フランスとフランス語あれこれ(英語もちょっぴり)

フランス語、フランスの文化、ニュースなど、また日本での旅行の記録、フランスなどに在住のフランス人メル友からの便りなどを紹介していきます。 今後、フランス語の細かい説明などの記事を増やしていく予定

2008年12月

まずは、前回の問題


1 Je vous prête les livres de Proust.
2 Je prête ces livres de Proust à René.

(ま、実際には Je vais vous prêter ces livres... などとなるかと
思いますが)

1,2の文を、目的語を代名詞に、
     またその文を否定に、
     目的語を用いた文を過去形に

それぞれ変形する。

解答

1 Je vous les prête.
2 Je les lui prête.

これを否定に

1 Je ne vous les prête pas.
2 Je ne les lui prête pas.

はじめの変化を過去形に

1 Je vous les ai prêtés.
2 Je les lui ai prêtés.

こうなりますね。


ところで、カッコの中にも書きましたが、以上の文は、もちろん使用されるこ

ともありますが、近未来を使ったりする場合が多い。

また、前回の例文、

Je donne ces fleurs à Marie.

文法的にはもちろん正確ですが、実際の場面では、

Je vais offrir ces fleurs à Marie.

donner → offrir を使うのが普通です。

なぜ例文に offrir を出さないかというと、donner は規則動詞、

一方 offrir は 不規則動詞、またdonner のほうが使用範囲が広い基本語

などのためでしょう。


さらに


会話の場面では、

Je vous les prête.

などは必ずしも言わないで、

Je vous prête ça.

少しくだけた言い方なので、相手に tutoyer していたほうが良いかも知れ

ないので、

Je te prête ça.

とか、

Je vais lui offrir celles-ci.(ça)

などと、指示代名詞のほうを使うこともあるでしょう。


このように、どの言語でも、話し言葉と書き言葉は微妙に異なっています。

それは日本語でも同じことですね。

ですから、基本は上にあげたようですが、そういう文に、会話では

出会う頻度は低いかも。

=========

話が少し飛びますが、授業のためにフランス語字幕つきのフランス映画を

探したことがあります。

しかし、それらは聴覚障害者(les sourds et les malentendants ) のための

もので、実際に話されている文とは異なっています。

だって、全部会話を入れたら、

画面全体が字幕!!

になりかねないし、下に流したら、ものすごいスピードになるかも。

で、そういうときに出てくる字幕の文は、非常に文法的なものです。

こういった差異のため、ラマンとか Le Huitième Jour のDVDを購入

しましたが、うまく使えないでいます。


ところで、ジブリのアニメ作品はフランスでとっても人気!

なので、日本で、たとえば「紅の豚」のDVDを買っても(英語と共に)フラ

ンス語が入っており、フランス語字幕もついています。

でも、やはり上に書いたような理由のためでしょう、

話されているフランス語と字幕のフランス語とはまったく同じというわけでは

ありません。

今確認しましたが、むしろ、かなり違ってます。泣・・・

これは、スペースの関係と共に、話し言葉と書き言葉の差のせいでも

あると、わたしは思っています。


あ、まったく同じところもあります!

ジーナさんが、例の歌をバーで歌っているときに、あとでしつこく

言い寄ってくる将校が

Qu'elle est belle ! なんて美しいんだ!

ここはそのままです。^^



ちょっと途中ですが、この辺で。

次回は en との関係を考えてみましょう。


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友人夫婦と一足早いクリスマスをしました。

窓に、ちょっと飾りを。

ま、落書きですが。

スプレーで派手にやりたかったのですが、吸い込むと良くないか?と思い、

また、すぐ消せるように、水彩絵の具です。

ちいさな、人形をはりつけました。

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セッティングです。一応バカラのワイングラスと、お気に入りのお皿も

少し出しました。

後片付けが簡単なように、小さな取り皿ばかりです。手抜き^^

楽しい時を過ごしました。感謝。

===========

蛇足


去年は退院して間もなく、ああ、クリスマスか・・・と思って

娘が買ってきてくれた、ちいさなクリスマスケーキを食べました。

今年は、友人を招いて、まずまずのディナー。

ちょっと、「感慨」につき合わせてごめんなさい。


我が家は年末は 鴨をたべることにしています。

で、カモは築地の宮川という、卸なのですが、小売もしてくれます。

最近、宅急便で配達してくれることを知りました。なので、

今回は宅配で。土曜日に発送、日曜着。ちょっと心配で、一部冷凍しましたが

そのままのも、全然OKでした。それだけ新鮮ということ。(4日目)

興味のある方は、以下のサイトで。(でも年末はもう整理券を配った人のみ

店頭引取りしかないらしい)


お店のまわしものではありません、念のため。


カモはフランス語で magret と呼ばれる、一枚の胸肉を2枚。

ちなみに、100グラム450円です。安いでしょ!冷凍品ではありません。

お店に行くと、フランスの肉屋さん(牛肉)のように、前掛けをかけた職人

さんが、大量の鶏肉をいつもさばいています。

で、我が家のレシピ大公開!


1照り焼き

皮に網の目状に切れ目を入れ、醤油1、みりん1、水1,5~2の割合の

ものに2,30分つけておきます。

あとは、ロースターで適当に焦げ目がつくまで、はじめに皮のほう、ひっくり

返してやきます。ちょっと弾力が出てきたら焼けてきているので、10~15

分そのままにして、中に火が通るのを待ちます。

薄めに切り分けて、出た肉汁と焼いたときのたれをかけて供します。

あ、ちょっとローズマリー(生)を入れて焼きました。


2 フランス風ロースト  framboise フランボワーズ風味

 洋風も作りたかったのですが、準備不足。

フランボワーズと白ワインでソースを作るというレシピを発見。

しかし、家にはどちらもない・・・。

で、以前友人にもらった

フランボワーズのリキュールを少し煮つめて(ちょっとチンしただけ)下に

敷きました。


これは日本で売られているのか、わかりませんが、

FRAMBOISE La Ferme du GAEC BENOIT, 28 Marsauceux

というものです。香りがすばらしい。

フランボワーズに、リンゴのリキュール、砂糖が入っていると表示あり。

( Composition; franboises, eau de vie de pommes, sucre )



カモは同様に皮に切れ目を入れ、フライパンでバターで焼いて

焦げ目をつけ、あとは200度のオーブンで、片面7~8分焼きます。

(肉はどちらも1枚400~500g)時間は、オーブンの火力、肉の厚さ

などによります。くれぐれも焼きすぎないように! 

台無しです。

付け合せに、りんご(紅玉)のコンポートと、洋梨(ラ・フランス)のバタ

炒めを。梨のほうが最高に合いました!

お料理は食べてしまったので、写真はとくにありません。

というわけで、おいしい一日でした。

ケーキは友人が持ってきてくれた、レピドールのマロンのビュッシュ。

これも美味!

イメージ 3


内輪の話にお付き合いくださった方、ありがとうございます。

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前回の例文は

Paul donne des fleurs à Marie.

でしたね。

これを、間接目的語、à Marie の部分を 代名詞 にして、

Paul lui donne des fleurs.

などに変形するものでした。

*では、直接目的語を代名詞にしたら、どうなるでしょう?


ここでは、まず説明の便宜上、例文を少し変えて

Paul donne ces fleurs à Marie. (des → ces) とします。

(なぜかは、ああ、そうか、と思う方も、そうでない方もあるでしょう)

で、

変換します。

ces fluers → les   (直目代名詞、le, la, les )

1 Paul les lui donne. ポールはそれらを彼女(その人)にあげる

となりますね。語順は、le(la, les ) と lui (leur ) では、

le が先に。

また、1人称、2人称では、逆に、me , te, nous, vous が先になって

2 Paul me les donne.  ポールはわたしにそれらをくれる

となりますね。


(わたし自身は、学習のときに me-- le--lui と覚えました。

これは、非科学的ですが・・・だって、間目が2つくることはないので、

ともかく順番であり、このうち2つ使うんだと覚えておくわけです)

ここまでOK?


さて、2のような(me, vous などの文)は良いのですが、1の場合、

会話では、さすがのフランス人も煩雑、と思うことがあるようで、

目的語を両方とも代名詞にしないで、

3 Paul les donne à Marie.

または

4 Paul lui donne ces fleurs.

とし、4のほうが使用頻度が高いようです。

================

前回は、否定形、過去形にしましょう、と書きましたが、

ここまでは、直目の話ですね。

では、それぞれを“歡蠏繊↓過去形(複合過去)にしてみましょう。

1否定形

1 Paul ne les lui donne pas.

2 Paul ne me les donne pas.

3 Paul ne les donne pas à Marie.

4 Paul ne lui donne pas ces fluers.

つまり、ne +目的語+動詞+pas となります。


2 過去形

1 Paul les lui a données.

2 Paul me les a données.

3 Paul les a données à Marie.

4 Paul lui a donné ces fleurs.

となります。 


1~3で、過去分詞、donné が données となるのは、

直接目的語、ces fleurs が、過去分詞の前にでるからです。

avoir でも過去分詞の前だと、一致しましたね。

でも、4では、ces fleurs はあとに来ていますから一致はありませんよ。

===========

ま、このくらいで良いかな。

ついでに、1つだけ過去の文を否定にしておきましょう。

1 Paul ne les lui a pas données.

(主語+ne+目的語+助動詞+pas +過去分詞  こう書いたほうが
                       ややこしい?)汗

では、問題です!

1 Je vous prête les livres de Proust.
2 Je prête ces livres de Proust à René.

(ま、実際には Je vais vous prêter ces livres... などとなるかと
思いますが)

1,2の文を、目的語を代名詞に、
     またその文を否定に、
     目的語を用いた文を過去形に

上の例に従って、変形してみてください!

(答えは次回に)

年末に忙しくて、こんなことしてられない?
無理もないことです。

ゆっくり見て下さいね。お役にたてば幸いです。
規則はどこにでも載っていますが、例文が少ないと感じたのであえて書いてみました。

また、こういう場合はどうなるの?という疑問などあったら質問を入れてください。

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Nouvel Observateur du 4 au 10 décembre の記事続きです。
N.O. この雑誌
M.P.歴史学者 ミシェル・パストウロ

N.O.あなたの御本を読むと、良い黒と悪い黒があるようですが、これはど   んなものでしょうか?

M.P.古代の地中会社会では、黒はよく用いられました。大地と豊穣のイメ  ージに結びつけられていたのです。
  良くない黒、は北ヨーロッパのほうから多くきています。おそらく、光が
  非常に乏しいため、光を求める傾向のせいでしょう。北欧社会にとって
  暗闇は不気味であり、避けるべきものでした。初期においては、キリスト
  教も黒を敵としていました。

ここから、フランス語も一部引用してみましょう。


N.O.Est-il lié tout de suite à l'idée du diable ?

それは直ちに悪魔の観念と結び付けられたのでしょうか?

diable 悪魔
lié à ~  ~ と関係づける


M.Pastoureau Le Nouveau Testament souligne assez fortement comment
le Christ est lié à la lumière, à la clarté.

新約聖書は、かなり強く、いかにキリストが光、輝きと結びつけられて
  いるかを強調しています。

  Nouveau Testament 新約聖書
  souligne- souligner 強調する

  (ここから要約)地下の王国、暗黒の世界は地獄とか悪魔と同一視されて
   います。しかし、図像をみてみると、長いこと、悪魔は、二色で表現
   されていました。つまり、赤と黒、あるいは赤と緑です。

   (ほー、知りませんでした。それにしても奇抜な取り合わせですね)

   これが一色のときは黒、または別の濃い色で表現されたのです。


N.O.Au Moyen Age, on assiste à une véritable guerre entre noir et blanc opposant bénédictins et cisterciens. Que s'est-il passé ?

中世においては、ベネディクト派とシトー会修道士の間で、激しい黒と白
  の戦いが見られました。何が起こったのでしょう?

  Moyen Age 中世
  assister à  ~に居合わせる、~が見られる
     (普通の「~に出席する」という意味ではありません。まあ、そこ
      からかけ離れてはいませんが。ジャーナリスティックな文章では
      よく使いますよ)
  opposant- opposer の現在分詞  guerre を修飾(説明)している
  se passer ~が起こる。
   これは日常会話でもよく使いますね!
   何が起こったの? → どうしたの?

M.P.(要約)
    この闘いは、制度的な面と象徴的な面の両方に関わっているので
    面白いのです。ベネディクト派との違いを強調するために、シトー派
    は、白を着たのです。これは大変な紛争となりました。
    非難の応酬が続き、たとえばベネディクト派は、キリストと同じ
    白を身にまとうなど、なんたる傲慢!と非難しました。
    またシトー派は黒は凶兆であり、悪魔の色だと。
 
そして、その後は、また16世紀に色彩の問題が起こったということです。
(中世は、だいたいローマ帝国の滅亡=6世紀からルネッサンス(13~15世紀)

それは次回に。

写真は、中国でのヨウジ・ヤマモトのコレクションです。

じつはわたしヨウジさんの大ファンなので、この記事もご紹介しているわけです。(ヨウジさんも、もちろん出てきますよ)

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フランス2のサイトから

クリスマスにつきものは、クリスマス・ケーキ!

フランスのものは、ビュッシュ・ド・ノエル

bûche de Noël といいます。

最近は日本でも、フランス系の patisseries などで、

お目にかかりますね。

フランスのケーキがなぜ、薪(ビュッシュ)の形をしているかって?

それは、その昔、クリスマスに集まるときには、

暖炉で燃やす薪を各人、持参したからとか。

キリスト教とはあまり関係なく、

冬至は、それ以後は日が長くなるので、弱まった太陽が再生するということか

ら、生命の再生、新年へのつながりを想像させ、古来からの重要な時期で

あったということです。


それはさておき、

今年の様々なフランスの斬新なケーキなどを集めたサイトです。

http://culture.france2.fr/cuisine/dossiers/49497279-fr.php

記事のトップを少し訳してみましょう。



Bûches et gâteaux de créateurs

クリエーターたちのビュッシュと様々なケーキ

Les desserts de fête des grandes maisons font coup double: ils réjouissent autant les yeux que les papilles

有名菓子店のクリスマス(祝祭)のデザートは、二重にわたしたちを驚かせ

てくれます。味覚と同時に眼も楽しませてくれるのです。

réjouissent-réjouir
autant A que B Bと同時にAも
papilles   味らい(うわ、文字をみつけられない・・・舌の上にある
         味を感じる、あれです)


Bûches pas tartes, desserts de Saint-Sylvestre bluffants, galettes des rois qui changent: les pâtissiers-chocolatiers rivalisent d'inventivité pour se hisser en tête du podium de l'originalité.

面白い(つまらないことのない)ビュッシュ。はったりをかましたような、サ

ン・シルヴェストル(12月31日)のデザート。

変化する、ガレット・デ・ロワ(1月7日ごろの御公現=はじめて、誕生した

イエスが東方からの博士にあったといわれる日、に食べるパイ)。

チョコレートやお菓子職人たちはオリジナリティーでトップに立とうと、アイ

デアを凝らして競争しています。

tarte(s) この場合はお菓子のタルトのことでなく、口語で、つまらない、
     というような意味
podium 表彰台


Notre sélection des plus belles créations gourmandes. Avec cette petite réserve cependant: on a goûté qu'avec les yeux !

私達が選んだもっとも美しくおいしい創作品をごらん下さい。しかし、お断り

しておきますが、私達は、眼で味わったのみです!

avec réserve 留保つきで

=======

たしかに、意表をついたお菓子が勢ぞろい。クリスマス・ツリーのようなもの

は、まだしも、トップに写真をのせたのは、commode いわゆる家具のチェスト

の形をしています。どうやってわけて食べるのか・・・?

困ってしまうほどですね。

眺めているだけのほうが良いかも?

材料は、プラリネ、チョコレートのムース、ライム風味のバナナクリーム。

ああ、やっぱりよだれがたれそう・・・。


プルダウンすれば、ビュッシュの形のものもあり。

また、エッフェル塔の下のグループが、ガレットです。

ああ、お腹空いてきた!

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