イメージ 1

先日、開催中の「ボッチチェリ展」に友人といってきました

トップは出口でこれだけ撮影できる、「書物の聖母」のコピーと、等身大?の
ボッチチェリの自画像(「ラーマ家の東方三博士の礼拝」から拡大したもの)

その絵の全体はこちら(はじめに展示されています)

イメージ 8
(お断り:ポストカードをデジカメで撮影したのは画像が悪いので、迷いましたが全体的にウフィッチのと取り替えました)

ボッチチェリはルネッサンス華やかなりしころ
メディチ家の庇護を受け、活躍
そのため、この絵でも、三博士などににメディチ家の代々の頭首を
モデルとしているとのこと(ウフイッチ美術館蔵)
右端手前に画家自身を描いています



まず多いのは宗教画です

イメージ 2

「書物の聖母」
美しい、人間的な聖母です
(なにしろ、普通の家庭の一室、という感じですね)

イメージ 4

「円形の聖母子」
人物がみな若くて、とても美しい
ボッチチェリの人物は(後期は除いて)とても美しいですね。
左端の女性、ちょっとみづらいですが
ヘアスタイルといい、袖なしワンピースという風に見えて
現代の女優さんのようです
(今カードをみたら、イタリア語のみで、フィレンツェのピッティ宮のもの
 一応こう訳しておきます。イタリア語少しはできます、わからないところはぐぐって)


イメージ 11


「薔薇の聖母子」だったと思います
好きな絵でしたが、カードは買わなくて
ネット上にあったので追加しました (部分)



イメージ 9

これは最晩年に描かれた「聖母子」
右端は聖ヨハネ
キリストを十字架から降ろす図、のイメージもあるとか
(右上に小さく十字架が見えます)


それから肖像画
人気画家であったボッチチェリは多くの注文を受けたという


イメージ 3


青年の像

イメージ 5

「美しきシモネッタの肖像」
当時、フィレンツェ一の美人と謳われた女性
もう少し淡い色、とても美しい絵です

イメージ 12

これもシモネッタだそうですが
ちょっと別人のようですね?
(サイト上では、この名前ではありませんでした)
構図が変わっていますね・・・



他にはフィリッポ・リッピと、息子のフィリピーノ・リッピの作品が

こちらは配られていた朝日新聞の特集のパンフ

イメージ 6

左がボッチチェリが弟子入りした、フィリッポの作品
右が息子  当時とても人気があったそう

メディチ家が失墜してからは
修道士サヴォナローラが力を持ち
悔い改めを呼びかけ
ボッチチェリも寓意画を描くようになります


イメージ 10

「アペレスの誹謗」
これは古代ギリシャにあったという絵を記述をもとに復元を試み
誹謗、罪、真実、などが人物として描かれています

サヴォナローラに影響をうけての作品は
人物が、まるで餓鬼?と思われるようなもので
芸術はやせ細った時代かと思わざるを得ません

画家の変遷、生涯をフィレンツェの歴史と共に見ることができました

「ヴィーナスの誕生」や、「春」が来ることはまずないと思われるので
日本で見ることのできるかなり素晴らしい展示と言えるでしょう
ウフィッツィには数回いきましたが、なにしろ名画だらけで
ゆっくり他の作品を見ることはあまりなかったと思います

===================

ところで
去年の秋ごろだったか
ボッチチェリの絵の人物をみていたら、ふと、アニメ(マンガ)に似ているかも
と思いました
(多分これを見ていたか、ルーブルのフレスコ画追加します)
イメージ 7

この後のダヴィンチや、ミケランジェロの大天才とは違って
そこまで写実的ではなく、陰影、遠近法も限られています

朝日のパンフの解説にも
(監修した美術史家、アレッサンドロ・チェッキ氏による)
・・・人物像は写実的ではなく、・・・理想化されている。明暗や立体感ではなく、優美な線や細微な装飾性、洗練された色彩が、彼の作品の美しさを作り出しています・・・」
日本文化とも通じる部分があるのではないか、という意見


たしかに、日本画は遠近法はなく(江戸時代に取り入れているものもありますが)
ヴォリュームではなく線が主要です。浮世絵しかり、
そしてアニメの絵も、線で描かれている
西洋に認められた、藤田嗣治の絵もそうです
そういった共通点はありますね

まあ、そんなことを考えてみました
=====================

上野の都美術館で4月3日まで開催中
機会があればぜひ行ってごらんになると良いでしょう

 にほんブログ村 外国語ブログhttps://foreign.blogmura.com/french/