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都美術館で開催中のターナー展
 
(今週はちょっと体調悪く、休講、ジムもお休みで
少し元気になったのでこれを書こうと 行ったのは10月18日です)
 
ターナーは以前から好きでしたが、日本ではあまり見られず
ロンドンのテイト・ギャラリーで見ました。
イギリスには一度しか行ったことがありません。
 
その時のものと、パリでの大展覧会がおそらく
ごっちゃになっているらしい
一緒に行った友人と話していて気が付きました。
 
現在はテイト・モダンとなっている美術館から
多くの作品がきています
 
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ジュネーヴの風景
(絵葉書を買ったもの)
もともと水彩画家として人気を博し
早くからその実力は認められていました
 
しかし、それに飽き足らず、様々なテーマを追求
 
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ここでは、「崇高」を自然の中に求めたとされる
「グリゾン州の雪崩」
雪の迫力がものすごく、なにかアニメを思わせる
(会場で配られる朝日新聞号外に掲載されていたもの)
 
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これも新聞から
「チャイルド・ハロルドの巡礼」
バイロンの詩によるもの
(折れ目がついてますが
 
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戦争にも題材をとったものが多くありますが
「平和ー水葬」
 
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しかし、なんといってもファンが好きなのは
ベニスを描いたもの
「ヴェネツイア、嘆きの橋」
この作品はまだかなり写実的
でも水に映る影が独特で
まるで人々が水から立ち上がっているように
わたしには思えます
 
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これも絵葉書です
同じベニスでも
前景は人物が細かく描かれていますが
後ろの建物はフラットに陰影なく塗りつぶされた感じです
 
 
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印象派の元祖、先駆、などといわれる
ほとんど抽象的な作品
夕日を描いたものとされますが
実は晩年の作品は、完成していたものか
未完成か、わからないものが多いそうです
 
というのも、背景の風景を描いておいて
あとで人物を描きいれることも多かったとか
意識的に抽象だったかどうか
その辺は意見がわかれるそうです
 
となると、私(たち)の好きなターナーは本当のターナーかどうか
わからない点があるということに
 
とはいえ、光の変化を追求して
色彩の美しいことには変わりなく
会場には色彩のエチュードが何枚もあります
色をおくだけで、そこに空間が出現している
海のようだったり、朝のバラ色の空のようだったり
 
時代の先を行き、印象派に大きな影響を与えたことは
疑う余地はありません
 
当時、絵画アカデミーでは
宗教画(神話)、歴史画が重要なものとされ
風景画は低い位置にありました
それはフランスでも同じことで
風俗画(生活を描いたもの)も低く見られ
印象派が風景や庶民の水遊び、酒場などの
身近な題材を扱い、それが注目を集めるようになったのは
たいへん新しいことだったのです
 
ターナーは風景の中に文学的要素を取り入れることにより
(チャイルド・ハロルドなど)みずからの位置を高めようとしたとのことです
たとえばほぼ同時代のフランスの画家、ドラクロアが
サン・シュルピス教会に壁画を描くようにはいかなかった
カトリックの国ではないから
 
 
 
ところで、イギリスにあるもっとも偉大な絵画は何か?
という問いに、イギリス人は、迷うことなく
ターナーの「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール号」を
選んだということです
「美の巨人たち」で放送されていました
あー、ターナーらしい絵がこないな?、と思っていましたが
この放送を見てやはり見に行くことに
 
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ネット上で拝借しました
ナポレオンと闘い勝利をおさめたネルソン提督率いる艦隊
それも損傷が激しく解体される運命に・・・
テメレール号はうしろに白く亡霊のように描かれています
 
またこの絵は、007最新作、スカイフォールにも出てくるとの指摘
それで録画を見てみると
ナショナルギャラリーで待ち合わせて
若い Q から
ハイテク武器を受け取るところの背景になっています
時代遅れになりつつある 007
イギリス人であればすぐにこの絵がある意味がわかるという仕掛け・・・
 
上野の都美術館で12月18日まで開催中
ぜひどうぞ
 
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