フランス2チャンネル、30日の放送から。
<エリートコースの門戸を広げる>
前置き
フランスの教育はエリート主義である。大学のほかにグランドゼコール
(Grandes Ecoles)という高等教育機関が存在し、未来の官僚や企業の管理職を養成している。
グランドゼコールに入学するには、2~3年、準備学級という、いわば予備校(公立、私立の有名校に併設されている)で受験勉強しないといけない。この準備学級に入るだけでも、競争が激しい。
また、裕福な家庭の子女が、多くエリート・コースを歩むことが問題となっている。(これは日本でも事情はそう変わらないかも知れない)
そこで今日のニュース
現在、準備学級の生徒の半数以上、つまり54%が裕福な家庭、たった13%が低所得家庭の出身者であるという。さらに実際にグランドゼコールに入学できた、低所得家庭の子供は、2008年は9%で、30年間で3分の1に減ってしまったという。
そこで! 来年度から、どのリセ(高校)からも希望すれば上位5%の生徒は準備学級に入学できるように制度を改めるという。
教育の民主化だ。
ちなみに、グランドゼコールは、ポリテクニック、ENA(エナ)などが特に有名で、シラク大統領はENA出身であった。
エリート、という言葉は必ずしも良い意味を持たないが、特別な能力を持って、国家とはいわないまでも、人々のために率先して働く人材は、どの国でも必要であろう。
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前置き
フランスの教育はエリート主義である。大学のほかにグランドゼコール
(Grandes Ecoles)という高等教育機関が存在し、未来の官僚や企業の管理職を養成している。
グランドゼコールに入学するには、2~3年、準備学級という、いわば予備校(公立、私立の有名校に併設されている)で受験勉強しないといけない。この準備学級に入るだけでも、競争が激しい。
また、裕福な家庭の子女が、多くエリート・コースを歩むことが問題となっている。(これは日本でも事情はそう変わらないかも知れない)
そこで今日のニュース
現在、準備学級の生徒の半数以上、つまり54%が裕福な家庭、たった13%が低所得家庭の出身者であるという。さらに実際にグランドゼコールに入学できた、低所得家庭の子供は、2008年は9%で、30年間で3分の1に減ってしまったという。
そこで! 来年度から、どのリセ(高校)からも希望すれば上位5%の生徒は準備学級に入学できるように制度を改めるという。
教育の民主化だ。
ちなみに、グランドゼコールは、ポリテクニック、ENA(エナ)などが特に有名で、シラク大統領はENA出身であった。
エリート、という言葉は必ずしも良い意味を持たないが、特別な能力を持って、国家とはいわないまでも、人々のために率先して働く人材は、どの国でも必要であろう。
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