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先日、友人と、アンソールの展覧会にいってきました
新宿の損保美術館(11月11日まで)
アンソールはベルギーの画家(1860-1949)
フランドル絵画(レンブラント、ルーベンスを代表とする)の系譜のなかで
見て行こうというものです。
 
レンブラントの自画像を模写したもの、ルーベンスの小品
17世紀あたりから、また同時代の作品も展示されています
 
トップの写真は、この展覧会のポスターにもなっている
「陰謀」
仮面をまとった人々に囲まれる男性・・・どんな陰謀に巻き込まれていくのでしょう?
 
「写実と幻想の系譜」という視点ですが
レンブラントたちの写実に対して、
ブリューゲルの幻想的な(寓意的な)絵画
この両方の流れのなかにある、ということのよう
 
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こんな日常の風景を描いたものもあります
 
 
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こちらは購入したカードのため、画像が鮮明ではないのですが
当時の日本趣味、侍を描いたうちわなどが見られます
 
しかし、なんといってもアンソールといえば
ガイコツなども描かれた幻想、異様な場面が有名
 
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静物画ではありますが、左端に不思議な人物
 
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特徴的な赤(茶)、ブルー、黄色、白のうつくしい静物画
 
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ガイコツの頭をした自画像  「絵を描く骸骨」
 
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「首つり死体を奪いあう骸骨たち」   
これは以前、日本の別の展覧会で見ました
ガイコツは、中世からの danse macabre  死の舞踏との関連として
解説されていました
 
 
日本美術の影響で、鬼 のような キリスト像 という
 
 
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木彫の仁王さまのようでもある
 
 
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これはちらしの一部、トップの絵ですが、
よくみると赤い服の女性の肩には、髪のない日本人形が
また、奥の茶色の顔は山伏のようにも見えます
 
 
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これは当日は展示されていなかった(カタログには載っています)
ルーベンス風の自画像のある群衆の図
 
 
実は、アンソールを知ったのは、フランス19世紀の詩人、
ボードレールを勉強しているなかで、
「群衆」という散文詩(「パリの憂鬱」)との関連です
芸術家は世の中の思想、とまでいわなくとも
気分を敏感に感じ取って、人々に先立って表現するものです
 
一節を引用しましょう
 
「大勢の人波のなかに身を浸すのは誰にでもできるものではない。
群衆を楽しむにはそれなりの技がある。・・・
 
多数と孤独。活き活きと多くを生み出す詩人にとっては、このふたつの言葉は
同じ価値をもち・・・
 
詩人は思い通りに自分であったりまた別人であったりできるという
比類ない特権に恵まれている。肉体を探し求める、あのさ迷える魂のように
望むときにどんな人間のなかにもすべりこむ・・・ 」
(拙訳 大学書林語学文庫 をすこし改訳)
 
そんな大都市(19世紀の産物)の中での
人々のもつ孤独と一体感の感覚をアンソールも描いていると考えられます
 
日本ではあまりみる機会のない、アンソールの絵を
ご紹介しました
今月1日に行ったのですが、感謝デーとかで入場無料
かなりの観客が訪れていました
 
来月まで開催中、興味のある方はおいでになったらいかが?
小さ目の美術館で、常設のゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンの絵もみられます
 
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