
この日は疲れたのか、大したことはしていない。
パリに来ると食べたいのがモロッコ料理。クスクスも良いが、カサブランカで食べた、タジンの味が忘れられない。
タジン tajine 最近では タジン鍋を日本でも売っており、レシピが雑誌に載ったりして広まりつつあるよう。蒸し煮は体にも良いというのだろう。
お天気も良いので歩いてサンシュルピス教会 Eglise St-Sulpice に向かう。ところが全面改修中。中はかび臭く、急いで逃げ出す。
周辺には以前は古本屋が多かったはず・・・なのに、ファッションのお店ばかり。ちなみに無印も、MUJI としてこの辺りにある。

これはその辺に放置されて、落書きだらけの車。
で、サンミシェル大通り Bd St-Michel を東に入った
Rue de la Harpe アルプ街に行く。ここはまあ観光地であるが、気軽に入れるモロッコ料理屋があり、前もわりとおいしかった。
あたりは賑わっている。タジンもけっこういいお値段。
puneaux (プルーン)の入ったものはちょっと高めなので、
caille カイユ=うずら のタジンにした。
待っているうちにお客はどんどん入ってくる。カップルとか4人連れ。
一人はだんだん淋しくなってくる。
タジンが来た。上の写真がそれ。うずらと、タマネギ、オリーブの実、
レモンが入っている。うずらはおいしいが、レモンは皮のせいか苦い。全体に濃い味。ちょっとうすめのカレー風味。やっぱり甘いプルーンの入っているほうが良かった。
~にすれば良かった・・・ J'aurais dû .... これは言いっこなしなのだが。
ミントティーも注文したので、これに甘みを求める・笑
どうにも悲しいので、店主に話しかけたり、写真を撮ってもらったり(いかにもわびしい顔をしている・・・)。4年前にモロッコに行ったのよ。というと、ユーロになってから良くなった、という。
そりゃそうだろう。日本と違ってフランスは物価は上昇しているが、特にユーロになって、レストランなど円換算ではかなり値上がりしている。
以前は50フラン(1000円弱)ほどでも、アントレ、メインにデザートつきでクスクスを食べられたのに、今は1品で10ユーロ以上する。ほくほくに違いない。

店の外観。COUSCOUS クスクスの文字が見える。
外にいるお姉さんにも話しかけた。店にはジャン・レノ来店の写真も。
これからどうしよう・・・と思いつつ、ノートルダムの横を通って、サンルイ島に向かう。その橋の上で、(名前を忘れてしまった。買ったパリの地図が見当たらない・・・)おっさんたちがブルースをやっている。
これは腹ごなしにちょうど良い。通りがかりの人たちも大勢聞いている。

ほんとに泥臭い昔ながらのブルース。真ん中のヴォーカルが、主に英語で話しながら歌っていく。それがのんびりしていてなかなか良い。
たまにフランス語。なんでもアメリカでやっていたが、有名になってやろうとパリに出てきた。CDもあるので、俺達が有名になったら、ああ、あの時の連中かと思い出してくれ・・・。

娘はサックスをやっていたので、この写真を撮る。
CDを買う人もちらほら。バンドはおかまいなしにどんどん曲を続けていく。わたしもうっかり?買ってしまった。15ユーロ。(悪くはなかったが、30分もしないうちに終わってしまう。ライブの感じのほうが楽しい。しかもフランスで出したようだ。)
サンルイ島。観光客が大勢。

例のアイスクリーム屋、ベルチヨン Berthillon は大きくなって島の入り口に大きなカフェを作った。また一人で入るのもいやで、もとの小さい店でフィガロ(日本の)お薦めのミラベルを注文。うーん、カシスのほうが・・・。またもや J'aurais dû である。
(J'aurais dû en prendre une au cassis... )
詩人ボードレールは若き日に、このサンルイ島に住んでいた。豪奢な館もあり、また当時はパリのはずれになり若い芸術家も住んでいたという。
現在その部屋は住人がいるので訪問はできない。サンルイ島はいまでは超がつく高級住宅街。なにしろセーヌ河に囲まれている。


かなり気分も良くなった。
前回行ってあまり収穫のなかったジベール書店のCD店のほうに行き、
(中古がほとんど)探して リタ・ミツコと、以前セリーヌが送ってくれた Coeur du Pirate のアルバムがあったので、購入。この2枚はとても良かった。1枚8ユーロ。
くたびれて帰る。夜は簡単に。
TVをつけると、France3でオペラをイタリアから生中継するという。
ヴェルディの「リゴレット」
風の中の 羽のように~♪
というアリアが有名。だが見たことはない。オペラは長いし、まあすこしだけ見よう。
主役のリゴレットは、有名な プラシド・ドミンゴ
彼はテノールからバリトンに変わった。年齢のせいで高い声がでなくなったからだ。 そして、悪党の役が
なんと!
ルッジェーロ レイモンディ!!!(ライモンディ)
大ファンなの。これは見なくちゃ!なんてラッキー。
あわてて食事を作りTVの前に座る。(宿泊したstudio はキッチンは別の部屋)
でも、はじめのところを良く聞いておかなかったので、ストーリーがよくわからない。リゴレットはもちろんイタリア語。フランス語の字幕を見ていると歌手を見損なう・・・。
レイモンディさんもちょっと出てきた。
リゴレットの娘役=ソプラノは美しく、きれいな声。歌もなかなかうまい。
天が二物も三物も与えた人でないとオペラ歌手はつとまらない。
わたしは女声はあまり好きではないが(カラスは別)彼女は良かった。
「リゴレット」は素晴らしいオペラだ。
第一幕が終わる。 と なんと!
続きは明日。明日はわたしセリーヌと約束していて、彼女の住んでいる
ルーアン Rouen に行くのよ・泣
うれしいのとがっかりしたので、この日は寝る。
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ところでこのオペラ、フランス語の先生をしている友人が、偶然日本で
TV5で放送したものを録画したという!なんという偶然。天にも昇る心地であった。
でも、
彼女もよく見ていなくて、録画されていたのはこの第一幕のみ。
それでも送ってもらってよく見たら、共同制作の放送会社のなかに
BBCなどにまじって、NHKも! これは絶対日本でも放送するに違いない。わたしはお正月とにらんでいる。
リゴレットのリンク.
これが一番雰囲気を伝える写真を載せている。劇場ではなく、宮殿。しかもストーりーの展開するマントヴァで。時間も内容どおりに上演したのである。
これでおしまい、あれこれの一日。
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