり、人間の条件を感受する姿に見える。  としています。
 
ジャコメッティ(1901-1966)
スイス生まれ。1922年からパリ。アンドレ・ブルトンのシュールレアリスムの運動に参加(シュール時代の作品も有名です)その後モデルをデッサンして描く方法に転換。1951年以後急速に認められる。
 
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わたしはジャコメッティの作品はフランスに行ってから知りましたが、その禁欲的とも思える線のかさなりから生み出される独特の人物像、絵画作品に強く惹かれました。
 
2006年に千葉県佐倉市の川村美術館で開催されたジャコメッティ展は、とくに、モデルとなり、「ジャコメッティと共に」の著作も残した、矢内原伊作氏との交流を中心としたもので、すばらしい展示でした。
 
 
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そのときのカタログ。彫刻家のアトリエと、いつもその辺にある紙にデッサンをしていたというジャコメッティが、新聞の切れ端に描いた矢内原の肖像。
 
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矢内原のデッサン。
 
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油絵です。
 
彫刻作品も、もちろん、いろいろな時代のものが展示され、充実していました。
日本ではあまりジャコメッティの作品を見る機会がないのですが、たしか東京駅近くのブリジストン美術館にはディエゴ(彼の弟)の胸像があったかと。モデルは、長時間のポーズに耐えなければならず、他には妻のアネット、作家のジャン・ジュネなど限られています。もちろん、彫刻家の興味もあったでしょうが。
 
ジャコメッティ、アネット、矢内原の3人は芸術を通して特別な関係であったようですが、そのあたりはカタログでも触れられています。
 
TF1の夜のニュースで、この「世紀の」競売の舞台裏が報道されています。
そこには・・・ セザンヌ、デュフィなどなど、名画が目白押し!!
ジャコメッティの作品自体は事前の予想(estimation)の3倍の価格。購入者はサザビーズの係員と電話で連絡をとった人物で、明らかにされていません。
 
 
見にいくだけでも価値がありそうです。ため息・・・。
この不況のおりに、落札価格が更新されるとは、と驚きが。
 
わたしの感想としては、まず、オリジナリティーに惹かれます。また、たしかにジャコメッティの作品は厳しさを持っていますが、その中に感じられる静寂のようなものに、魅力を感じました。どこかで展示されていたら、ぜひ鑑賞してください。
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追記:ジャコメッティの作品は馴染みのない方も多いようですね。以下のサイトで世界の美術館の作品がみられます。
 
 
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先日アップしました、Coeur de pirate の Comme des enfants
(子供のように)の歌詞についてセリーヌに聞いてみました。
 
彼女はスキーから帰ってすぐにお返事をくれたのでアップしますね。
 
Alors, pour la chansson, je ne sais pas si je vai savoir tout
expliquer...
(では)あの歌について、すべて説明できるかどうかわからないけれど・・・


"du coeur a tes levres" je pense que c'est une image, les sentiments (le coeur) se traduisent en paroles (tes levres).Mais je ne suis pas sure.
「心から唇まで」これはイメージだと思う。感情(le coeur 心)は言葉(tes lèvres )で表現される。でも確信はありません。
 
 
"avant de perdre prise" signifie... avant de ne plus rien controler, de ne plus rien maitriser.
avant de...  はもうコントロールできなくなる、制御できなくなる前に。
 

"car je ne t'en demanderais jamais autant" difficil a expliquer... "je ne te demanderai pas de faire quelque chose d'aussi important" mais je ne sais pas si c'est bien traduit...
car...   のところは説明が難しい。 「あなたにそんなにも重要なことを要求はしないわ」。でもうまく説明できているかしら。

"il m'aime encore, et toi tu m'aimes encore plus fort"  je pense que la chansson raconte la vie d'une fille, qui est en couple ou marié mais qui aime un autre homme... donc, "il" correspont au mari et "toi" correspond au nouvel amour..
最後の il m'aime encore...  のところは、相手があるか結婚しているけれど、別の男性を愛している女性のことを言っている、のでしょう。なので、il  は夫、 toi は新しい恋人。

J'espere avoir bien traduit, mais j'ai un doute pour "je ne t'en demanderai jamais autant"...
うまく説明できているといいけれど、je ne t'en demanderai... のところは
はっきりしません。

Je vais aller me coucher, je suis fatiguée, on a fai 8h de route aujourd'hui...
A bientot
Céline
 
というわけです。
 
最後のところをわたしはまったく勘違い・・・汗。
女性は決まった相手がいるので、二人とも迷っている、でもお互いに
より愛が強くなっていく感じ・・・という歌のようです。
(普通の作文で、いきなり il を出したらダメなんですよ^^;)
 
もう一度歌詞を載せておきますね。

Alors tu vois, comme tout se mêle
Et du cœur à tes lèvres, je deviens un casse-tête
Ton rire me crie, de te lâcher
Avant de perdre prise, et d'abandonner
Car je ne t'en demanderai jamais autant
Déjà que tu me traites, comme un grand enfant
Et nous n'avons plus rien à risquer
À part nos vies qu'on laisse de coté

Et il m'aime encore, et moi je t'aime un peu plus fort
Mais il m'aime encore, et moi je t'aime un peu plus fort

C'en est assez de ces dédoublements
C'est plus dur à faire, qu'autrement
Car sans rire c'est plus facile de rêver
À ce qu'on ne pourra jamais plus toucher
On se prend la main comme des enfants
Le bonheur aux lèvres, un peu naïvement
Et on marche ensemble d'un pas décidé
Alors que nos têtes nous crient de tout arrêter

Il m'aime encore, et toi tu m'aime un peu plus fort
Mais il m'aime encore, et moi je t'aime un peu plus fort
et malgré ça
il m'aime encore,et moi je t'aime un peu plus fort
Mais il m'aime encore,et moi je t'aime un peu plus fort
(musique)

ですので、dédoublement は、彼女の心が二つに分かれている、ということのようです。
 
参考にしてくださいね。
 
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少し前のビデオになりますが、
2012年の大統領選挙にサルコジ氏が出馬するかどうかについての質問に答えています。短くてわかりやすいのではないかとアップします。
 
 
これは先にアップしました地域圏選挙より前のものです。
 
それによると、サルコジ氏は、奥様 la première dame (アメリカで言う、ファースト・レディ=大統領夫人 に対応する言い方)の意見を尊重する、その意見によれば大統領の職は1期で十分とのこと。
 
Résumé : Le président a déclaré mercredi sur Canal+ qu'il avait "bien reçu le message" de son épouse qui a déclaré dimanche sur TF1 que sa préférence personnelle serait qu'il n'accomplisse qu'un seul mandat. Réponse en 2011.
 
(現在はフランス大統領の任期は5年。前大統領、シラク氏の途中で任期が短くなりました。ちなみに、これはミッテラン政権時代からの懸案でした。任期=mandat とフランス語ではいいますが、7年で長すぎるという意見が多かった。
結局シラク氏は1期目7年、2期目は改正して5年、計12年間、大統領を務めました)
 
ビデオに戻りましょう。
サルコジ氏は、これは彼女が自分のことを考えてくれているので喜ばしい。しかし、出馬については、その時期(le moment venu)になれば考える、そしてその時期とは2011年である、と答えています。
 
ビデオと同時に下に内容の記事がありますので、同時にごらんになればよりわかりやすいかと。
 
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余談ですが、サルコジ大統領は、就任後セシリアさんと離婚、
歌手のカーラさんと結婚。
 
ところが、すでに二人にはそれぞれ恋愛沙汰が・・・。
 
フランスでは公人の私生活は問題にされませんので、
ここに書くのはルール違反ともいえますが(すでに、別記事のコメントに書きましたが)たまにはゴシップ記事も・・・。
 
フランスでは、ですのでほとんど問題になっていませんが、
イギリスの新聞が騒いでいる、ということを France24 チャンネルの
Revue de presse (internationale) 外国プレス(新聞)レビューで取り上げていました。
 
それによると、カーラさんのお相手はミュージシャン、
大統領は、空手のチャンピオンでスポーツ大臣(もちろん女性です)の方とか。
 
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政治問題にもどりますと、
24日のパリマッチの世論調査(フランスは日本より世論調査が盛んです。新聞独自というよりは、専門の調査会社が行い、これを提携誌などに流します)
 
サルコジ氏の人気について、
 
Les Français préfèrent à Sarkozy; (フランス人はサルコジよりも、
                  ~を好む)
Fillon  (フィヨン =首相)  65%
Strausse Kahn (ストロースカーン=IMF)  59%
Martine Aubry  (マルティーヌ・オーブリ=社会党書記長) 52%
 
となっているそう。
 
これはあくまでも人気投票です。
 
大統領になるには、まず党で候補者として選出されなければなりません。ですので、党の基盤が問題になってきます。
 
(また、ストロースカーン氏はもともと社会党ですが、サルコジ氏に誘われ、いわば政府関連の職務につきました。サルコジ氏はそのほかにも社会党の人気政治家をひきぬいて要職につけました。大統領選圧勝時の勢いに乗って巧みな戦術であったと言えるでしょう)
 
ニュースでは、とはいえ、大統領選は
 
サルコジ 対 オブリー
 
であろうと。
 
(前大統領候補のセゴレーヌ・ロワイヤル氏は、党の中では別格というか浮いた存在に・・・。党の催しにも同席を避け、オブリー氏と「女の戦い」とささやかれています。
 
オブリー氏は、ミッテランの後継者と目され、人気も絶大、欧州委員長などをしていたけれど、立候補は嫌い引退してしまった、ドロール氏の娘さんです。大統領になろうという人はやはり政治的野心、権力欲が多少ともないと勤まらないようです・・・)
 
今回は裏話に終始したかしら・・・。
 
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INSEE (インセー、とそのまま頭文字を読みます。国立統計経済研究所。 Institut national de la statistique et des études économiques   略称で呼ばれるのが普通)
は毎年、フランス人の生活について、統計を発表します。
 
TF1のニュースで紹介。
 
28日現在ビデオはもちろん見られます。
はじめにCMがありますが、これはそのたびに違っているので
また見てみるのも面白いかも。
 
以下のサイトで。
 
Résumé : Les Français travaillent plus, se marient plus tard et ont des logements plus grands... Chaque année
 
(*3月28日  ニュースで報告されている数字を追加して記述します。)
 
要約
フランス人はより多く働き、より遅く結婚し、より広いところに住んでいる・・・
 
フランス人はより広い住居を求めていたが、これは実現されている
*1984年 ーー 82㎡
 2006年 --91㎡
(ビデオは数字を表示しながら解説していますので、
聞き取りの助けになっています。みてくださいね。(比較の対象年は項目によって異なっています)
 
また表示はありませんが、
15%の住居では温水(l'eau chaude) がなかったが、
現在では1,5%に下がっている。
 
*ごみの量  déchets ménagers
   516キロ → 541   per an et per personne (1年一人当たり)
      と、増加しています。
 
*結婚年齢
 1960年 --24歳
 2009年 --30歳
     これは日本も同様。晩婚化ですね。
 
*フランスでもっとも大気汚染のひどい都市は(la ville la plus polluée) 映像で示されますが、
Nice
もっとも空気がきれいなのは?
Paris
 
*労働時間
  2000年 --週38時間45分 (H=heures  )
     2009年 -- 39時間15分
      増加しています。
 
*平均月収  2000ユーロ   
しかし、女性はこれより収入が依然として少なく・・・
ここで問題です! 女性の平均月収はいくらでしょう?
 
お答えいただいたように、1700ユーロです。
 
そして、収入を増やすためにフランス人が頼るのは・・・
jeux de hasard    賭け事、宝くじなど
  一人あたり年137ユーロ。これは45年で3倍!になっているそう。
 
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