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écrivaine
これは 作家、小説家を表す単語
écrivain の女性形です
カルチャーで教えている友人から
テキストにでてきたけど、こんなのあるの??
とご質問
はい、今では職業を表す女性形はいろいろあります
でも
わたしたちがフランス語を習ったころ、
une écrivaine という単語はなかった!
一般的に「男性の仕事」と思われていた名詞は
女性形がありませんでした。
それで femme écrivain などと
まえに femme をつけたりしていました
日本語でいうと「女流~」という感じですかね
しかし、日本でさえ、女流がなくなって久しい
このごろジェンダー論が盛んで
それはフランスも例外ではないようです
いわゆる、「職業、身分を表す名詞」の女性形が
どんどんつくられるようになりました
(すでにある女性名詞化する規則は下に置きました)
女性形のないものは例えば
professeur, écrivain, médecin, ministre
教授(高校以上の先生) 小説家 医者 大臣
いくつかには女性形ができました。
たとえば次の記事
Boulangère, avocate, aviatrice, éditrice, institutrice, pharmacienne, préfète…. Pour plusieurs noms de métiers, la féminisation est d’ores et déjà d’usage.
(boulanger, avocat , aviateur, éditeur, instituteur,
pharmacien, préfet がそれぞれ男性形)
パン屋 弁護士 飛行家 編集者 先生(中学の)
薬剤師 知事
訳 「 などなど・・・いくつかの職業の名前については、女性形 はすでに慣用になっている」
最後のpréfète 知事、 は初めて目にしました
(日本とは違い、公務員で、選挙ではありません)
こちらのサイトでは、様々な職業、称号などの女性形を調べることができます(アルファベット順になっている)
https://www.espacefrancais.com/feminisation-des-noms-de-metiers-titres-grades-et-fonctions-lettre-a/
ちょっと見てみましょう
お医者はどうなっているでしょうか?
un médecin ですが、
女性形の
la médecine は 「医学」という意味の単語として
すでに存在します
médecin - médecin(e)
カッコがついており、女性形はあまり使われないようですね
こういう風にe をつけられない、(意味が変化する)とか
e で終わっている単語は
冠詞で区別するのが一般的
たとえば ministre 大臣
une ministre, la ministre などとします
市長さんも la maire de Paris ( 男性の場合は le maire )
→ パリ市長
Anne Hidalgo さん、現在、女性の方です
さらに、chef はどうするか、 cheffe, chève など様々な形がでてきて大混乱だったそうです
上のリストでは
chef - chef
と、無変化
注に
cheffesse ( chefesse ) は存在するものの、
familier, péjoratif, 俗語で軽蔑的だそう
たしかに、こうやって書いてみると
-fesse フェスはお尻、の意味があるので
音的にヘンなのでしょう
フランス語はあたらしい言葉を滅多に認めない言語でしたので
(外来語は別として)
画期的です!
職業の名詞の女性形はどんなものか?上のリンクで調べてみるのも一興かと(リンクができていませんでした。失礼)
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文法的に規則のあるものを以下に参考まで
1 employé - employée 会社員、従業員
2 infirmier - infrimière 看護師(看護婦)
3 directeur - directrice 部長、校長など
4 pharmacien - pharmacienne 薬剤師
それほど男女の数が偏っていない職業については
従来の文法規則に従って
1 e をつける
2 ier → ière
3 teur → trice
4 en → enne
などとなっています
maître → maîtresse 幼稚園、小学校の先生
もあります(chef を作ろうとした変化のもとかと)
コメント
コメント一覧 (13)
NHKのフランス語テキスト4月号の後ろに星の王子様の「献辞」が載っています。これを読んだとき、レオンというのは女性の名前なのかと混乱しました。
A LEON WERTH レオン・ヴェルトへ
Je demande pardon aux enfants d’avoir dedie ce livre a une grande personne.
この本を一人の大人にささげたことを、子供たちは許してほしい。(中略)
cette grande personne habite la France ou elle a faim et froid. Elle a bien besoin d’etre consolee.
この大人の人はフランスに住んでいて、そこでおなかをすかして寒い思いをしています。まさにその人を慰めてあげなければならない。
(末尾に) LEON WERTH レオン・ヴェルトへ
QUAND IL ETAIT PETIT GARCON 小さな男の子だったころの。
男性でもpersonneを使うと、その代名詞はelleになるんですね。
びっくりしました。
英語版も出版されているとのことですが、このElleのところはSheになってるのでしょうか。検索しても出てきませんでしたのでお伺いします。
matmi
がしました
NHKの毎日フランス語で次の文が載っていますが、アシーズの用法がよくわかりません。
過去分詞か、形容詞だと思いますが、女性形です。
J’aime manger le sukiyaki autour d’un chabudai assise sur le tatami.
私は、畳の上に座ってちゃぶ台を囲み、すき焼きを食べるのが好きです。
辞書を見ると例文にElle s'est assise sur le canape’.とかあります。
文の途中のchabudaiの後ろに形容詞?か過去分詞?出てくるのがよくわかりません。現在分詞のasseyantとか来ないんでしょうか。
matmi
がしました
電子辞書の仏和のelle を見ると、elleのさす人間は女性とは限らないとして、La brute a-t-elle frappe Pierre,荒くれ男がピエールを殴った、
La victime, elle etait agent de police,犠牲者はなんと警官だっという、例がありました。
matmi
がしました
すみません、あまり関係ない投稿です。
matmi
がしました
春菜さんが出ていたのは、テレビフランス語でした。すみません。
matmi
がしました
また質問です、お願いします。たびたびすみません。
NHKラジオフランス語にperceuse-visseuse電動ドリルドライバーという語が出てきました。辞書を見ると、それぞれの男性形perceur は穴あけ工員、visseurはネジ締め工員、女性形になると工具でドリルとドライバーです、器具になると女性形になるものが多いんでしょうか。
もう一つ別の質問です、prendre un demi peche というのに対し、250mlという説明がありました。Un demi de biere brune黒ビールジョッキ1杯(二分の1リットル)と辞書にあります。
どうして量が違うのでしょうか。
matmi
がしました