
もう春、でもありませんが、よければお付き合いください
中学生のとき、堀辰雄の「大和路」を読み、それ以来
浄瑠璃寺にあこがれていました
京都からも奈良からも時間がかかり、なかなか行けませんでしたが
今回やっと訪れることに
京都3日目、奈良まで近鉄で行き、駅周辺を少し散策
というのも、浄瑠璃寺は、まったく山の中、ほかに大きなお寺もなく
(いまは石仏巡りなどあるようですが)
いわば山の中に孤立しています
藤原時代、災禍にあわなかったのもそのためでしょう
まずは駅の近く、東福寺に(トップの写真)
(周辺には楽しそうなお店がいろいろありました。バイトがいっぱいなので)
ところで、浄瑠璃寺までのバスは、1時間に1本しかなく
しかも12時はそれもありません
なので、夜に、以前ピツアが美味しかったところがあればそこで食事
のつもりでしたが、お昼に行くことに

例によって食べてますが、定番のマルゲリータ、本当にナポリ風
美味しいです!
前菜つきで、一人1枚づつ、食べられず、ドギーバッグにしてくれました
(今どきめずらしい、gentil! 親切です)
1時15分のバスで(所要時間は30分足らず)

山やら畑やらを通っていく・・・

やっと着きました

楚々とした門です
ちょうど行く前にBSの番組で放送
まずはお庭を拝見して、それから本堂に行くのが良いということ
少し上がった、三重塔のところから望む本堂
浄土にたどり着きたい、という願いは同じで一番有名なものは
宇治の平等院ですが、地方の豪族がこのようなお堂を建立したということです
ここは、9体の仏様がおられ、別名、九体寺、とも呼ばれています

美しい写真入りのパンフレットがいただけます
内部は写真撮影はできませんので、これで仏様を想像して下さい
静謐な内部、観光客は10人もいませんが、お寺の方もたいへん静かにお堂を守っておられます

きれいなカードもたいへん美しく、お安い

これが入り口への馬酔木の花々
堀辰雄の本には、妻が「馬酔木の花を掌にのせて、もてあそんでいた・・・」の
記述がみられます。何本か垣根のように植わって咲き誇っていました
そのまま奈良にかえればよかったのですが、もう少し上にもお寺があるというので
バスで上がりました、そこには私たちともう一人の女性だけ
お花はきれいでしたが・・・なにか興ざめでした、仕方ない
もう奈良行きはなく、JRの隣の駅までのバスにのった(その日最終のバス)
長年の夢がかないました。夫はこれで浄土に行ける、なんて言ってます
堀辰雄は帝国大学国文科ということですが、プルーストや、ヴァレリーにも影響をうけ、「風たちぬ」はヴァレリーの詩の一節ですね、いまごろになって何か縁を感じます
中学のときの国語の先生が堀辰雄や朔太郎を朗読して下さり、その影響がいまでも残っています
(アメリカからお手紙を出したら、長いお返事をいただきましたが、それに満足して、以後文通などしなかったのが悔やまれる。若い時ってそういうものかな)
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